子どもの話しを否定せずに聴いていますって
思っているある方(A)の会話。
子「こんなんじゃダメだよね。」
A「なんで~どこが?」
子「もうすぐ30歳なのに、アルバイトだし。」
A「ナニ言ってるの、全然大丈夫じゃない。」
子「だってちゃんと就職もしないで、ダメでしょう、
こんなんじゃ・・・」
A「やだ~大丈夫よ~平気よ、気にしないでいいんじゃ
ないの、人生焦っても仕方ないじゃない。」
子「結婚もしてないし、彼氏もいないし、正社員じゃないし、
自分がこんなふうになるって思ってなかったのに・・・」
A「大丈夫よ~まだまだ30歳でしょう、これからよ~」
こうやって活字にするとある程度分かると思うのよ。
これって対話になってないって。
ここに登場してくれた「子」の言ってる事を否定しちゃってるって。
この方が一生懸命励まそうとしているの。
でもね、励ましと話を聴くとは違うの。
それを取り違えてしまう場合があるのよね。
励ましを話を聴く事だと思ってしまっているの。
これって仕方ない事だと思うのよ。
学校でも家庭でも「話を聴く」って殆どの方が教わってこない事
だからね。
子「こんなんじゃダメだよね。」
A「なんで~どこが?」
子「もうすぐ30歳なのに、アルバイトだし。」
A「そっか~、もうすぐ30歳なのにアルバイトじゃダメだなって
思っているのね。」
子「だってちゃんと就職もしないで、ダメでしょう、
こんなんじゃ・・・」
A「就職したいなって思っているの?」
子「結婚もしてないし、彼氏もいないし、正社員じゃないし、
自分がこんなふうになるって思ってなかったのに・・・」
A「かつて自分が思っていたのと今は違うのかなぁ~。」
なんて感じて話を聴いていくのが私の傾聴のスタイル。
ひとりひとり話の聴き方ってあると思うのよ。
ただね、励ますのと話を聴くのとを間違えないで欲しいなって
思っています。
完全に相手の話しを聴くことは不可能です。
なぜなら、話を聴いてもらったって思うのは話し手だからね。
私たちに出来る事は、話を聴く努力をする事。
その聴こうとする努力が相手に通じて信頼が生まれるんだと
思うの。