千曲川板橋長しふりさけて越後境の山見ゆるかな〜土田耕平の短歌〜碑文は「横山秀男」さん

この歌碑は、飯山城山公園三の丸の東北の隅に建てられています。
千曲川板橋長しの板橋は「中央橋」です。
土田耕平がこの歌を詠んだ頃は、中央橋は板橋でした。
大雨が降って大水になると、消防や地元の人たちが出て、橋の中央から飯山側と木島側へ板を外して運び水で流されないようにするような時代でした。
この板橋から北の方を見ると、西側は関田山脈が、東側は三国山脈が千曲川を中心に合わさるように見えます。
「ふりさけて」というのは、遠くを眺めるということです。
「千曲川の板橋から遠くを眺めると越後境の山が連なって見える」という分かりやすいいい歌です。
この歌碑は、飯水教育会創立100周年記念として昭和60年に建立しました。
揮毫は、土田耕平が療養生活を送られた妙専寺の飯山小学校校長を務められた横山秀男さんです。