高野辰之の唱歌「朧月夜」の歌碑~飯山市菜の花公園に建立建立されています~
唱歌「故郷」「朧月夜」発表110年~高野辰之と飯山 1
兎追いし かの山
小鮒釣りし かの川
夢は 今も めぐりて
忘がたき 故郷

如何にいます 父母      
恙なしや 友がき
雨に 風に つけても
思ひ出ずる 故郷

志を 果して
いつの日にか 帰らん
山は 青き 故郷
水は 清き 故郷



菜の花畑に、入日薄れ、
見わたす山の端は、霞ふかし。
春風そよふく、空を見れば、
夕月かかりて、匂い淡し。

里わの火影も、森の色も、
田中の小径を たどる人も、
蛙のなくねも、鐘の音も、
さながら霞める 朧月夜。


高野辰之作詞、岡野禎一作曲の「故郷」と「朧月夜」の歌詞です。
この「故郷」と「朧月夜」2つの曲は、1914年(大正3年)に「尋常小学唱歌」として文部省の尋常小学校六年用の教科書に発表されました。
高野辰之と岡野禎一コンビにより作詞・作曲された尋常小学唱歌には。「日の丸」「紅葉」「春が来た」「春の小川」があります。
「故郷」と「朧月夜」が発表されてから、2024年の今年は110年にあたります。
飯山市菜の花公園には、高野辰之の「朧月夜」歌碑が建立されていますし、菜の花祭りには「朧月夜コンサート」が毎年開かれています。
高野辰之の母親は飯山市蓮の出身であり、飯山町にあった下水内高等小学校に通学し、冬期間は真宗寺に下宿し、その縁もあり真宗寺住職の3女つる枝と結婚するなど、生家のある中野市・亡くなられた地である野沢温泉村とともに、飯山市を含めた北信の地全体が高野辰之の「故郷」である立場から、尋常小学唱歌「故郷」「朧月夜」発表110年を記念し、高野辰之の「故郷」を大いに発信する立場から、唱歌「故郷」や「朧月夜」の作詞の背景を探りたいと思います。
つづく
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