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○と○

☆被災地ボランティア(避難所調査員)
☆フェアトレードを主とした貧困問題
☆ネットショップ開業
☆フィリピン(セブ島)について

今回は、バカオコさんのバナナチップスに使用しているバナナのお話ですバナナ

以前バナナとフィリピン人の生活の話をしましたが、バナナにはなんと300種もの多くの種類があるんですねビックリマーク

日本に輸入されているのは、キャベンディッシュ (Cavendish)という種類のバナナになりますバナナ




しかし、現地フィリピンで最も愛されているのは、この調理用バナナのカルダバ種

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バカオコさんのバナナチップスはこのカルダバ種を使用しています。バカオコさんいわく、カルダバ種が一番バナナチップスに適しているようです。

カルダババナナは一般のものよりもだいぶ短いバナナです。10cm程でしょうか。






現地ではおやつとしても、主食としても食べられています。調理方法も蒸したり煮たり揚げたり様々。

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現地での僕の経験としては、蒸してor煮て料理されることがほとんどだった気がします。

熱する事で甘みはでてくるのですが、甘みの少ないさつまいものようなので、喉がかわいてしまうあの感覚です。満腹感はありますね!

バカオコさんにお願いして、砂糖抜きのバナナチップスを味わったんですけど、バナナの味はしつつも甘みはほとんどありませんでした。




そして、フィリピンにはこんなケチャップがあります。

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ケチャップといえば、普通はトマトですよね。

けどフィリピンのケチャップは、驚く事に調理用バナナの実を煮込んでつくられるバナナケチャップがメジャーなんです。(赤に着色しています)

お味は、トマトケチャップよりも甘いです!特にバナナの臭いがするわけでもなく、甘めのトマトケチャップのようなものですね。

ちなみに、Kapwaが連携してるSPFTCではマンゴーケチャップも作ってます!めっちゃ美味しいですよぺこ

いつも帰国時に買って帰っています(笑)







このカルダバ種の栄養についてなのですが、どうも他のバナナより優れているようです合格

wikipediaでは、生食用バナナ(デザート用のバナナ)よりデンプン、繊維質、ビタミンA等が豊富。と記載されてて

海外のサイトを調べてみると、根がどのバナナよりも深いので、他のバナナよりも栄養価に優れている。と記載されてました。


出典が曖昧だったので、近い内に時間があれば、詳しい資料を探しに図書館へいってきます(^^ゞ

ほとんど輸出入されず、現地で親しまれるだけのカルダバ種の情報はとても少ないのです(・。・;










ちなみにバナナは「手軽に安く食べられる。そして健康にも良い!」として、今では日本で最も消費量の多い果物になっています。

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※農林水産省

ミカンは若者が酸味を嫌う傾向があり、リンゴ等は皮むきが面倒だからだそう。



バナナが安いのは、フィリピンの労働問題に大きく関わっているんですけどね。

労働者搾取・自然破壊・農薬で安く生産されるバナナ。価格競争に負けて果物が売れず、衰退する日本の農業。

買う時には「安い!ラッキー♪」程度なんですけど、こうやって考えると、公正な価格で取引されていない事は、なにも良い事がないですよね。

日本の果物も一部はブランド価値がついて売れていますが、無農薬の手間はハンパじゃないそうでほとんどの無農薬を頑張ってる農家はかなり厳しい状況です。

Kapwaが頑張って世の中を少しずつ変えていければと思います!!!

『バカオコさんのバナナチップス』再入荷は年末にむけて調整中です。

Kapwaが販売しているバカオコさんのバナナチップス

原料のバナナの調達先にしているバラアス地区の農家に、「なぜフェアトレードが必要だったのか」、そして「フェアトレードでどのような変化が起き、今後どのように変化していく可能性があるのか」をより詳しく、わかりやすく紹介したいと思います。


まずはじめに共有しておきたいのですが、Kapwaは現地のフェアトレード団体『SPFTC』と連携しており、SPFTCのフェアトレードコミュニティーとKapwaが直接取引を行っています。

ただしKapwaは小規模な運営ですので、長期的で専門的な支援が難しい状態です。

そこでKapwaからSPFTCへ買い取り価格の20%を支払うことで、間接的に持続的、専門的な生産者への支援をしているということになっています。

さて、それでは具体的なフェアトレードの効果について、特にNAMABAへ大きな影響を与えているものから順番に紹介します。



①組織化による農家の地位向上

<<問題>>

フィリピンは、まだ多くの土地が農地解放されずに残っており、地主と小作農の関係が根強く残っています。小作人は場合により4割~9割の作物を納めることもあります。
フィリピンには農地解放を進める法律があるのですが、富をもつ地主は権力をもつことが多いため、ここ20年でやっと半分の農地が開放された程度の状況です。
こういった権力をもつ地主は、小作人の主張に対して弾圧的です。法律に定められた小作人の権利を無視し、賄賂で警察を見方につけて横暴に振舞う事もあります。

バラアス地区では、2007年に地主が強引に鶏舎の運営を行い、これにより近隣の農家宅に衛生的な問題を及ぼしました。小作人の反対に対して、鶏舎での雇用創出や、医療支援などを約束するとしていましたが、4年経っても一つも守られる事がありませんでした。
農家側が裁判にもっていこうとしても、弁護士や体調の都合を理由に欠席を繰り返すなどで問題は進展しませんでした。

「地主」対「個々の農家」では、権力や教養、お金、様々な面で圧倒的に農家の方が不利なために、このように農家の主張が正しくても問題が解決されないことが多くあるのです。

<<フェアトレード>>

フェアトレードでは、こういった状況にある生産者(農家の人達)の地位を向上させるために「生産者の組織化」に取り組んでいます。
1人や数人で地主と対立しても、うまくいかない事がほとんどです。そこで、地域の農家同士で組織をつくることによって力をつけ、組織内のメンバーが抱える問題に取り組もうというものです。

バラアス地区ではNAMABA(バラアス地区農民団体)を組織し、2011年2月に鶏舎問題についての会合を開き、地主へ鶏舎反対を訴え、地方自治体の仲裁により、鶏舎の運営停止処分が下りました。

また、フェアトレード団体や、NGOによる寄付金等をNAMABAで管理し、メンバー内で病気や事故などのお金が必要になった時に使えるお金として運用しています。

月給4~6千円の農家の人達にとって、緊急にお金が必要になったとき、お金をもつ地主や仲買人などに借金をすることがあり、200%などの高額な利子がつけられることがあります。組織化は、そういった高額な借金を避けることにもつながっています。




②買い取り価格

<<問題>>

途上国では車等の運搬手段が田舎の貧しい農民までは普及していません。その為、自ら市場へ作物を運ぶような手段がない小規模生産者は、仲買人や地主の買い取りに頼るしかないという状況になってしまいます。
仲買人や地主はそれを良い事に、自分達の領域をつくり市場価格をごまかしたりして搾取している事があります。

<<フェアトレード>>

SPFTCでは、農家の人達から作物を買う毎に、NAMABAとミーティングを行い、農家の事情や市場価格を踏まえて価格を決めます。

作物の出来の善し悪し、大きさなどで価格差を決めず、一定価格で買い取りを行います。時には仲買人の買い取り価格の3~5倍になる事もあります。






③環境保護

<<問題>>

フィリピンでは主にバナナやアブラヤシからのパームオイルを多く日本に輸出しています。大農園で働く人のなかには農薬について十分な知識のない農民達が健康被害をうける事が多くあります。ILO(世界労働機関)は、児童労働において最も農作業が危険であると位置づけています。そして、作物生産のコスト削減のため、大規模農園は森林を開拓する事が多く、農地開拓のための森林破壊もとても大きな問題です。

セブ島の農家では、貧しさのあまり森林を伐採し木材を売る以外に生き抜く手段がない状況に追い込まれる事があります。

Kapwaで取材をしたところ、農家の人達は森林がなければ生活水の確保に影響が出るという事も、生態系への影響等についてもよく知っていました。ただ、それがわかっていても、貧困の為にそうせざるをえなくなることがあるのです。

雨季と乾季を繰り返す気候の為、乾季には水源まで1~2時間山道を登り降りして水汲みをすることもあります。現在、世界中で水不足が大きな影響をもたらしており、8秒に1人は水を原因とした病気で亡くなり、さらに水不足を理由に紛争が起きている国もあります。

<<フェアトレード>>

農家の人達の収入が向上することにより、森林伐採しなければいけなくなるような事態を防ぐことができます。

また、森林を破壊する大規模農園のやり方に反対し、小規模農家による森林農法、無農薬栽培などを推進しています。森林農法とは、森を残し、森の中で作物を育てる方法です。

Kapwaのバカオコさんのバナナチップスに使用しているバナナは、無農薬、プランテーション栽培でないバナナです。






④技術向上
<<問題>>

小規模な農家、貧しい農家にとって、自然農法をやろう。もっと作物を多く育てる方法をとろうという意思があっても、その為の知識やトレーニングの機会がない事がほとんどです。

貧しい為に教育費が確保できず、大学にいって知識を得る事もかなり困難なのです。

<<フェアトレード>>

フェアトレード団体では、農家の人達の生産性向上や、より良い品質の作物(製品)をつくるために定期的な技術トレーニングや、講義を行っています。

SPFTCでは、提携農家の人達にまず環境問題に関する教育をして、低・無農薬などの専門家や大学のインターン生などが技術トレーニングを行っています。





⑤エイズや児童売春

<<問題>>

途上国では売春やエイズが大きな問題になります。仕事が少なく、性産業に従事せざるを得ない事が多くあるからです。フィリピン・セブ島はリゾート地として知られていますが、ここも例外ではなく歓楽街、児童売春がたくさん存在しています。

児童売春に従事する子供達の多くは、田舎から仕事を求めて出稼ぎにくるような子供達です。しかし都会だからといって仕事がたくさんあるわけではなく、多くの子供達が性産業に従事しています。実家の親族の目を離れた子供達は犯罪に手を染めたり、エイズに感染したり、泥沼にはまっていくことになります。

<<フェアトレード>>
田舎の貧困がなくなる事によって、都会に子供達が出稼ぎにくるような事をなくす事ができます。結果として売春の被害にあう子供達を減らすことができます。

家計収入が増え、子供達が教育をうけるようになれば、結婚し子供をもつ時期も送れるので、人口増加の解決策にもつながります。





以上、NAMABA地区で特に関連のあるフェアトレードの効果について紹介しました。

バラアス地区は、2011年からフェアトレードのコミュニティーとして連携している地区で、かなり最近フェアトレードの取引をするようになったところです。

ですので、今後もっとたくさんの効果がでてくると思います。情報が入りましたら、随時紹介します。

又、NAMABAの土地問題についてのさらに詳しい事は、以下の記事で紹介していますのでご覧下さい。スタディーツアーの報告として書いたものです。

『30~31日 シボンガ地区にみるフィリピン農家が抱える社会問題』 2011年09月16日

『NAMABAへのフェアトレードからのサポート』 2011年09月17日
12月1日は世界エイズデーでしたね。

去年の12月1日の記事こちらです。『今日は「世界エイズデー」』

過去に僕が書いたエイズの記事をリンクしています。

後、今年5月にも、国内エイズに関する報告と共にエイズに関するコメントをしています。

『国内エイズ発症者、過去最多。国内のエイズ事情をすこし紹介』


そして今回は、フェアトレードとエイズというテーマで、エイズ(児童売春)の話をしたいと思います。




僕は関西外大のゼミで、船越教授のゼミを受講していて大変お世話になりました。外務省でお仕事をされており、JICAアドバイザーなども務められた方です。

そして、貧困問題の話をするときに、このような話を何度かしていただきました。

「フィリピンでは、マニラに電車が到着したら30分以内に子供達を保護しないといけない。そうしないと犯罪組織に子供達が連れて行かれ性産業で仕事をさせられてしまうから。」


性産業で働くほとんどの人は、仕事がなくその仕事以外に選べない。もしくは、お金が必要な状況になってしまい性産業に踏み込んでしまう。といった貧困の理由からです。


そのなかには、貧しい田舎から仕事を求めて都会に出稼ぎにきた子供達もたくさんいるのです。

しかし、都市にきたからといって仕事があるわけではなく、結局は性産業などの劣悪な仕事に就く事になるのがほとんどです。

田舎から都会にでてきた子供達にとっては、なにも情報がない状態。そのような子供達を狙って犯罪組織の人間がうまく言葉で騙して、性産業に無理やり従事させるような事もあるのです。

だから、都会に出稼ぎにきた子供達を急いで保護しなければいけないということなのです。

これは、フィリピンだけではなく、タイ、インド、バングラデシュ等、途上国全域において言える事です。





最近、児童買春問題に取り組む日本のNGOとして、かものはしプロジェクトさんが知られるようになってきています。

ある記事で、07年までは都市部での活動をしていたらしいのですが、07年以降は田舎での活動にも力を注ぐようにしたと書かれてあります。

それは、売春問題の大きな原因の一つとして、"田舎での貧困"が大きなものだったと気付いたからだそうです。

田舎での生活が貧しく、その結果として子供達が出稼ぎに都会にでてくる。そしてその子供達が性産業に従事させられてしまう。

問題の根底は田舎の貧困にあるということだったんですね。



つまり、田舎の貧困問題が解消することで、田舎の貧しい子供達が都会に出稼ぎにこないですむようにする事。これが売春問題の根底にアプローチすることにつながるのです。

そしてフェアトレードの食品を買う事も、農家の人達の生活の改善につながり、農家の子供達を、児童買春のリスクから守ることにつながるのです。



子供達が出稼ぎの為に、親の目を離れてしまっては、犯罪、売春に走ってしまう子供達を親が阻止することはできません。

エイズの問題。売春を止める為の、最も徹底したアプローチは"田舎の貧困を解決させる事"なのです。

フェアトレードは、それを可能にする活動の一つです。






Kapwaが取引をしているセブ島にもたくさんの歓楽街があります。

中には、単純にお酒やビリヤード、ステージを楽しむものもありますが、売春を目的にしたお店、外国人客がほとんどです。

そこで働く子供は、身分証を偽って働いている子供もたくさんいるので児童買春の実態は未知数です。

中には警察に賄賂を渡して働いているような子供もいるようです。(フィリピンでは子供が売春をするのは重罪。もちろん買う方も大変な重罪です。)

最近では、インターネットのビデオチャットで売春する子供達が増えているようです。





ちなみに、終始この記事で「女の子」と言わず「子供」と表記したのは、売春をするのは必ずしも女の子と限らないからです。なかには男の子が、同性愛者の相手をする事もたくさんあります。






最後に、Kapwaのバナナチップスですが、大変好評を頂き、現在品切れとなっております。

昨日、販売開始からちょうど1カ月。広告を一切だしませんでしたが、口コミの力だけで売り切れましたクラッカー



現在、12月末頃の再入荷に向けて調整中です。

過去に御注文頂いているお客様へは、再入荷の日程が決まり次第、御登録頂きましたメールアドレスへ再入荷をお知らせさせて頂きます。

再入荷情報を御希望の新規のお客様は、Kapwaお問い合わせフォームへ御連絡下さい。

タイトルに、「バナナチップス再入荷情報希望」と入力ください。

お問い合わせ内容は空白でも結構です。Kapwaへの御意見等お書き頂ければ大変嬉しく思います。


Kapwaのバナナチップスも、エイズ撲滅、児童売春撲滅への第一歩となっています。

今回バナナを提供してくれている農家の人達についての詳細は、生産者の紹介ページにてご覧いただけます。