2021年5月10日 BAND-MAID配信ライブ | ミツのロックなライブレポート

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1980年代のHR/HMファンです。ライブハウスにも出没しています。
あくまでも個人的な感想をライブレポートしています。基本的にネタバレですので自己の責任においてご覧下さい。

BAND-MAID配信ライブを観てみましたー!

「BAND-MAID "THE DAY OF MAID"」
5月10日はBAND-MAIDファンであれば言わずとも知れたメイドの日。この日は定例ライブが毎年行われる。今年も有観客で予定されていたものの、またもやコロナ禍の諸事情により無観客配信に切り替えざるを得なくなった。
4月27日の発表であった。
(BAND-MAID Official Websiteより)

但し、無観客の配信ライブについては会場を変更して予定通り開催されるとのこと。

何度目だろうか。いったい、いつになったら有観客ライブが実現するのであろうか。もう、一年以上に及ぶ状況だ。

物販もオンラインで行われた。


私は元々平日ということもあって、仕事の都合で会場に足を運ぶことは諦めていた。配信を後日ゆっくりとアーカイブで楽しませてもらうこととした。

まず、登場したのはcluppo。小鳩ミクソロプロジェクトである。メイドの衣装を脱ぎ捨ててPOPにギターを弾きながら歌う。バックバンドはなくオケに合わせて歌うスタイル。トレードマークのツインテールは変わらない。
MVも公開されている"Peace&Love"を披露。
「ありがとうー!クルッポでしたっぽ。バイバイっぽー!」

ということであっという間の出来事だった。ある意味新鮮でかわいかった。

舞台裏ではバタバタと忙しくいつもの衣装に着替えているのだろうと察しながらしばし待つ。10分後ぐらいに画面は再びステージへ。

ギターサウンドのSEでメンバーが順に入場。「Let's Go!It's Showtime!!」とAKANEのドラムが突っ走り激しさ溢れる"Different"からスタート!この曲からきたかー。
続く"NO GOD"で魅せるAKANEのドラムで攻める。
揺らぐことなき完璧なパフォーマンスはサイコーすぎる!
更に"I still seek revenge."へと続く。MISAの叩きつけるスラップベースがベキベキとのめり込むように音を立てる。
そして、キラーチューンの"DICE"。SAIKIとMIKUのツインボーカルのサビで完全に引き込まれて行く。
センターに立つKANAMIのギターソロ。
"After Life"で更に凄まじく攻める。全く隙を与えない。

「くるっぽー!バンドメイドのお時間ですっぽー!ぽっ、ぽっ、ぽっ、ぽっ、ぽー!」早着替えだったMIKU。
「オープニングアクトにはクルッポさんが出てくれたっぽー!」(そういう設定らしい。笑)

本日はあーちゃんことAKANEからいつものコール。緊張しつつ…。
「いらっしゃいませ、ご主人様…」
SAIKIから「おい!メイドカフェで働くなよ。」と突っ込みが入る。笑笑
気を取り直して。
「お帰りなさいませ、ご主人様、お嬢様。ようこそバンドメイドのお給仕へー!」
(今度はうまくいった。笑)

スペシャルバージョンとして隊列変更。左右入れ替わっていた。いや背後にドラムがないということはこれはステージを降りてフロアでの演奏だ。
曲は"Youth"。限定版にしか収録されていない曲で、ライブで演奏するのは初めてだ。
そして"Dilemma"へと続く。

ここから新譜のアルバム「Unseen World」の曲が続く。
まずは、出だしの咳払いから再現した"Why Why Why"。

KANAMIと向き合い歌うSAIKI。
MISAのベースソロアレンジから始まる"Manners"。いつの間にかステージに。隊列は元の配置に。
ミディアムテンポから一転、再び全力疾走な"H-G-K"。それにしてもこれだけ歌い続けてもSAIKIの声は衰え知らず。大したものだ。
コメントを読んでみたりとまったりとしたMCタイム。
ライブも後半戦。
SAIKI、「後半戦、まだまだいけますかぁー!」

"CHEMICAL REACTION"。ヘヴィなミディアムテンポな曲だ。
おっ、ここで。あのSEが流れ、アルバム「Unseen World」のリード曲、"Warning!"。カッコよすぎて引き込まれていった。
これもまたヘヴィな"本懐"で畳み掛ける。
SAIKIの説得力ある歌も凄まじかったが、支える楽器隊もお見事とばかりに魅せてくれた。

前作より"Wonderland"。ここでもSAIKIは聴かせてくれた。
最新曲バラード"about Us"。
ライブのたびにシンガーとしての成長ぶりを魅せてくれるSAIKIには脱帽だ。
続く前作よりロックバラード"endless Story"。この流れもなかなかよかった。

SAIKI、「画面の前のみなさん、歌ってくれてますかぁー!」
「ありがと…」

ほとばしるMISAのスラップベースから始まるアレンジで、定番の"Play"。
アングルが何か変だなと思っていたら、SAIKIとMIKUはステージを降りての演奏をしていた。
するとMISAもKANAMIもフロアに降りてきた。もはや会場全体がステージと化す。

SAIKIは滅多に見せない笑顔もこぼれとても楽しそうだった。
いつもならフロアは観客で大騒ぎな曲だ。
ステージセンターにはMIKUが立ちリードボーカルをとる"サヨナキドリ"。熱唱するその姿はとてもよかった。
「くるっぽー!」
ステージにはMIKUひとり。コメントを読み、まったりとした小鳩タイム。

さぁ、ここで恒例の「おまじなーい!ターイム!」
ステージを降りカメラに向かって「萌え!萌え!」

そしてライブもラストスパート。
"screaming"~Choose meとノリのいいキラーチューンが続く。
更に"BLACK HOLE"と激しい曲が続く。
そしてサイコーな展開の中、ラストは初期曲"FREEDOM"。メンバーが次々とステージから降りての演奏。
もはやほぼバックヤード状態でのKANAMIのギターソロ。
SAIKI、「ありがとうございました。全世界のみなさん。また絶対にお会いしましょう!バンドメイドでしたー!」

MIKU、「バイバイ、くるっぽー!」
こうして、お給仕は終了した。

セットリスト(120分)
cluppo (O.A)
01:Peace&Love

BAND-MAID
01:Different
02:NO GOD (New!)
03:I still seek revenge. (New!)
04:DICE
05:After Life (New!)
-MC-
06:Youth (New!)
07:Dilemma
08:Why Why Why (New!)
09:Manners (New!)
10:H-G-K (New!)
-MC-
11:CHEMICAL REACTION (New!)
12: Warning! (New!)
13:本懐 (New!)
14:Wonderland
15:about Us (New!)
16:endless Story
 17:Play
18:サヨナキドリ (New!)
-MC-
19:screaming
20:Choose me
21:BLACK HOLE (New!)
22:FREEDOM

新譜「Unseen World」からの新曲を中心としたセットリスト。やはり楽曲がよければライブも楽しい。全22曲と充分な内容だった。
そして、各メンバーの安定感あるパフォーマンスには満足のいく内容だった。

このBAND-MAIDの成長はスゴい。もはや世界で評価されるガールズバンドだ。

そして、ステージを降りて演奏する演出にも楽しまさせてもらった。特にメンバーの楽しそうな表情が印象的だった。

「また絶対にお会いしましょう。」の言葉には、いつかきっと有観客でお給仕するから、その時まで待っててね。そういうメッセージに受け取った。

今は配信でガマンだが私もその時を楽しみに待って、これからも応援したいと思う。

(BAND-MAID Official Twitterより)