長野市ぱてぃお大門蔵楽庭

質問1 商業施設とは、何を想定したのか?~へのご回答~ご質問ありがとうございます。
「飯山駅前市有地へのホテル」民事調停条項案を、事業者と飯山市双方が合意したとの飯山市長の発表を受け、新幹線飯山駅開業を6年後に控えた2009年に策定した「新幹線アクションプラン」以降の駅前市有地の活用を巡る経過を振り返えるための連載を継続中です。
5日、FB読者から下記のような質問をいただきました。                     
質問1 商業施設とは、何を想定したのか?
質問2  ホテル誘致に変更し、環境条例違反を第三者委員会が指摘するまで、漫然とすす      めた行政、議会からの釈明はどのようなものであったのか?また、責任はどのようにとられたのか。
質問3 今回の計画は市民施設や市民の恩恵になる施設がないようですが、3億6000万も血税を投入する理由。市民への説明はいつ、誰がするのか?
特に、かなりの優遇措置もあり、血税を投入する理由が不明。せめて、健康施設でも併設するなら理解できるが。最初の計画にはあった。
との質問です。
「3」の「調停条項」の内容に関わることは、今後市議会での議決を経て成立することで すし、飯山市からしかるべき時に説明があると思いますので、質問の「1」「2」につ いて私の理解していることを記したいと思います。
まず、「1」の商業施設とは、何を想定したのか?についてです。
 新幹線開業を、約6年後に控えた2009年3月、飯山市が策定した「北陸新幹線アクションプラン」では、
https://www.city.iiyama.nagano.jp/assets/files/kikakuzaisei/kikakuchosei/actionplan.pdf
 飯山駅前市有地3000㎡(については、当時は3000㎡とされていた。)の活用については、新幹線駅前という優位な立地条件を生かし商業を営む者が進出できる用地とします。市ではこの土地を駅前空間の重要な場所として位置づけているため「土地の細分化・転売による乱開発防止」や「良好な景観の創出」・「適正な業種の立地」など土地利用のマネジメントが必要との認識から、当面土地を売却するのではなく土地所有者として開発に係わっていくこととします。そのため一定程度の条件(建築物形態意匠条件、撤退時の建物の取り扱いなど)をつけながら、市内外の出店希望者に土地の貸付を行い駅前商業の発展を促します。市と商業者の役割分担イメージは以下のとおりとします。 
とし、具体的な土地利用のケースを例示しています。
③ 駅前市有地の土地利用 P21~P22
 <ケース1>駐車場+小規模店舗集合型土地利用とし、5店舗程度の店舗と駐車場を誘  致。特徴は、商業規模により店舗の規模が各々自由に設定できる。
私は、これは、善光寺表参道にある「ぱてぃお大門蔵楽庭」のようなものだと勝手に想定していました。
 <ケース2>駐車場+中規模店舗型土地利用とし、商業者が出資しあいながら一つの店  舗内で営業する。 
というふたつのケースを想定していました、
 ソフト面では、平成21年度に、視察・調査、22年度に条件整理、23年度に整備方針を策定、24年度・25年度に出店者公募・選定・協議会を設立、26年度運営開始
 ハード面では、 24年度調査設計、25年度駐車場工事。26年度建築・外構工事
として、2015年3月の新幹線飯山駅開業には、飯山市有地に商店街が完成させるという計画でした。
なお、このアクションプランは、当時の足立副市長が委員長となり策定し、足立氏が市長に就任したのは2010年9月~当初の計画では、駅前市有地への宿泊施設誘致は想定されていませんでした。
この計画実現のための飯山市の取り組み~ つづく
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