2022年4月17日 D_Driveライブ埼玉 | ミツのロックなライブレポート

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1980年代のHR/HMファンです。ライブハウスにも出没しています。
あくまでも個人的な感想をライブレポートしています。基本的にネタバレですので自己の責任においてご覧下さい。

D_Driveライブ埼玉@西川口HEARTSに行ってきましたー!


「Drums Drive」




この日のD_Driveのライブは一風変わった企画である。ロングステージの単独公演には変わりはないが、ドラムをステージではなく客席に置き間近に見ることができるライブなのだ。

ギター、ベースの竿隊3名はいつも通りステージに立つ。完全にドラムが主役のイベントだ。
Chiikoさんは、こんなにお客さん近くてスティック飛んでいかないかとても緊張すると言っていた。

さて、会場に到着するとD_Driveの機材車が目の前に。今更ながらクラウド・ファンディングによるこのカスタマイズされた新車を初めて見ることができた。Chiikoさんのツーバスも積めるかなり大きい車体だ。このおかげで大阪近郊以外でもNatal Chiikoオリジナルフルセットドラムでのライブが実現できるようになった。
早めの15:30開場。番号順だが整番もよかったので、ドラムセットの真後ろという特等席を確保できた。椅子が用意されており本日は着座形式となる。

手を伸ばせばChiikoさんの肩に触れることができそうなほどの至近距離だ。
このポジションから見てていいのだろうかというぐらいの近さ!

ドラムはステージに向いているので、Seijiさん、Yukiさん、Toshi君とは向き合って対峙する感じだ。

5分遅れの16:05。SEが鳴りメンバー入場。当然ながらChiikoさんは目の前を通る。ホントに近い。Chiikoさんのローディなのではないかと思うぐらいの近さだ。

Chiikoさんのドラム台に座る時の所作はまずは靴を脱ぐだった。靴下でツーバスを踏むのだ。

まずは"Lost Block"からスタート。
Toshi君のベースユニゾンに、Chiikoさんの目の前でのシンバル音がバシバシ伝わる。

更にイントロ部分のドラムが好みの
"Begin Again"。初っ端からドラムをシバキ倒していた。

続くChiikoさんのドラムから始まるドラマティックな"Attraction 4D"。
着座ながらフロアもテンションが上がる。ノリのいいパワフルな曲だがChiikoさんは実は細かいドラミングを展開していた。

Yukiさん、「こんばんわー!D_Driveでーす!」
ステージから見下ろすとChiikoさんがあたかも番長かのように完全に客席を引き連れて見えると。笑

実はここまでの3曲はD_DriveのYoutubeチャンネルでいきなり生配信していたと。
えーー!マジか!会場にいるD_DriveRは私も含めて当然気付くはずもない。いわばサプライズということだ。

ただ配信はここまでで、ここからは会場に足を運んだ特権となる。

曲は"Thumbs Up"へと続く。Chiikoさんのドラムに注視すると手足の動きが実に多才だ。パワーだけではないテクニカルさを垣間見た。

更にYukiさんのカッティングギターから"Wings"。以前聴いたよりもアレンジが変わっているようにも聴こえた。Toshi君のスラップベースに、Chiikoさんは正確なドラミングで応える。

Yukiさんの無理くりなMCからD_Driveの叙情歌とも言える"U_Me"。まさに静と動といった感じで曲調に似つかわしくないほどに実はドラムはかなり激しい。

一転して続くバラード"Unkind Rain"。Chiikoさんがパットを叩いて出だしの雨音のSEが鳴る。ゆったりとしたドラミングをじっくり観ていた。

前半のラストは"The Last Revenge"。D_Driveの曲の中でも随一のスピード感と言ってもいいと思うが、Chiikoさんの思いっきりのよいパワフルなドラムにある意味清々しさを感じていた。ツーバスの連続技をこんなに近くで見れてよかった。

ここで換気タイム。ドラムセットは触れなければ自由に撮影OKとのことだった。
NATALのChiikoオリジナルツーバスをあらためて間近で見させてもらった。


(暗かった為、こういう色合いになってしまった。)

さて、後半はSeijiさんよりNetflix独占配信でヒットした韓流ドラマ「イカゲーム」のだるまさんが転んだのシーンからヒントを得た曲と説明の後、新曲"Red Light,Green Light"からスタートした。

メンバーに合わせて「だるまさんが転んだ」のようにフリーズして下さいとのことだったが、元々から着座でフリーズ状態。今回もやりようがなかった。笑

軽快なリズムにのせたお気に入りの曲。SeijiさんとYukiさんの卓越したギターソロアンサンブルもさることながら、曲の中盤のToshi君のエグいベースからChiikoさんのドラムの見せ場も間近に見れてとてもよかった。

間髪入れず続けざまにSeijiさんのリフから"M16"へと続く。激しさ溢れる、いかにもChiikoさんらしいドラミングを堪能した。手足は思っていたよりも複雑な動き。Yukiさんのターンもキマる。

ここでSeijiさんとYukiさんは7弦ギターに持ち替える。
先が見えないコロナ禍だからこそ生まれた7弦ギターの曲を2曲。

まずは「あなたらしく」というYukiさんの新曲"Be Yourself"。ミドルテンポの曲であるがChiikoさんのドラムは7弦ギターの重厚さに負けず力強い。

続く"Breakout"。以前から好きな曲であるが、ツーバスを踏み込むサビ、中盤のドラムの見せ場。終始激しくまさにメタルなドラミングは素晴らしかった。間近で見たいと思っていた曲だけにとてもよかった。

「今年アルバムを発表できたらいいなと思っています。」とYukiさん。これは楽しみだ。
そして、Toshi君は10月にパパになりますと。あらためておめでとうございます。

Chiikoさんより物販の紹介。ツアーTシャツはサイズによってまだ少しありますと。真後ろにいる、そのTシャツを着ていた私に、Chiikoさん、「ちょっと後ろ見せてもろていいですか?埼玉はここHEARTSでしたー!」と周りに笑いを誘っていた。私としては気軽に接してくれたことがなんだか嬉しかった。笑

メンバーはHEARTSでしょとわかっていたようだが、Chiikoさんは忘れていたのか。いや、47都道府県ツアーの全日程がTシャツの背面に記されていることを宣伝する演出だったと信じたい。 (後で確認したが、やはり急に思い出せなかったようだった。笑)

この間、YukiさんはフライングVに持ち替える。怒涛のDropD曲を期待していた。いよいよライブも終盤。残り3曲。

まずは出だしのドラミングが大好きな"GEKIRIN"。この曲のツーバスは意外にも早く見応えがあった。

そして、キター!この日聴けたらいいなぁと思っていた"1000,000 hp"。激しさ溢れ圧倒するパワフルなドラムをこんなに近くで見れて感動ものだった。

ラストは"Screw Driver"。Chiikoさんのスティック回しにビシバシとシバキ倒すドラミングにすっかり魅了され、座っていても心躍る時間だった。

盛大な拍手に包まれ終演。Chiikoさんも靴を履いて退出。笑
いつしか手拍子に変わりアンコールを待つ。すぐさまメンバー再登場。

Chiikoさんのリクエストにより、Chiikoさんが率いているかのような客席との写真を撮りたいと切望。

まさにChiiko軍団!といった感じだった。笑

ラストはChiikoさんの軽快なリズムから始まるMr.Ratboots。曲半ば、Toshi君がステージを降りてきて、Chiikoさんの目の前に立ち壮絶なロングベースソロ!目を合わせつつ掛け合うリズム隊。Chiikoさんの照れ笑い。目の前での展開は大迫力だった。

Yukiさん、「ありがとうございましたー!D_Driveでしたー!」

セットリスト(150分)
LIVE PART1(60分)
01:Lost Block
02:Begin Again
03:Attraction 4D
-MC-
04:Thumbs Up
05:Wings
-MC-
06:U_Me
07:Unkind Rain
08:The Last Revenge

換気タイム(20分)

LIVE PART2(70分)
-MC-
09:Red Light,Green Light
10:M16
-MC-
11:Be Yourself
12:Breakout
-MC-
13:GEKIRIN
14:1000,000 hp
15:Screw Driver

Encore
16:Mr.Ratboots

滅多にない機会。私はChiikoさんのドラムも大好きなので、間近でとても楽しめた。また機会があれば今度は客席側を向いてやりますと。是非定期公演でお願いしたいものだ。

さて、物販ではファイルを購入。
かつてより、SeijiさんはD_Drive結成時からバンドコンセプトとして語っていた。D_Driveは全てのパートが主役であると。まさにこの日は明らかにChiikoさんが主役であった。



■番外編
本日のラーメン紀行はこちらに。店名は「永吉」とあって、店内はえーちゃん(矢沢永吉)の曲が流れていた。きっと店主が大ファンなのであろう。
名物の担々麺はボリューム感あって香り高く味わい深い。これはかなりのおすすめだ。
餃子もかなりの食べごたえありだ。
ビールもすすむ。