選挙、のこり20分。若者の投票率がとか・・・。 | ○と○

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☆被災地ボランティア(避難所調査員)
☆フェアトレードを主とした貧困問題
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☆フィリピン(セブ島)について

若者の投票率が低いってテレビでもネットでも指摘されます。

若者の投票率が下がっているのは、車離れと似てるところがあると思うのです。

大きく日本の社会を変えてくれそうな魅力的な政治家がいないし、若者の生活が苦しいとは言われつつも、若者は若者で自分の世界の中では実は幸せな生活をおくっていたります。

数パーセントの景気の変動で一喜一憂している政治家に対して、実感なき経済成長で育ったバブルも知らない平凡な若者にとっては、政治よりも新しい携帯やアイドルグループの方に興味をもつのは当然。

そもそも若者に投票に行けと説教する前に、首相が3500円のカレーを食べた事を叩くようなマスコミをどうにかしないといけないと思います。
こんな報道で育ってきた若者が本当に1票の価値を噛み締める事ができるわけないと思うんですが。

よっぽど明確な変化が自分たちの世界に表れてこない限り、若者にいくら1票の価値を語ったところで若者の投票率はなかなか上がらないと思います。



とはいえ、20代の一人として同じ若者には投票に行ってもらいたい。

フィリピンで「選挙の時期になると偽札が多く出回るから気を付けてるんだ」って目の前でお札全部をチェックされた時には驚いた。
お金を持ってる地主や政治家はお金で警察を動かして、自分たちの意思に反する農民やスラム街の人達の権利を奪ってます。不当逮捕とか横暴なことも結構あります。助けを求めても法律よりも強い存在っていうのが結構います。
子供たちに栄養剤を配布している政治家が、予算を教育にまわしていない張本人だったりね。

アジアでまともな政治があるのは日本と韓国とシンガポールだけだって大学のゼミの教授がポロっといったことがありますけど、本当にその通り。

Kapwaの理念としてですね、海外でいまこの瞬間に不当に権利を奪われている人たちや、搾取されている現状を伝えれば、日本での不当な労働や奪われていくものに目を向けたり、今当然のように存在しているものの価値に気付くきっかけになるんじゃないのかなと思ってやってるところがあるんです。

日本だって一昔前は今では信じられないようなことがたくさんあって、その痛みを知っている老人たちはだからこそ選挙にいってるんです。暇だから老人の投票率が高いってわけではないです。

僕ら若者にとっては投票にいくのは義務教育とされてる学校に行くのと同じように、ダルくて、よくわからないし、投票にいっても賢くなった気になれる自己満程度にしか思えないっていうのは僕も感じてる事なんですけど、ここはひとつ賢くなって投票に行こう。

応援する政党や候補者がないなら、嫌いな政党や候補者の敵に投票するだけでいい。
だいたいどこの田舎でも10分で行ける範囲に投票所あるでしょ☆