SMC PENTAX FA77mm F1.8 Limitedというレンズを購入してしまった。

FA Limitedレンズは、既成概念にこだわらない焦点距離、独特の描写、アルミ削り出しの外観が特徴的なフィルム時代に作られた3本のPENTAXレンズの総称である。
焦点距離は31mm、43mm、77mmの3本柱に分かれ、その中の一つの77mmということになる。
元は35mmのフィルム用に設計されたもので、それをAPS-Cサイズのデジタルカメラで使う場合、中央部を切り出して使うため、実際は焦点距離のx1.5相当(120mm)の望遠となる。

独特の描写とは、通常レンズの設計には膨大な作業が必要なためコンピュータを用いるのが一般的であるが、このレンズに関してはコンピュータを使わず人の手による官能評価により作り上げられた、ということ。

また、アルミ削り出しによる高品質な外観、七宝焼きによるフィンガーポイントなどが特徴となっている。

31mm、43mm、77mmの3本のうちどれを先に買おうか悩んだのだが、ふんわりした描写がポートレートに最適という評判であり、ポートレートを主体としているので、ついつい買ってしまった。


まとめ
・アルミ削り出しの質感は極めて高品位
・コントラストが高く、描写が繊細で柔らか
・ボディ内AFなので多少の駆動音はするがピントもそこそこ早い
・ポートレート向きではあるがスナップでもきれいな描写をする
・しいて上げればフィルム用の設計で、APS-Cのデジタルでも使えないことはないが、1.5倍になるので望遠気味
・1本持っておけば間違いなく幸せになれる

≪メーカーHPより抜粋≫
肉眼で人を見る感覚に近い中望遠レンズ。

高屈折率ガラスやゴーストレスコートなどの技術を惜しみなく注ぎ、最短撮影距離0.7mまでメリハリの効いた描写力、微妙な陰影まで写しこむ階調豊かな表現力を実現。F1.8の明るさと、9枚絞り羽根による自然なボケ味が、作品に深みをもたらします。コンパクトなアルミ削り出しボディに、七宝焼きのフィンガーポイントが光ります。