2020年11月7日 Rie a.k.a. Suzaku LIVE&TALK配信 | ミツのロックなライブレポート

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1980年代のHR/HMファンです。ライブハウスにも出没しています。
あくまでも個人的な感想をライブレポートしています。基本的にネタバレですので自己の責任においてご覧下さい。

Rie a.k.a. Suzaku LIVE&TALK配信を観てみましたー!

「ミュージシャンとつながろう!LIVE&TALK GUEST Rie a.k.a. Suzaku」
最近、とある間では話題のLIVE&TALKですが、今回のゲストはRie a.k.a. Suzakuさんです。

ライブのMCでは社長から怒られるぐらい雄弁なりえさんも、生配信のトーク番組は初めてではなかろうか。既に緊張顔のりえぞーが目に浮かんでしまう。笑
定刻の20:00。司会の三谷さんの紹介によりりえさん登場。
それでは、挨拶代わりにということで、"Urbun Highway"を演奏。オケに合わせてギターを弾くスタイル。
やはり緊張の面持ち。

まずはプロフィールについて。
神奈川生まれの千葉育ち。音楽は物心ついた時から両親の影響が大きいと。ハロウィンとか聴かされていたらしい。それにより、周囲に馴染めず友達もいなかったと。高校生の頃の愛読誌はBURRN!やYoung Guitar。

楽器は幼少期よりエレクトーンから。ギターは中学生から。最初はクラシックギター部だったそう。X JAPAN HIDEの影響からエレキギターに目覚め高校卒業まで独学でギターを学ぶ。

泣きのギターフレーズも披露。
日頃の練習課題はDream Theaterだったりする。そして高校卒業後は音楽専門学校に進学。当時のあだ名は"メタルさん"と言われるぐらいヘヴィメタルに心酔していたらしい。
専門学校ではプレミアムコースに選抜され、その頭角を発揮。

今年でデビュー10周年。バンドについてはいくつか組んではみたものの、音楽以外に気を使うことも多く、すべて作曲もしているし、それならソロでいいかと考えたようだ。当初はインストでライブをやるとは思っても見なかったと。次第に流暢な語りのりえさん。
インスト曲はメロディや曲展開にはかなり凝って制作していると。
続いて変拍子なプログレ曲"Sunrise"。
ノリノリで凄腕なギタープレイを披露。
この曲はエジプトをイメージした曲。
続いてはプライベートについて。
日頃一日の大半はギターの練習と作曲。
音楽以外の趣味は料理。作る作業が作曲と似ていて好きで毎日作っている。得意料理は和食。

ファッションについては衣装も私服もあまり変わらず日頃はほぼメタルバンT。
ヘアカラーは高校を卒業してから次第にエスカレート。段々派手さの加減がわからなくなってきたそうだ。しゃべりもいつもの調子が出てきたようだ。

普段のギターの練習方法は、基礎練習が大事で毎朝40分は必ずやるそうだ。練習方法も披露してくれた。
一日の最長練習時間は14時間。今は量よりも質とのこと。一日もギターの練習は欠かさない。
その他にも海外公演の話。イギリス公演やアメリカNAMM SHOWのことなど。

続いて質問コーナー。料理や食べ物のことを淡々と答えるりえさん。
続いては新曲"Rudra"。インドの風の神様を曲のタイトルに。人前で弾くのは初とのことでかなり緊張しているようだ。
ソロの速弾き。珍しくワーミーを使っている。広がる世界観を演出。
この曲は音源ではアコギをボトルネック奏法で弾いている音も入っているそうだ。
続いて、楽器や機材について。
ギターは最初からJackson一筋。高校生の頃から。初めてのJacksonギターは姉から借金をしてまで購入。このギターに運命を感じたそうだ。日頃はランディVだが、前作よりこちらのブルーのギターも使用。フュージョンロックギタリストとしてメジャーデビューを果たしたこともあり、メタルなイメージを薄める意図だっただろう。
チューニングは基本レギュラー。ピックはべっ甲の2~3mm。三谷さんも驚くほどにかなり厚く硬い。逆に力を抜かないと絶対に弾けないとのこと。
エフェクターはディレイ程度で実は多用していない。
作曲の時に使用しているプラグインも紹介。
続いて、質問コーナーPart2。練習方法や楽譜についての質問。
今回のニューアルバム「World Journey」の手書きの楽譜帳を見せてくれた。
かなり細かい。ギタリストである前に、音楽家たるりえさんの強味とも言えよう。
続いては、11月25日に発売予定。「World Journey」について。
実験的な曲としてはアメリカ編となる6曲目の"Ground Circle"。Jazzのエッセンスを初めて取り入れたようだ。また、イギリス編となる8曲目の"British Memories"では、音を多数重ねライブでは再現不可能なギターオペラにも挑戦している。

エンディング曲としてそのニューアルバムより中国編となる"Heika Sojo"を演奏。マンガにあるキングダムの舞台となる春秋戦国時代がテーマ。こちらも人前で弾くのも初。
中国と聴いてフレーズはなんとなくイメージできるだろうが、思っていたよりもかなり激しい曲でカッコいい。
最後に今後の活動について。
11月25日に2枚を同時にリリースする。まずは世界を旅するをテーマとしたニューアルバム「World Journey」。そして、デビュー10周年を記念した新曲2曲と録り直し曲1曲を含むインスト曲ベストアルバム「Best of Instrumental」。

りえさんの楽曲を産み出す苦悩と、弾けるギターサウンドを感じることができるのではないだろうか。どちらも楽しみだ。

更に12月6日にレコ発&バースディライブを配信もありで予定している。
そろそろお時間ということで…。
三谷さん、本日のゲストはRie a.k.a. Suzakuさんでした。
りえさん、「ありがとうございました。」


主な内容 (90分)
01:ギター演奏"Urbun Highway"
02:プロフィールについて
03:ギター演奏"Sunrise"
04:普段の生活や練習について
05:質問コーナー Part1
06:ギター演奏"Rudra"
07:楽器や機材について
08:質問コーナー Part2
09:ニューアルバムについて
10:ギター演奏"Heika Sojo"
11:今後の活動について

ひたむきにギターと向き合い、人生の大半の時間をギターに捧げてきた、孤高のギタリストRie a.k.a. Suzakuの一面を垣間見ることができたのではなかろうか。

個人的には新曲を弾く姿も見ることができてとてもよかった。
ニューアルバム「World Journey」もかなり期待できそうだ。

後日、視聴特典のポストカードとステッカーが届いた。ピックは先着順漏れだったみたいで少々残念だったが、いつも社長ありがとう。