高野辰之は、明治9年(1876年)4月13日、父高野仲右衛門と母「いし」の長男として下水内郡永田村(現中野市)で生まれました。
辰之の母「いし」は、現飯山市蓮の出身です。
父仲右衛門の姉「おしん」も、外様村中条(現飯山市)へ嫁いでいます。
そして、辰之は、明治20年(1887年)10歳で地元の永江学校を卒業し、飯山町にあった下水内高等小学校へ入学しました。
夏は、家から学校まで、8kmの山道を歩いて登校しましたが、冬は島崎藤村の小説「破戒」の舞台になった真宗寺に下宿しました。
辰之は、下水内高等小学校を卒業して、地元の永江学校の代用教員となり、その後明治26年(1893年)に長野県師範学校へ入学し、卒業と同時に母校であった下水内高等小学校訓導となり、今度は真宗寺で通年下宿をしました。
その下宿が縁となり、真宗寺の3女鶴枝と結婚しました。
なお、辰之夫婦には子どもが無かったので、真宗寺の長男の娘を養女にしました。
そして、晩年になり、辰之は野沢温泉村に居を構えて,野沢温泉村で亡くなりました。
このように、高野辰之は中野市の出身ですが、飯山市や野沢温泉村とも縁が深いのです。
その高野辰之が生まれてから今日が147年になります。

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