2021年5月3日 クレイジーフェスト神奈川 | ミツのロックなライブレポート

ミツのロックなライブレポート

1980年代のHR/HMファンです。ライブハウスにも出没しています。
あくまでも個人的な感想をライブレポートしています。基本的にネタバレですので自己の責任においてご覧下さい。

クレイジーフェスト@厚木サンダースネイクを配信で観てみましたー!


「クレイジー★フェスト Day2」


GWも外出予定もないままに、時間をもて余してきたこともあり、以前から見てみたいバンドもあったので、厚木サンダースネイクで行われたクレイジーフェスト2日目を配信で見てみることとした。

それにしても配信とはいえ、ガールズバンドの対バンライブを観るのはいつぶりであろうかというぐらいに久しぶりのことだ。

ここサンダースネイクではステージと客席の間にアクリル板を立て感染対策もしっかりしているようだ。この日はどうやら30分回し。

お目当ては3組目のArk Royalから。
札幌出身の4人編成。初見である。
(Ark Royal アー写より)

初期のQUEENかと思わせるクラシカルな白装束の衣装をまとった彼女たち。最近おろしたての衣装のようだ。

Gt&VoのIlluminaさんは、歌を歌いつつもしっかりとしたギターソロを演じていた。ランディVを奏でる姿は今は亡きアレキシ・ライホさながらと言うべきか。
いかさんとのツインギターもよかった。だがリードするのはあくまでもIlluminaさんだったように思う。
曲調がメタル基調という点も好みであった。
不得手という、いかさんのMCもなかなか面白かった。笑

全7曲を演奏。ミディアムテンポが多い中でMC後の2曲は特に激しくてよかったと思う。

セットリスト(30分)
01:Distopia
02:Reincarnation
03:Retriever (till I get judgment)
04:Angelica
05:Nobice
-MC-
06:AWAKE
07:Altar of Sacrifice

比較的新しめのバンドのようであるが演奏もしっかりとしていて好感が持てた。
(Ark Royal Twitterより)

札幌という土地柄、ツアーに出るのも大変だろうががんばって頂きたいと思う。


続いてはBLUE (B)LOOD。バッドガールズ系ハードロックバンドだ。
元々Vo.Sumireさん(姉)とGt.Miaさん(妹)の美人姉妹のユニット。
(BLUE (B)LOODアー写より)

前身はOlivia Sugarとして活動しており、この時のライブは見たことがある。
なぜわざわざ改名したのかは定かではないがそれなりの事情があるのであろう。今のメンバー2人が加わりBLUE (B)LOODとして再出発。

さて、ライブだがMiaさんのギターリフからスタートするところは今も変わらないスタイルのようだ。
BLUE (B)LOODとしてライブハウスでライブを行なうのは今回が初とのこと。

Aerosmithが好きというだけあってSUMIREさんがスティーヴン・タイラーのような仕草で歌う。そう、ヒラヒラが付いたマイクスタンドでなければならないのだ。
それにしてもSUMIREさんはあか抜けてステージビジュアルもとてもよくなっていた。
ずっと一緒にバンドを続けてきた仲良し姉妹だ。
名刺代わりかAYAKAさんのベースソロも披露。
これにドラムのAKANEさんが加わりリズム隊のみでの演奏。そしてそのまま曲へ。
Miaさんのギターはテクニカルというよりも情感から弾くタイプで、クラシックロックかつブルージーなカッコよさがある。速弾きからタッピングと弾きまくるわけでは決してない。
ロックな7曲を披露。ハードロックというよりロック&ロールの印象で、とこか懐かしささえ感じる。
ロックし続けやりきった表情だった。

セットリスト(30分)
01:Session~Thirsty
02:Emily
03:BassSolo~Dance With The Ghost
04:Make Deals With The Devil
05:Take Me Down
-MC-
06:Diamond
07:Born To Be Myself

(Blue (B)lood Twitterより)

何かが終われば、何かが始まる。彼女達もまだ始まったばかり。期待を胸にがんばって頂きたいと思う。


トリはTHE SHEGLAPES。関西のバンドだ。
結成初期の頃にライブを見た記憶はある。蟹江さん、おちずさんのことは覚えている。
(THE SHEGLAPES アー写より)

さて、SEが鳴りいよいよライブがスタート。
Vo.蟹江さんはなかなか説得力のある歌声を聴かせてくれた。
そして、やはりおちずさんのキーボードにより世界観の演出と曲の厚みを持たせている。
るかさんの低く構えるベースもなかなかカッコいい。
Gt.CloudBerryさんとKb.おちずさんとのソロの掛け合いも見事なものだ。
4/23に1stフルアルバム「SEIREN」発売の告知。なかなか好評のようだ。そして、ここ厚木サンダースネイクは初出演だそうだ。

続く"Wannabeee"ではツーステ。ノリもよい。
ラストの曲に向けて客席と振り付けの練習。
蟹江さんがホラ貝を吹いて曲は始まる。
そのラストは"SILENT SURVIVOR"。
最後にふさわしいキラーチューンのようだ。
更にすかさずアンコール。
蟹江さんの「回れー!」の合図で"BRAVEOVER"。
左右入れ替わってのジャンプ!ジャンプ!
Gt.CloudBerryさんがしもて、るかさんがかみてに。
こうしてライブは終了。

セットリスト(40分)
01:Nostalgia (SE)
02:SEIREN
-MC-
03:Speechless
04:Thanatos
05:Gothic Queen
-MC-
06:Wannabeee
-MC-
07:SILENT SURVIVOR

Encore
08:BRAVEOVER

なかなか楽しいライブだった。関西特有のMCも懐かしい。
(THE SHEGLAPES Twitterより)

この昨今でフルアルバムをリリースできることはかなりスゴいことである。
これからのリリパツアーもがんばって頂きたい。



という事で、各バンドとも個性豊かで新鮮にたのしめた。
国内ロック界におけるガールズバンドの層の厚さは世界一だと思っているが、あらためてそれを見せつけられたように思う。

こうしたイベントがまたコロナ禍以前のように、当たり前に盛り上がっていくことを期待していたい。

【Crasy Fest Twitterより↓】
・Wisky Dust



・Cerveteri



・Ark Royal


・BLUE (B)LOOD


・THE SHEGLAPES

(Crasy Fest Twitterより)