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ミツのロックなライブレポート

1980年代のHR/HMファンです。ライブハウスにも出没しています。
あくまでも個人的な感想をライブレポートしています。基本的にネタバレですので自己の責任においてご覧下さい。

映画『ランディ・ローズ』を観てきましたー!


映画『ランディ・ローズ』



歴史的ギターヒーローを約束されていたとも言えるランディ・ローズのドキュメンタリー映画である。


事前に限定の前売券を購入していたので印刷ではあるが特典のランディ直筆メッセージ付ポストカードをゲット!


入口に向かう下り階段の壁にはパネル展のようにたくさんの写真が飾られていた。
そしてその全てを撮影してきた。









飛行機事故により25歳の若さで命を失い惜しまれつつも時を経て伝説化したランディ・ローズ。

本作は没後40周年を記念して制作され、11月11日より公開された。

マーシャルビールを売っていたので一杯やりながら観ることとした。
壁面にはランディを紹介するコーナーも

来場者はまばらではあったもののまずまずの集客のようだった。


私にとっては生い立ちから活躍、死を向かえるまで周知のことではある。

音楽学校を経営する家庭に生まれ、8歳の頃にロックギターに目覚める。

そして、クワイエット・ライオットを結成するもバンドはインディーズでも泣かず飛ばすの状態で、上を目指すもなかなか売れない。

仲が良かったヴァン・ヘイレンにも先を越されてしまう。


1978年「Quiet Riot」(邦題:静かなる暴動)、1979年「Quiet RiotⅡ」(邦題:暴動に明日はない)をリリースするもアメリカのレーベルとは契約できず、CBSソニーより日本国内のみのデビューとなった。積極的なライブ活動は行なっていたものの日本公演は実現していない。


ブラック・サバスをクビになったオジー・オズボーンのソロプロジェクトのオーディションに周りの勧めもあって受けることにしたが、場所は夜中、オジーの泊まるホテルでのこと。大して弾いてもいないのに、オジーはその場で採用を告知する。


おそらく当時のオジーはハードドラッカーで、まともな判断はできなかったと思われるが中性的な少年のようなビジュアルに惹かれるものがあったのだろう。


ランディがオジー・オズボーン・バンドに加入した1979年、クワイエット・ライオットは実質的に自然消滅となった。


オジー・オズボーン・バンドでは1980年「BLIZZARD OF OZZ」(邦題:血塗られた英雄伝説)、1981年「DIARY OF A MADMAN」をリリースし大規模なアメリカでのライブツアーも実施される。

これら2枚のアルバムは私を含めHR/HMファンの間でも必聴盤として今でも語り継がれる名盤だ。


成功も束の間、1982年ランディを乗せた小型飛行機が墜落。飲酒していた操縦士とメイクアップ・アーティストを含む3人が即死。ランディは享年25歳。


オジーはランディの突然の死に発狂するほどに悲しみに浸る。

予定されていたツアーをこなすためにまだデビュー前のナイトレンジャーのブラッド・ギルスをサポートにライブを行う。


一方でクワイエットライオットは再結成し、1983年「Metal Health」(副題:ランディ・ローズに捧ぐ)をリリースする。ファンの間ではランディ・ローズに対する売名行為だと批判も生んだが、今回はアメリカのCBSと契約しヘヴィメタルアルバム初の全米チャートNo.1を勝ち取る。売れたもん勝ちとなった。


ただ、私の解釈では1981年AC/DCの「For Those About To Rock (We Salute You)」(邦題:悪魔の招待状)がヘヴィメタルアルバム初の全米チャートNo.1であると思っているが、当時AC/DCは既にメタルバンドの枠組みに収まりきれないほどのビッグバンドであったことも確かだ。


本作の映画の印象であるが、クワイエット・ライオット期の膨大なプライベートショットを含む写真やランディの肉声、荒い映像も多かったがライブ映像がふんだんに使用され、身近にランディに触れることができたのはよかった。


また、Vo.ケヴィン・ダブロウのガールフレンドとランディが付き合ってしまう経緯を写真付きで見れたり、あの飛行機事故直後の映像も興味深いものだった。


メンバーであったケヴィン・ダブロウ、フランキー・バナリ、ルディ・サーゾをはじめとして、ダグ・アルドリッチ(Whitesnake)、ジョージ・リンチ(Dokken)、ブルース・キューリック(KISS)等の同僚のミュージシャンの過去のインタビューもあり、あらためて感慨深いものだと思った。


ただ、期待していたオジー・オズボーン期の写真、映像は一切なく、ランディの死の直後の既に公開済みのオジーのコメントのみだった。

これは正直、期待外れのポイントであったが視聴後に驚愕の事実を知る。


それは、ランディの権利を持つ遺族、そしてオジーの妻でありマネジメントを受け持つシャロン・オズボーンの許諾を一切得られずというよりも、知らされないまま映画は制作に至り完成させ配給となったようだ。


ランディの実姉キャシー・ローズはローズ家に対する侮辱であると、憤慨しているようだ。


ファンの間でも映画への興味とは裏腹に、ランディが好きなだけにこの事実に対する怒りもうかがえる。


さて、これらを踏まえて観るか観ないかを決めるのはあなた次第ということだ。


これも当然許諾を受けていないのだろうが映画館で売られていたグッズはこちら。
ランディが弾いているCDも販売されていた。

パンフレットと、既に廃盤となっていて当時は買えなかったQuiet Riot期の2枚のアルバムを購入。

やはりオジーと肩を並べてランディがギターを弾く姿を見てみたかったというのが率直なところである。ただ40年経っても観に来るファンが少なからずいること自体が伝説のギターヒーローである所以とも言えるのだ。

権利関係でこうしたトラブルが起きるとおそらく今後も公式に許諾を受けたランディの映像が世に出されることもないのかもしれない。




DOWN DOPE SQUADライブ東京@渋谷ストリームに行ってきましたー!

「HR/HM COVER PROJECT DOWN DOPE SQUAD LIVE&TALK SHOW」


(敬称略)
ALDIOUSのギタリストでありリーダーであるよっしーが企画したハードロック、ヘヴィメタルをカヴァーするというプロジェクト、DOWN DOPE SQUAD(通称DDS)のライブである。8月に初ライブを行ったがコロナ禍によるキャパ制限もあってチケット争奪は激戦だったようだ。

私は前回は都合がつかず今回が初参戦だ。昼と夜の2公演で合計1000人のキャパで開催。私は都合上、昼の部のみの参加となった。

そして、ガールズメタルバンドが好きなファンならば泣いて喜ぶ豪華メンバーだ。ALDIOUSのギタリストよっしー(Yoshi)、NEMOPHILAのギタリストちゃっきー(SAKI)、ボーカルは大山まき、元LOVEBITESのベーシストmiho、TSPのドラマーHINAの布陣だ。

元々付き合いあって仲もよかったことからよっしーが声をかけてメンバーを集めたようだが、以外にもよっしーとちゃっきーはこの企画で初めて会話したというほど。ライバル的な関係だったからだろうか…。笑

更にALDIOUSのギタリストであるトッキーとNEMOPHILAのボーカリストmayuが産休中ということもあってバンドのスケジュール的にも実現可能だった背景もあるようだ。

さて、会場に到着すると界隈の仲間達が集まっていた。

14時開場、祝い花が飾られていた。
そして下手2列目を確保できた。既にステージの幕は空いた状態だった。
ステージセンターに久々にHINAのオリジナルツーバスが鎮座しており期待も高まり嬉しかった。

スタッフよりもう一歩前への声がけ。
盛況のようだ。
開演直前、順にメンバー5人の音声による注意事項がアナウンスされた。いよいよだ。

定刻の14:30を過ぎた頃、SEが鳴り順にメンバー登場。

聴き覚えのあるギターフレーズ、よっしーとちゃっきーのハモリのギター。ジューダス・プリーストの"Hellion〜Electric Eye"の流れからスタート!大山まきの登場が早すぎると後でちゃっきーに指摘されてしまう。なぜならロブ・ハルフォードは歌う直前にしかステージに現れないからだ。笑
ここでのギターソロではよっしーはかなりがんばっていた。何年も前から演ってみたかった曲らしい。

初っ端から定番曲でメタルファンの心を掴み、これも定番となるメタリカの"Enter Sandman"へと続く。HINAの重みあるドラミングはラーズ・ウルリッヒにも負けてはいない。

ここで意外にもアルディアスの"Dominator"。中盤のベースソロではmihoがセンターに立つ。このレアな瞬間に声出しNGの中でもフロアは大盛り上がりだった。
既にアルディアスのライブてサポートしている大山まきの歌声はさすがだった。

よっしーの挨拶、たくさんのリクエストありがとうございましたと。事前にSNSを通じてカバーするリクエスト曲を募集していたのだ。

続いてはレインボーの名曲"Kill the King"。HINAの故コージー・パウエルばりのドラム。よっしーのリッチー・ブラックモアばりのギターソロもかなり練習したのだろうとがんばっていた。
大山まきも故ロニー・ジェイムス・ディオのニュアンスを取り入れた歌いっぷりだった。

聖飢魔II の"Fire After Fire"。これは聖飢魔II ファンであるちゃっきーはお得意とするところだ。

続くNEMOPHILAの"OIRAN"。デスボパートをHINAが激しくドラムを叩きながら歌うという意外性に衝撃を覚え感激だった。クリーンボイスは大山まきが歌う。大山まきがデスボは不得意であったことからのパート分けだったのかもしれない。mihoが5弦ベースでサウンドに更に重みを加える。 
ちゃっきーが速弾きギターソロを魅せ、のけぞるちゃきバウアー。美しい光景となる見せ場だった。

ここで各メンバーより感想を交えた挨拶があり、早くも後半戦。
TSPの"Break Myself"。ガールズバンドでTSPの曲をセッションするのも初とのことからHINAが楽しそうにドラムを叩いていたのが印象的だった。煽る大山まき。

続く大山まきのキラーチューン"Monster"にフロアも盛り上がる。やはりそれぞれが所属するバンドの曲は声は出せずともフロアは盛り上がり方を熟知していて多くの拳が上がる。

そして、あのギターリフが鳴る。アルカトラズの"Jet to Jet"だ。イングヴェイ・マルムスティーンの超速16分音符♬ギターソロはどっちが弾くのだろうかと注目していた。その前に大山まきがティアドロップのサングラスをかけ、まるでグラハム・ボネットだと言わんばかりに笑いを誘う。

ギターソロはちゃっきーだった。かなりがんばっていて、さすがのギターテクニックだった。どうやらちゃっきーがこの曲をやりたかったらしい。

残り3曲。よっしーは自らメタル曲はあまり詳しくないと。
ということからか誰もが知っている曲クイーンの"I was to born love you"。フレディ・マーキュリーばりに大山まきの歌は素晴らしかった。

元々彼女の声は低いので男性の音域は全く問題ない。力量不足であれば茶番となりがちだが、申し分ない声量と安定感からあらためて何でも歌いこなす器用なボーカリストだと思った。

アイアン・メイデンの"The Evil That Men Do"。mihoの選曲だろうと察しがつく。スティーヴ・ハリスが乗り移ったかのようにノリノリで気合の奏法で弾くmihoの姿に魅了された。

ラストはラウドネスの"S.D.I."。よっしーはタッカン(高崎晃)のように逆手タッピングで魅せてくれた。そして、HINAのアップテンポの壮絶なドラムにも釘付けだった。

大山まきはタッカン本人とも共演し何度も歌っている。その抜群の声量は素晴らしかった。

こうして盛り上がりのうちにライブ本編は終了となった。
一旦、メンバーは退場しほどなくしてまずはよっしーが再登場。

ここからはトークショー。声出しはNGだが笑ってくれるのはOKだと。リアクションかないのは寂しいそうだ。

大阪でのアルディアスのファンクラブイベントで、誰と共演してみたいかの質問に対してmihoとHINA等の名前をあげてよっしーが答えたことから、イベンターからやろうと声がかかったのがこの企画のきっかけだったようだ。

そうこう説明しているうちに他のメンバーも登場。
元々ガールズメタル界隈とは縁もなく詳しくもなかった大山まきが、これを機会にガールズメタルの歴史を勉強したと。

そこで、あの人もこの人も元DESTROSEと大山まきがツボって楽しそうだったと、その元DESTROSEである張本人のmihoが語る。笑

事前に受付けた質問に順に答える形式で進行した。

難しかった曲は?の質問には、ちゃっきーがイングヴェイ・マルムスティーンをがんばってみようかと思い立ったらしく"Jet to Jet"のギターソロの出だしはよっしーとハモリたかったみたいだが難易度が高すぎると断念。グラハム・ボネットが青筋立てて苦しそうに歌うところがいいよねと盛り上がっていた。

その他、ステージ上での失敗談や、メンバ同士で日頃何を話しているのか、メンバーの好きなところといった質問も。

よっしーとmihoはバイクの趣味で話が合うらしい。そして、全員が酒が飲めてノリがいいと。おそらくこの後も打上げだろう。笑

よっしーより、ほぼ一人で段取りと準備を行なってきたが、この企画ができて本当によかったと。

各メンバーから物販とライブ告知等。
最後はDOWN DOPE SQUAD!のコールで終了した。

セットリスト(120分)
LIVE(70分)
01:Hellion〜Electric Eye (Judas Priest Cover)
02:Enter Sandman (Metallica Cover)
03:Dominator (Aldious)
-MC-
04:Kill the King (Rainbow Cover)
05:Fire After Fire (聖飢魔II Cover)
06:OIRAN (NEMOPHILA)
-MC-
07:Break Myself (TSP)
08:Monster (大山まき)
09:Jet to Jet (Alcatrazz Cover)
-MC-
10:I was to born love you (Queen Cover)
11:The Evil That Men Do (Iron Maiden Cover)
12:S.D.I. (Loudness Cover)

Talk Show(50分)

このメンバーのステージには華がある。単に見た目の美しさというだけではなく、この業界を牽引してきた実績が、その貫禄としてステージ上で表現されていた。セッションバンドは日頃から常に一緒にいるわけではない中で、高い完成度の演奏を充分に楽しめた。

トークショーではメンバーの誰もが達者にじゃべるキャラということもあり、常に爆笑の渦と化しこちらも楽しかった。
キーワードとなった「デストローズ」を何度mihoの口から聴いたことか。

次回のDDSのライブがこの場で初めて告知された。1月29日となるが、ちゃっきーはNEMOPHILAのツアーの為、不参加。代わりにLonesome_Blueのギタリスト成美が参加する。

よっしーから「仲がいいでしょ?」と問われたmihoは「フリですか?彼女も元デストローズ!」爆笑

経緯上、ネタとなってしまったがDESTROSEあってこそ、以降、女性メタルミュージシャンが数多く排出されミュージックシーンを盛り立てているのは事実である。

(Rosana miho Twitterより)

KISS Pop-up Store by PGS@池袋パルコに行ってきましたー!


「来日記念 キッス 公式グッズPop-up Store by PGS」
11月30日に東京ドームの来日公演で事実上のラストライブが決定しているKISSであるが、何度もこれが最後と裏切られ続けてここまで来たというのはファンの間では異論はないだろう。

そのKISSの来日を記念して、10月に開催されたGUNS 'N' ROSESに続いて池袋パルコにて公式グッズを販売するPop-up Storeが開催されることとなった。
期間は11月12日〜12月1日まで。KISSのグッズの種類は元々豊富であるがほしいサイズが売り切れることも予測して早めに行ってみることとした。

入口正面にはキッスの各メンバーのパネルが飾られ、かなりのインパクトだ。
Tシャツも飾られている。

ジーン・シモンズが描いた絵も飾られていた。
そして、今回も「#Tシャツを着てライブへ行こう」とハッシュタグを付けて店舗写真をSNSにUPし、スマホでそれを見せればその場で会計時に10%値引きしてもらえる。
特典は先着でもれなく缶バッジをプレゼント。
ジーンのメイク柄の缶バッジ。
お一人様一日一回限りなので4人のメンバー分の缶バッジを揃えるのは至難の業だ。笑

ということで今回のお買い物はこちらの2点。
KISSクラシックロゴTシャツと、"End of the Road"ロングシャツを購入。
ロンT背面にはツアーの場所も記載されているがいつのものかは不明。日本国内の公演の文字はなかった。
次の来日公演で最後だと正直実感はない。2001年 THE FAREWELL TOURを東京ドームで観たのが最初のラスト公演だ。

最後であるが、最後でないかもしれないのがいつものキッスだ。
ともあれ、今回も最後のつもりで11月30日の東京ドーム公演は楽しみたいと思う。