2020年8月16日 TSP無観客配信ワンマンライブ東京 | ミツのロックなライブレポート

ミツのロックなライブレポート

1980年代のHR/HMファンです。ライブハウスにも出没しています。
あくまでも個人的な感想をライブレポートしています。基本的にネタバレですので自己の責任においてご覧下さい。

TSP無観客配信ライブ@目黒LIVE STATIONを観てみましたー!

「TSP有料配信スペシャル・ライブ!
~ただのライブじゃらしくない!TSPならではの一夜!~」
TSPとしては初の無観客配信ライブ。ラウドなサウンドとフロアが一体となるステージパフォーマンスにこだわる彼らにとって、配信という形がベストな答えなのかと、ずっと悩んできたようだ。

いざ、やろうとなった際に普通のライブにはしたくない。特にリーダーのShuさんはいつものサービス精神で企画を立ち上げたのであろう。そして、発表された内容が以下の通り。

【内容】
①ライヴ1=アルバム『Phoenix Rising Against the Fate』不完全再現LIVE
②トーク1(司会:成田伸治)
③ライヴ2=アルバム『TSPⅡ』不完全再現LIVE
④トーク2=大喜利(司会:成田伸治)
⑤ライヴ3=ファン投票による人気楽曲ライヴ!!
⑥ライヴ4=YAZZ乱入、CLOUDNINEセッション

内容盛り沢山の豪勢な企画。一体どうなってしまうのかと、不安感さえ楽しみとなっていた。

さて、17:00画面はステージが映し出され、T・S・PのいつものSEが流れ順にメンバー入場。

そしてリード曲となる"情熱RIDE"からスタート。
メンバーはやや緊張の面持ちに見えた。
これは完全に画面の向こう側を意識していると確信。カメラ目線のHINAさんに萌えてしまう。早くも殺られた。笑

そして、Shuさんの渾身のギターソロ!
HINAさんの髪を振り乱しながらの暴れ太鼓は画面からみても感動的だった。

続く"CHAIN"。重々しいラウドさが満載。
これでもかと叩きまくるHINAさん。そして初めて見せるデスボのシャウト!
冒頭のこの2曲の凄まじさに圧倒されっぱなしだった。
ゆうくんのベースとHINAさんのドラムが重なるリズム隊。とにかくカッコよかった。
RIKIさんのシャウトも熱を帯びる。
HINAさんの歌とドラムというあまりの壮絶さに心配になってしまうほどに。
更に煽りまくるHINAさん。背後に居ながらも主役さながら。時折見せる意識したこの表情。壮絶ながらも可愛かった。
そして、Shuさんのギターソロへ。いつも以上に弾きまくってる。

ギターソロからの"Blackened Emotion"
キャッチーなサビもここでもHINAさんが歌いまくる。
TSP本領発揮とも言えるステージングは圧巻。
クールにベースを弾くゆう君。
あれだけのドラムを叩きながら歌うホントにスゴい。
これこそがTSPのカッコよさ。
歌いながらの暴れ太鼓炸裂!

続く"Dolly Girl"
ゆうくんのノリノリのベースが特徴の疾走感あるこの曲。リズム隊のコンビネーションもバッチリだ。
Shuさんはタッピングで魅せるギターソロ!
カメラを意識したRIKI君。
最後はHINAさんが歌で聴かせる見せ場。かなりキツそうだが頑張ってた!もはや命懸けのHINAさん。
(HINAさん、3連写)



"Flash Back"へと続く。
やっと聞けた曲。HINAさんは以前難しいからできないと言っていたことを思い出す。珍しくShuさんの逆手タップギターソロ!魅せるなあ。
もはややりきった表情のHINAさん。
RIKI君も気合い充分だった。
観客はいなくとも煽るRIKI君。
やはり常にクールなゆう君。
ラストは"Let's Go Tsp"で約30分の前半のライブが終了するのであった。すでに見応え充分だった。

ここで総合司会の成田伸治さんが登場。
Shuさんとのミルクボーイのネタの掛け合いで始まる。成田さんからメンバーへ感想等も聞いていた。
そして"付和雷同"。ライドー!の掛け声!続く"廃壊"。オーオーオー!
"the times"はもちろんタオルも回る。
続く"燎原烈火"。この曲はめちゃめちゃ久しぶりに聴いたかもしれない。
ここで20分のライブが終了し、再び成田さん登場。

ここからは、お楽しみの大喜利。かつてロックバンドのワンマンライブにこんなコーナーがあっただろうか。笑
成田さんがお題を出しそれに対して、メンバーがフリップに書いて答える形式。

こんな調子で進行していった。笑



これは無観客の配信ライブ。客席の反応もわからないままこの大喜利。やはりShuさん始めTSPはかなりメンタルが強い。笑
続いては事前にファンから募集したリクエストランキングの発表。上位5曲を演奏するという企画。
ノリが強く貼られていたようで剥がすとベリベリに破けてしまう。笑
では、ランキングはこのような結果に。

《ベスト10》
10:Let's Go TSP
09:PHENIX RISE
08:FREEZE
07:Dolly Girl
06:Ash&Rain
05:LOUD PARTY
04:Break Myself
03:情熱RIDE
02:付和雷同
01:Mad Cluster

"情熱RIDE"と"付和雷同"はすでに演ったので、演奏するのは残りの3曲に。

成田さんから3曲しかやらんのかい。と突っ込まれる。笑

まずは"Loud Party"から。右、左、右、左といつもの煽りに懐かしく思い出す。
続く"Break Myself"。Shuさんのギターもギュイーンと鳴る。
最後は"Mad Cluster"
HINAさんの歌で締める。

ここで、ゲストのYAZZさん登場。
成田さんも加わりしばし談笑。
CLOUDNINEの曲でセッション。
YAZZさんとRIKIさんのツインボーカルはカッコよかった。
"Start"、"Violet Desire"、"Scary Line"の3曲を演奏。私はCLOUDNINEの曲はあまり知らなかったのだが、まさにロックテイストでステージに引き付けられていた。
そして、終了。
なぜか、ナイスガイと書かれたフリップをShuさんから持たされるHINAさん。笑
そして、終演!


セットリスト(130分)
TSP Live Part 1(30分)
01:情熱RIDE
02:CHAIN
03:Blackened Emotion
04:Dolly Girl
05:Flash Back
06:Let's Go Tsp
-MC-

TSP Live Part 2(20分)
07:付和雷同
08:廃壊
09:the times
10:燎原烈火
-MC-

大喜利~リクエストランキング発表
(40分)

TSP Live Part 3(15分)
11:Loud Party
12:Break Myself
13:Mad Cluster
-MC-

TSP Live Part 4(10分)
14:Start
15:Violet Desire
16:Scary Line

かなり充実したライブだった。新曲も全て聴けて、これはとにかくよかった。再現ライブもいつものノリで楽しめたし、大喜利もレアな機会だった。

YAZZさんがゲストのCLOUDNINEの曲も聴けて貴重な時間だった。
初めての配信ライブとあって、Shuさん、TSPの旺盛なサービス精神を充分に感じることができた。
映像も音もとてもよかった。

これを会場のフロアから直接、爆音で感じられたら、大喜利のリアクションができたら、また更に異なる素敵な空間であったことに違いない。