修験者に思いを馳せて登り行く鎖を伝う行場(ぎょうじょう)の道〜横丁大家歌集「田人」より
小菅神社奥社へ〜⑪

鎖場
鏡石を過ぎるとすぐに鎖場となります。
小さいながらも、山伏がこの山で修業を重ねた修験霊場であることを体験できるのがこの鎖場だと思います。
「修験者に思いを馳せて登り行く鎖を伝う行場(ぎょうじょう)の道」の短歌は、平成5年に、「福祉ボランティアの街づくり事業」のボランティア養成講座〜田人=とうど塾「飯山の宝物講座」の中で、初めて小菅神社奥社を参拝した時の感動を詠んだものです。
講師は古田十一郎さん。地元小管地区の方の案内で、25人ほどで奥社まで上りました。
この時の同行者の最高齢者は80歳を超えた男性。
「声をかけ励まし合いて登り行く登山の列は岩場にかかる」の短歌もあります。
この鎖場を登りきると、上杉謙信が「千灯」を献じたという「築根岩」があり、
更に、女人禁制を破った者が石になったという「比丘尼岩」があります。
この急坂を登ると、奥社手前の社殿小屋に到着です。