2020年8月22日 美女と野獣と金髪ツアー 2020 名古屋 | ミツのロックなライブレポート

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1980年代のHR/HMファンです。ライブハウスにも出没しています。
あくまでも個人的な感想をライブレポートしています。基本的にネタバレですので自己の責任においてご覧下さい。

美女と野獣と金髪 名古屋@今池3STARを配信で観てみましたー!

「美女と野獣と金髪ツアー 名古屋」

本来、6月~7月にかけて実施予定であったこのツアーもコロナ禍の影響によりあえなく中止、延期となった中、当名古屋公演と翌日の大阪公演のみが振替公演として開催されることとなった。

感染対策のガイドラインに従い、来場者数を50名に限定し、同時に配信も行われることとなった。
私は、都合上配信から参加することとした。

■Octaviagrace 17:30-18:10
17:30 定刻、先陣を切るのはまずはOctaviagrace。美女金ツアー初参戦。
SEとともに順にメンバー登場!
そして、ノリのいい"Raise a Belief"からスタート!
センターお立ち台に立ち、未稀さんの気合いの熱唱!
そして、スイープで魅せるhanakoさんのギターソロ!カッコいい!
続く"Radiant"。しっとりと歌い上げる。
そして、定番の"sorrow joker"。
多弦ベースを巧みに操るYoskeさん。
ハイトーンで聴かせる未稀さん。
続いて激しめのリフの"ミッドナイトハイウェイ"。演奏陣がテクニカルに魅せる!
これに負けじと熱唱!
hanakoさんのギターソロもよかった!
未稀、「あらためまして、オクタヴィアグレースです!」
美女金初参加で楽しみにしてきたと。9ヶ月ぶりに名古屋に来れましたと。
トッパー全力で盛り上げていきます!

最新作から"Lucent moon"。持ち味を活かした緩急ある曲調。そして好きな構図。
Yoskeさんによる、MC。「残り2曲です!えー!」までを自ら言う。笑
instrumental。スラップで魅せる。
盛り上げ曲の"エバードリーマー"。
hanakoさんのギターソロのスイープは好きなところ。
ラストは"Glorious World"。跳び跳ねながら歌う未稀さん、頭を振るhanakoさん、お立ち台に立つYoskeさん、ギターソロでお立ち台に立つhanakoさん。そしてアゲアゲで盛り上がって終了!

さすがのテクニカルな安定感。初参加と言えどもトッパーの役割を充分に果たしたと言えるだろう。

セットリスト(40分)
01:Raise a Belief
02:Radiant
03:sorrow joker
04:ミッドナイトハイウェイ
-MC-
05:Lucent moon
-MC-
06:instrumental~エバードリーマー
07:Glorious World

■Frozen Cake Bar 18:25-19:05
既に何度も出演しており常連。ギルメンさん達の爆裂な暴れっぷりも、今回は心の中で踊るしかない。
くりざべすさんの「起動しました!」の声で始まるSEにのせてメンバーが順に入場。最後にくりざべすさんが入場しダンジョンのスタート!"DRUG ON"
あれ、衣装がコスプレからカジュアルになってる。
くりざべすさんが元気に歌う姿になんだか安心する。
カメラをかなり意識しているパフォーマンスは嬉しい。
くりざべすさん、「こんばんわー!フローズンケーキバーです!」
ジャンプを促すラップ調の曲からのMC。
くりざべすさん、「延期となっていた美女金ツアー、開催してくれてありがとうございます。楽しみにしていました。」

続く"ゴアマガラ"。いつもだと踊りまくりの暴れまくりだが、ステージでの盛り上がりぶりを見て、私も気持ちだけはアガってた!
ちゃんと画面の向こう側も考えてくれてる!
1曲挟んで"Blaster"。激しくジャンプとステージはヒートアップ!
次の曲というときにイントロで中断。なんだかトラブルっぽい。とりあえずMCで繋ぐ。
どうやらドラムの音が小さくしか出なくなったみたい。繋ぐも時間だけが経過していく。
余る時間を無茶振りでくりざべすさんに語らせる。もうダメなのか。
最後に音量下げてやってみようということで。ラストに"パンデミック"。
小さな音でということでマイクをかなり離して歌うくりざべすさん。
ワンコーラスを過ぎたぐらいで、時間!とSSBMVがぷっつり切ってしまう。
フロアからも「えー!」の声が!
くりざべす、「また、次のダンジョンでお会いしましょう!ありがとうございました!」
この停滞した時間は10分以上。おそらく3曲分。ライブにトラブルは付き物といっても、ここは晴れての美女金の舞台。レアな機会と言えば聞こえはいいが、やはりとても残念な気持ちとなった。

■D_Drive 19:25-20:05
続いてはD_Drive。5分遅れでSEとともに順にメンバー入場。
出だしはChiikoさんのカッコいいトラムから始まる。珍しく"GEKIRIN"からスタート!
SeijiさんとYukiさんのギターアンサンブルもバッチリだ。
Toshiくんのうねるベースもよかった。
続く"Russian Roulette"と攻める。
YukiさんのギターソロからSeijiさんのギターソロ、魅せる2人のハモりは圧巻!
定番の手拍子で煽る!
Yukiさん、「こんばんわー!D_Driveでーす!」
Seijiさんより新曲"Thums Up"👍の紹介。
ベースから始まるライブバージョンの"Thums Up"。Toshiくんは楽しそう。
SeijiさんとYukiさんの息の合ったギターソロ!フロアも👍のポーズで溢れたことだろう。
Chiikoさんのドラムから"Mr.Ratboots"。
中盤はToshiくんのベースソロで魅せる。
Chiikoさんより物販の紹介など。
SEが鳴り"The Last Revenge"。
それぞれの魅せ場があってカッコよかった!
Yukiさん、「ラストー!」
最後は"Cassis Orange"。もはやメンバーも楽しそう。
Yukiさん、「ありがとうございましたー!」

音もよかったし充分な説得力を持つ演奏だった。配信も回数を重ね音作りにも方向性が見えてきたのではなかろうか。満足のいく内容だった。

セットリスト(40分)
01:逆鱗
02:Russian Roulette
-MC-
03:Thums Up
04:Mr.Ratboots
-MC-
05:The Last Revenge
06:Cassis Orange

■TSP 20:30-21:15
トリはTSP。15分遅れでSEから始まる。このツアーはタイテがかなり押してしまうことも過去多かったが配信がある為か、スケジュールにはかなり気を使っているようだ。
メンバーは順に入場!
Shuさんのギターリフが鳴る。
Rikiさん、「右!左!右!左!」と煽る。
"LOUD PARTY"からスタート!サビではタオルも回す!Rikiさん、「踊れ、踊れー!」
HINAさん、「みんな会いたかったー!」
と気持ちが溢れつつソロで歌う。
次は更にHINAさんが激しくビートを刻む!"MAD CLUSTER!!"
Shuさんの渾身のギターソロ!
HINAさんが歌う!そしてキメのポーズ!
続く"Dolly Girl"。ゆうくんのベースとHINAさんのドラムがまさにバトルするかのようにバキバキのリズムを刻む!すごい迫力!
Shuさんのギターソロもギュイーンとキマる!
Rikiさん、「お客さんがいるってホントに最高だ!」
Shuさん、「歌えー!とか言ってだけど今日は歌っちゃいけないから。お茶の間に言ってたのか。笑」

そして、あの電子音"the times"。HINAさんが煽る。そしてサビでタオルも回す!
HINAさんの歌から、ゆうくんの煽り、そしてShuさんへのギターソロへとバトンは繋がる。HINAさんの振り乱れる壮絶ドラミング!
更に"ビーツ"で爆音は加速する!
Shuさん、「フロアのみんなが号泣してるので、オレももらい泣きしそうだ。笑」
そして、新曲"情熱RIDE"。あれだけのおかずを叩きながら歌うHINAさんは凄すぎる!
更に"CHAIN"と体力の消耗戦。まさにキラーチューンたるこの流れ!
曲が終わると同時にHINAさん、「ちょっと待って。」ここで、ドラムが壊れる。シンバルのネジが飛んでいってしまったみたいだ。MCで繋ぐShuさん。HINAさん、修復できたみたいだ。よかった。
Shuさん、「次が最後の曲です。」

"CHAIN"の最後のHINAさんの凄まじいドラムまで遡り、そのまま"矛盾"。
Rikiさん、「2020年の美女金は盆踊りに始まり、盆踊りで終わろうぜー!」
ステージは更に和をかけて爆裂さが増していく。
Rikiさん、「踊ろうぜー!右!左!右!左!」
HINAさんも頭を振り決死のドラミング!
Shuさん、ゆうくんの熱さも伝わる!

そのまますぐさまアンコールとして、もう1曲やろうということに。
Rikiさん、「ラストー!"BREAK MYSELF"。」
メンバーはこの日を有観客でライブができたことへの嬉しさからか楽しそうだった。
Shuさんのギターソロ!ギュイーン!ギュイーン!見とけよとばかりにいつも以上の気合いを感じた。
「T!S!P!レッツゴー!」の掛け声に合わせて手拍子を促す。
HINAさんも前に。
Rikiさん、「みんなありがとう!」
"Let's Go TSP"をBGMに名残惜しくも暗転。ここで終了となった。

持ち味の爆音と爆裂なライブ展開は配信でも充分に楽しめた。ドラムアングルがHINAさんが歌う時、見所もきちんと押さえていてカメラワークもよかったと思う。何より久々すぎる有観客ライブにメンバーもきっと噛み締めながらステージに立ったに違いない。それだけ熱意と気合いを感じたライブだった。

セットリスト(45分)
01:LOUD PARTY
02:MAD CLUSTER!!
03:Dolly Girl
-MC-
04:the times
05:ビーツ
-MC-
06:情熱RIDE
07:CHAIN
-MC-
08:矛盾

アンコール
09:BREAK MYSELF

本来の美女金ツアーならではのスペシャルセッションを期待したいところではあったが、今回はそれもなくここで終演。

気がつけばあっという間という印象。いつもだとライブ会場で顔を合わせて一緒に盛り上がる仲間達も、会場に足を運んだ方、配信で楽しんだ方と様々だったようだ。

私は配信組とコメント欄でやり取りしつつ共に楽しめたのは美女金らしくもありとてもよかったと思う。

対して私の5年目の美女金ツアーも今回はこうした形で幕を閉じざるを得ないのは残念でもある。

いづれにせよ、今回で7年目となる対バンツアーとしては珍しく長く続くこのツアーが、わずか2回でも開催されたことに意義があるのであろう。

そして、恒例となる主催2バンドの女子組ひなちーゆきショットも。
注)TSP Dr.HINA、D_Drive Dr.Chiiko、D_Drive Gt.Yukiでひなちーゆき。
遡れば2016年はこんな感じだった。
画質に歴史を感じる。笑
2017年はひなちーゆきミツになった時もあった。笑
私にとっては切っても切れない縁を感じる「美女と野獣と金髪ツアー」

来年はまたいつも通りに皆と盛り上がれることを心待ちにしている。是非、続けて頂きたいと願っている。