周辺の「木質バイオマス発電所」と集材圏がダブるのは〜お山の発電所と吾妻木質バイオマス発電所

「飯山市戸狩工業団地」周辺エリアにあるバイオマス発電所は、飯綱・三条・東吾妻の三か所。
飯山市は、戸狩工業団地に「木質バイオマス発電所」を誘致するとしています。
木質バイオマス発電所で使用する大量の「間伐材など未利用材」の集材などについては、林野庁が「燃料の安定供給と森林・林業」の中で、「木質バイオマス発電所」の燃料の集材は〜「伐採・集材→(搬出運搬)→保管・乾燥→(運搬) →チップ化→(運搬)→ボイラー投入」という過程を経ると書いています。

集材圏はおよそ50km 圏

そして、木質バイオマス は、「重くて かさばる」ため、間伐材等未利用材の集材圏はおよそ50km 圏が上限だとしています。
これは、原木の積み下ろし、1日に往復可能な距離の実態から算出したとしています。

木材が不足する可能性

なお、周辺エリアでの木質バイオマス発電所や、大型製材工場等があると、大量の木材を使用するため、木材が不足する可能性があるから、既存の木材産業や熱利用事業への影響には配慮する必要があるとしています。
飯綱町にある「いいづなお山の発電所」までの距離は30km
新潟県三条市の「SGET三条バイオマス発電所」までの距離は99㎞
群馬県東吾妻町「吾妻木質バイオマス発電所」までの距離は60㎞
三条市の「SGET三条バイオマス発電所」とは99㎞なのでかする程度
吾妻木質バイオマス発電所と、「いいづなお山の発電所」とは集材権がかなりダブります。