「ローカル線存続へ必死」~観光資源をフル動員~日経新聞「ふるさと再訪」 ②
日本経済新聞の土曜日掲載の「ふるさと再訪」に、飯山市が3回のシリーズで取り上げられました。
書き手は、日本経済新聞編集委員工藤憲雄さん。
第2回は、5月14日号「ローカル線存続へ必死」~観光資源をフル動員~
「ローカル線存続必死」は、「~飯山盆地の中央を流れていく千曲川は、古くから船便の起点であり、物資の集散基地としてにぎわった。古い話だが、江戸中期に飯山は人口5千人規模で、信州でも大きな町の一つに数えられていたという。
~上りの船は、越後の塩、米、魚をを積み、下りは善光寺平の綿、菜種、内山紙、雑貨などであった。千曲川の通船は小布施、須坂など北信濃への塩の供給地という役割であり、海のない信州の「海の出口そのものであった」と、新しい視点で飯山の歴史を書き、さらに信越線敷設反対のこと、その後「飯山鉄道」敷設等にあたって鉄道院監督課長「五島慶太」(東急電鉄創始者)の尽力のことについて触れ、鉄路に対する飯山市民の執念が新幹線飯山駅誘致の原動力になったと書かれています。


そして、「乗って残そう 飯山線」をスローガンに、飯山線沿線の観光資源をフル動員して地域を活性化するしか生き残る道はない。と言います。
さらに「おいこっと」のこと。秋にSLが走る時、高野辰之作詞の「故郷」「紅葉」の合唱と共に、ふるさとを恋うる人々の賑わいを見たいものだ。と結んでいます。
飯山線沿線の資源を総動員して地域活性化のために取り組んでいるかどうか?
飯山の「素晴らしい財産」「観光資源」「歴史」を自ら知り、必死に活かそうとしているのか?
考えさせられる連載でした。