親鸞古道整備ボランティア活動をする IVUSAの皆さん

親鸞聖人が越後から常陸へ歩かれ~蓮如上人がその足跡を辿られた~大イチョウは親鸞古道沿いに~
柳原村藤ノ木の部落に親鸞上人のご旧蹟があります。
このご旧蹟は、毎年4月25日を記念日として、遠近の老若男女が参拝に集い、賑わう所です。
このご旧蹟の由来は、承元2年に越後に流された親鸞上人が、5年後の建暦2年(1212年)に赦免され、関東へ赴く道すがらこの藤ノ木を通り藤ノ木で一泊したのがこの旧蹟です。
親鸞上人が亡くなられてから約200年後、浄土真宗8代目の蓮如上人は、全国各地を布教に歩かれました。
特に、教祖親鸞上人が布教された道すじを辿り、自らも布教のために回られたおり、上越から藤ノ木のこのご旧蹟を訪ねられました。
この時、親鸞上人のご旧蹟に宿をとられ、一本の榎を記念に手植えされました。
そのご旧蹟の蓮如手植えの榎が成長したことから、このご旧蹟は榎御坊と呼ばれるようになったといあります。
さらに、下水内郡誌には親鸞聖人が歩かれた道筋についても、「親鸞上人が藤ノ木を通過された時の交通路は、妙高市田口付近から中頸城郡豊葦村樽本(旧蹟あり)に出て、沼ノ池~大川を経て藤ノ木に出たる」とあります。
田口とは、妙高市のはねうまらいん妙高高原駅駅のあるところです。
妙高高原駅は以前は田口駅と言っていました。その妙高市田口から妙高市樽本を通り、沼池~大川に出て藤ノ木に出たのだとあります。
大川には、親鸞聖人や蓮如上人が通られた古道を、親鸞古道と名付け、復活させようと取り組む「親鸞古道整備有志会」があり、NPO法人国際ボランティア学生協会 (IVUSA)の支援も受け親鸞古道整備を行っています。
ただ、昨年も今年も、新型コロナウイルス蔓延のため、残念ながらその支援活動が休止されています。
その親鸞古道沿いにあるのが、雌木では飯山市で一番太い大川の大イチョウがあります。
つづく