外観は「中門造り」の草葺き屋根の形式を保存~内部には太い柱が数本立って重い積雪に耐える工夫が~

阿部家住宅は、母屋がL字型に突き出した「中門」の先端に主要出入口を設けている点に間取り上の特色があります。こういう間取りの 「中門造り」の民家は、日本海沿いの多雪地帯に発達した民家形式であり、長野県下では栄村を中心に分布します。
建築の年代1750年〜1770年ころと推定、外観は「中門造り」の草葺き屋根の形式を保存。

内部には太い柱が数本立って重い積雪に耐える工夫がされるなど地方的特色が顕著なことから長野県宝に指定されています。

長野県議選の遊説の折に車中から撮影~