6月6日、梅雨入り直前に霞沢岳(2,646m)に登ってきました。

難儀した登山でした。

 

登山口である上高地の明神を5時30分に出発。

朝日が森の中に美しく差し込んでいました。

 

 

徳本峠までは下の写真のように一部雪の上を歩いたものの、ほぼ夏道。

サンカヨウ、ニリンソウ、オオバキスミレ、ショウジョウバカマなど、

花もたくさん咲いていて目を楽しませてくれました。

 

 

標高が上がってくると明神岳・穂高岳が樹間から見えてきます。

麓から新緑が駆け上がっていましたが、まだ雪が多いようです。

 

 

徳本峠小屋に到着。クッキー1枚と水を口に含み

すぐに霞沢岳に向けて出発しました。ここからが長かった。

 

 

徳本峠から1時間ほどの樹林帯には残雪がたっぷり。しかもトレースはほぼなし。

初めての場所ということもあって地図やコンパスとにらめっこしながら

なんとかジャンクションピークを探し出しました。

 

 

ジャンクションピークでパンをかじり、空腹を紛らわせました。

中央アルプス方面が見えていたのですが、雲が多め。

霞沢岳が雲に巻かれないことを願いつつ、歩みを進めます。

 

 

ジャンクションピークを少し過ぎたところに展望が良い場所があり、

乗鞍岳と御嶽山がきれいに見えました。

 

 

その後は残雪があったり、なかったりを繰り返します。

残雪がある場所では夏道が隠れていて、道がわからなくなります。

丁寧に地図や赤テープのマークを確認しながら進みました。

赤テープに関しては数が少なく、あまり当てになりませんでした。

「トレースがあるだろう」と他人を当てにしていた自分の甘さを反省。

自らのルートファインディングを磨く必要を感じました。

 

途中、新緑の霞沢(山じゃなくて谷)が綺麗に見えました。

新緑の季節、のんびりテンカラ釣りでもしたら気持ちが良さそうです。

 

 

 

 

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道を確認しながら、残雪を踏み抜きながらなのでペースが上がりませんでした。

それでも進み続け、ようやく目の前に現れたK1、K2。

 

しかしその前に難儀しそうな雪渓。

 

実は雪の量はもっと少ないと想像していたので、

ピッケル&12本爪アイゼンではなく、6本爪軽アイゼンと2本のポールで

ここまできていたのです。

 

 

斜度がしっかりとある雪渓だけれども、

ピッケルがないので滑っても滑落停止できない。

しかも先行者のステップもない。

うむ。。。

 

 

幸い雪がかなり緩んでいたので、登山靴を雪に蹴り込み、

一歩一歩ステップを作りながら進みました。

 

 

雪渓を無事渡り終え、気が狂いそうな急登(浮石も多かった!)を越えると、

そこはK1のピーク。

 

西にこれから歩く稜線が伸び、東には穂高岳が気高くそびえていました。

 

 

残雪の洗礼はまだ終わらず、K1から霞沢岳の稜線上にも残雪がところどころにあり、

スノーブリッジになっている箇所もありました。

「いきなり崩壊したら助からないような・・・」なんてことを思いつつ、

あまり谷側に寄らないようにさっさと通過しました。

 

 

そしてようやく登りきった霞沢岳。

穂高岳や蝶ヶ岳、常念岳、焼岳がくっきりと見えました。

山頂近くにはハクサンイチゲやキバナシャクナゲが力強く咲いていて、

下山するためのパワーをもらいました。

 

 

下山は来た時と同じルートを延々と辿ります。

雪渓を渡り、樹林帯の迷いやすい残雪地帯を抜け、

徳本峠でちょっと休憩をして、明神を目指します。

 

早朝閉じていたニリンソウの花も下山時にはしっかりと開き、

花に囲まれた素敵な散歩道を作ってくれていました。

 

 

今回の霞沢岳では自分の残雪量の読み、ルートファインディングの技術など、

反省点がたくさん浮き上がりました。

次の山行までにしっかりと見直したいです。