7月28日、三条市図書館等複合施設「まちやま」のサイエンスホールで、八十里越を歩く「八十里越フォーラム」が開かれました。
八十里越とは、新潟県新潟市と福島県いわき市を結ぶ総延長304kmの国道289号道路の、新潟県三条市から福島県只見町に至る区間の、越後山脈と帝釈山脈を通る急峻なな山道を「八十里越」と呼びます。1里が10里にも感じるほどの険しい山道です。
全国には459号、総延長56000キロ(地球1.4周分)の国道があるうち、「八十里越」と呼ばれる19.1kmの「自動車交通不能区間」は、全国2番目の長さだとのこと。
(最長は国道291号の清水峠で29.2km)
この「八十里越」の自動車交通不能区間を解消し、古道でアル現在の八十里越の維持発展交流観光促進のために活動しているのが、三条市に拠点を置く「八十里越倶楽部」。
今回の「2024年八十里越フォーラム」は、その「八十里越倶楽部」が主催して開催されました。
進行は、NHK元エグゼクティブアナウンサー・NPO法人日本トレッキング協会会長の國井雅比古さん。
フォーラムは3部構成で開かれ、
1部は、「八十里越の現況」
 八十里越倶楽部代表の大竹晴義さんが、八十里越の自動車交通不能区間の急峻な山道全線を、ビデオカメラで撮影しながら走破した八十里越の現況を報告。
2部は、「黒澤明、高倉健の影武者が語る八十里越」
 足の爪を全部傷めながら自ら八十里越を体験した、新潟県聖籠町出身の映画「瞽女GOZE」のプロデューサーのTak.W,阿部さん。
Takさんは、黒澤明監督のカメラマンとして活躍、渡米して「クロサワ・エンタープライゼズUSA」代表取締役社長、高倉健のプライベートマネージャーを務めるなどを経て帰国、現在、映画プロデューサー。黒澤明、高倉健の影武者と言われる。
3部は、パネルディスカッション「八十里越の未来を語る」
 國井雅比古さん、Tak.W.阿部さん。大竹晴義さんにより、八十里越の未来を語りました。

飯山からは~映画「瞽女GOZE」などの関係で5人が参加しました。