2022年3月6日 「Girls Guitar Three」ライブ東京 | ミツのロックなライブレポート

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1980年代のHR/HMファンです。ライブハウスにも出没しています。
あくまでも個人的な感想をライブレポートしています。基本的にネタバレですので自己の責任においてご覧下さい。

Rie a.k.a. Suzakuライブ東京@汐留Blue Moodに行ってきましたー!

「Girls Guitar Three Vol.5」


以前から観てみたいと思っていた「GG3」。略さずに言うと「Girls Guitar Three」なのだがRie a.k.a. Suzakuことりえさん主催のイベントで、3人の女性ギタリストの共演。この日は美弦さんとEITAさんの凄腕のメタルギタリストの出演ととても楽しみでいた。

更にサポートもこれに負けじとスゴいメンバー。
Ba.星野李奈
Key.池尻喜子
Dr.森はるか
李奈さんと喜子さんはりえさんのライブでもサポートしているが、はるかさんはこの日、全曲ドラムを覚えて叩かなければならない試練。

以前のライブで声をかけると「大変だけどがんばります!」と言っていた。こちらも楽しみだ。

入待ちかというぐらい早めに到着。開場前には長蛇の列。本日はSoldOutだ。
17:30開場。最前列を確保した。
いつもとは異なるギターが並ぶ。本日は配信もあり、サイドのスクリーンにはその映像も映される。
まずは腹ごしらえにパスタを注文。何度もここには来ているが、結局のところパスタがコスパ含めて最もクオリティが高いと思う。
ここは着座形式のライブバー。おそらくメタルなライブになることは予測できるが、座ったまま観ることになる。大丈夫なのか。笑

さて、SEが鳴りまずは美弦さんからの出演だ。彼女のステージは前バンド所属時の2018年以来に観ることとなる。現在は「まだ見たことのないセカイ」(通称:まだセカ)というユニットで活動している。

「インストイベントということで、"まだセカ"の曲をこの日の為にインスト風にアレンジしてきました。」と。
激しい超絶なギターに対してギャップ萌えなほんわかしたMCも変わっていなかった。

曲はメタル色強めな4曲を演奏。
超絶な速弾きは健在で目を見張るものがあった。

やはり美弦さんのギターはメタルファンをうならせるほどにテクニカルだった。特にメロウで速弾きのギターソロを久々に堪能できてよかった。

美弦セットリスト(30分)
01:Seize your Moment
-MC-
02:Next Stage
03:blue rose
-MC-
04:Get on the Tailwind

続いてはEITAさんだ。今年1月のライブ以来。今年は見る機会も多くて嬉しい。
インスト曲"花嵐"、"Moonlight Night"とヘヴィなリフと超絶な速弾き、タッピングで魅せる。
こちらもメタルな選曲で気分もあがる。
「座りでこの曲を演るのは初めてかもしれない。」と。笑

全てインストかと思っていたが新曲"Seize the Day"は歌モノ。EITAさん自身がギターを弾きながら歌う。
デスボも飛び出すメタル曲。私は嬉しい限りだが、ギターインスト曲もたくさんあるEITAさんなので、このイベントで無理して歌わなくてもと思ったが、本人なりの逆をいくこだわりがあったのだろう。

後でりえさんが言っていたが、デスボをここBLUE MOODのステージで披露したのは前代未聞だと言っていた。笑

ラストは定番のインスト曲"Fireworks"。いつものようにジャンプしながらギターを弾くEITAさん。とても楽しそうだった。4曲を演奏。

EITAセットリスト(30分) 
01:花嵐
-MC-
02:Moonlight Night
-MC-
03:Seize the Day
-MC-
04:Fireworks

サポートのBa.李奈さん、Dr.はるかさんは、激しい曲数を覚えなければならない中、きっちり仕事をこなしていた。見た目の美しさばかりでなく、ミュージシャンとしての姿勢も美しいのだ。

トリはRie a.k.a. Suzaku、りえさんだ。
ここからサポートはKey.喜子さんが加わる。

メタル曲"Rudra"からスタートした。この曲はやるだろうと予測はしていた。
メタルに固執した選曲になるかと思っていたが、続いては定番のフュージョン曲"Wangan Street"。はるかさんのドラムソロ、喜子さんのキーボードソロ、りえさんのギターソロ、李奈さんのベースソロとライブならではのアドリブソロ回しは圧巻だ。せっかくなのでサポート陣の見せ場を設けた感じだ。ここは一転していつものRie a.k.a. Suzakuワールドだった。

後半は新譜「World Journey 2」より渾身のギターバラード、フランス編"Paris Dusk"。先の2人のギタリストに負けじと美しい音色を奏でていた。

りえさん、「GG3イベントは参加頂くギタリストを集めるのが大変だ。」と。李奈さんから「友達作りから始めないと。」とツッコミが入る。笑
EITAさんは2回目の出演。美弦さんははるかさんを通じてコンタクトを取ったみたいだ。

今後も集まり次第の不定期開催となりそうだ。

ラストは南極編"Ice World"。壮大なスケール感のこの曲はかなりの難曲。喜子さんのキーボードソロから繋がるりえさんのギターソロ。李奈さんのベースソロから、はるかさんのドラムの見せ場。原曲通りだが構成がかなり細かい。聴けてとてもよかった。

Rie a.k.a. Suzakuセットリスト(35分)
01:Rudra
-MC-
02:Wangan Street
03:Paris Dusk
-MC-
04:Ice World

この日はりえさんのステージのみ撮影可。(美弦さん、EITAさんはNG)







続いては、こういったイベントならではのセッション。これを楽しみでいた。再び美弦さん、EITAさん登場。曲はReb Beachのカバーで"Black Magic"。トリプルギターで弾く、美弦さん、EITAさん、りえさんの超絶な速弾きバトル。更に喜子さんのキーボードソロも加わり、まさにカオスな状態で、嬉しさとともにとても楽しめた。

そして更にもう1曲、このイベント定番のセッション曲。Jeff Beckのカバーで"Led Boots"。李奈さんのベース、喜子さんのキーボード、美弦さんのギター、EITAさんのギター、りえさんのギターとソロ回しでそれぞれの腕前を見せ付けてくれた。こうして観るとギタリストそれぞれの個性があって楽しかった。

Sessionセットリスト(25分)
01:Black Magic
-MC-
02:Led Boots

最後に記念撮影タイム
EITAさんはたくさんのスマホを向けられる光景が面白かったらしく、スマホで逆に客席を撮影していた。笑
20時半過ぎ、終演となった。
物販ではEITAさんのライブ映像付CDと、EITAさん、美弦さんチェキ。
お土産のセトリにサインを頂いた。
更にはるかさんより、「遅くなりました。」と、以前購入した写真集等のコンプリ特典として使用済みドラムスティックを頂いた。律儀な方だ。

この日はギターイベントということもあって我が英雄マイケル・シェンカーTシャツで参戦。
凄腕の3人のギタリストの共演、いやメタル凄まじい狂宴を満喫した。
サポートも含めてハイレベルなギタージョイントイベントだった。

■参加者のみなさん集合写真

■美弦セッションバンド

■EITAセッションバンド

■Rie a.k.a. Suzakuセッションバンド

■ギター3人娘
(Rie a.k.a. Suzaku/EITA/美弦 Twitterより)