2019年9月1日 Rie a.k.a. Suzakuライブ大阪 | ミツのロックなライブレポート

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1980年代のHR/HMファンです。ライブハウスにも出没しています。
あくまでも個人的な感想をライブレポートしています。基本的にネタバレですので自己の責任においてご覧下さい。

Rie a.k.a. Suzakuライブ@大阪福島THIRD STONEに行ってきましたー!

「"Top Runner"CD Release Live at OSAKA」


いよいよやって参りましたー!Rie a.k.a. Suzakuさん(以降りえさんとします)のバンド体系でのインストライブです。大阪でのインストライブはなんと6年ぶりとのこと。私は2017年東京以来となりますので2年半ぶりとなります。

以前、りえさんはサポートを連れて遠征ライブをするのはかなり困難なこととは言っていましたので、その分この日をどれだけ待ち望んでいたことか。

更に6月26日発売のメジャーデビューアルバム、「Top Runner」のレコ発大阪公演でもあるわけです。新曲もたくさん聴けるのではないかと期待もしてましたし、今年7月のインストアミニライブでは、90分は演るであろうとりえさんも言ってたし、定番曲も聴けるのではないかな。

また、りえさんのインストライブと言えば凄腕なサポート陣営とともにアドリブバトルも楽しみに。

要は盛り沢山な期待を胸にこの日を迎えたのでした。
という事で早めに会場へ。ここTHIRD STONEは初めてでしたが、入口がなかなかわかりづらかった。笑

既に多くの方達が列を成す中、18:00開場。続々と入ってきてスタッフが椅子を追加しても追い付かないぐらいのパンパンの盛況ぶり。Sold Outと言ってもいいのではないだろうか。

りえバンドはトリということで20:00頃、準備が始まる。

ここはライブBarといった感じでステージの段差も低く、柵もないテーブルありの着座形式。疲れず助かるなぁ。

そして、幕もなく目の前でのセッティング。
りえさんの2本のギターが並ぶ。
足元にはりえさんのブラックボックスのようなエフェクターのスイッチャー。
まずはブルーのニューギターを抱えるりえさん。
そして、準備も完了し20分ほど押して20:20頃開演。

新譜の1曲目エンジン音のSEなく"Urban Highway"のギターイントロが奏でられる。

多少緊張の面持ちのりえさんですが絶妙なアーミングを駆使するギターメロディが目の前で繰り広げられる!
嬉しすぎるー!
りえさんがPAに向かってギターの音量上げて!という仕草。(どうやら解決したみたい。よかった。)
麻梨恵さんのキーボードイントロからメロウな夏をイメージした"Seaside Avenue"。

りえさんも調子が出てきたようで弾きまくる!

「こんばんわー!Rie a.k.a. Suzakuでーす!」
インストバンドでの大阪公演は6年ぶりと。本日のサポートメンバーの紹介。

Ds.宵成峻
Ba.芹田ジュナ
Key.深井麻梨恵
Gt.Rie a.k.a. Suzaku

今回は時間もあったので念願のちょっとした大阪観光もできましたと。
いきなり爆笑に沸くリエゾートークが炸裂!
じゃあギター替えるのでなんかしゃべっててと峻さんに無茶振り!笑
ということで地元でもある大阪の皆さんにご挨拶。

その間、りえさんは使い慣れたトレードマークのレッドのランディVに持ち替える。

りえさん、アルバム「Top Runner」は既に持ってるということで進めます。と紹介はカットで。笑

社長の思惑にはまりなんだかんだでインストでメジャーデビューといった感じで、更に爆笑を誘いつつ客席からは拍手で称えられる。笑

しゃべりで客席は温まった?(笑)って感じで曲が続く。笑
"Wangan Street"。
軽快なリズムに楽しそうに弾くりえさん。さらにここからはりえさんのインストライブの真骨頂であるアドリブバトルな展開!

まずは峻さんのドラムソロ!続く麻梨恵さんのキーボードソロ!そしてりえさんのギターソロ!速弾きで弾きまくる!最後はジュナさんがスラップでベースソロ!これだよ!これ!みんな上手い!めちゃめちゃよかったぁ!

続くタイトル曲"Top Runner"。
これはアルバムの中でも好きな曲。壮大なメロディにテンポのいいリズム!
麻梨恵さんのキーボードソロから、りえさんのギターソロと圧巻の展開!よかった!

物販の紹介。アルバム「Top Runner」を購入するとライブ会場限定でキーホルダーとかDVDやら4つぐらい付いてますと。相変わらずの太っ腹。消費税が10%に上がる前に是非にと。笑

なんとか本日に間に合った2曲入り会場限定CDの紹介。その他グッズの紹介等。

暑いのでジャケット脱ぎますと。なんかしゃべっててと。またもや。笑
ここで、聴きたかった"Furinkazan-風林火山- "。

和のテイストでありつつ激しさ溢れる私もとても好みな曲。メタルを彷彿させるりえさんの超絶なギター!見惚れて凝視だったー!
ジュナさんが魅せるベースソロ!麻梨恵さんのキーボードと、りえさんのギターが掛け合う曲展開。峻さんの激しいドラム!めちゃめちゃスゴい聴き応えだったー!
前作「Seven Seas」よりスローなナンバー"Sunrise"。スローでも弾きまくるリエゾー節が炸裂!

りえさんはインストを弾く時もあれこれと頻繁にはギターの音色は変えない。足元で踏むスイッチャーも沢山ボタンはあれど、基本的にリズムとソロ、クリーンぐらい。ボリュームペダルで微妙に歪みは調節してても、ワウペダルはない。

アーミングもギュイーンではなくて、メロディを奏でる武器として使う。ギタートーンとテクニックで勝負といったところで、あの個性的と言えるリエゾー節が奏でられるのだ。

来月予定されているイギリス公演の話。"Furinkazan-風林火山- "のような和のテイストの曲は海外でウケるそうだ。

プログレ曲な"Power Engine"。
まさにりえさんの好きなDream Theaterを彷彿させる。弾きまくるリエゾー節。変拍子と転調な展開!
うゎー!ここできたー!"Kingdom of the Sun"。
メロディアスでありながらメタルな曲。忘れもしない2013年この曲がリリースされ、超絶なギターソロのMVでりえさんのインストのファンになったという思い入れの曲。

そしていよいよそのギターソロ!スイープの連続技の運指に釘付けになりつつ、目頭が熱くなってしまった瞬間だった。
嬉しかったー!

「あと2曲です!」
えーーーー!
短くない?と思ったけど実はここからが長かったんだな。笑

りえさん曰く緊張して寿命が縮むというバラード"Towards the Horizon"。
悦に入り顔で弾くりえさんの奏でるギタートーン。酔いしれた。
うゎー!きたー!りえさんのインストデビュー作といえる"Suzaku"を再録し、「Top Runner」のラスト曲として収録された"Suzaku 2019"。

これは是非聴きたいと思っていた。まさにメタルサウンド炸裂のインスト曲!
そして、りえさんのギターと、麻梨恵さんのキーボードとの壮絶な掛け合いのバトルが繰り広げられる。これでもかというぐらい卓越したテクニックで、一体何往復したよってぐらいスゴかった!
観れてよかったぁー!

「ありがとうございましたー!」

すかさずアンコール。ここはバッグヤードもない為、そのままアンコール。
この曲を演らずして帰れませんと。

本来は4分ほどの曲も、最長15分にもなると言うソロ回し、アドリブバトルが展開される"Across the Sky"。

これがスゴかった!
まずはテクニックで魅せるロングドラムソロ!宵成峻。
次にスラップベキベキのベースソロ!芹田ジュナ。
そしてキーボード 深井麻梨恵と、ギター Rie a.k.a. Suzakuが掛け合う壮絶なバトルソロ!これも何往復したことか!
あり得ないぐらいのこれでもか状態のソロ回しとバトル!スゴい!スゴすぎる!
密かに時間を計っていたのだが約20分!

1曲で20分!半端ない迫力!

「ありがとうございましたー!」



セットリスト(100分)
01:Urban Highway (New!)
02:Seaside Avenue (New!)
-MC-
03:Wangan Street (New!)
04:Top Runner (New!)
-MC-
05:Furinkazan-風林火山- (New!)
06:Sunrise
-MC-
07:Power Engine (New!)
08:Kingdom of the Sun
-MC-
09:Towards the Horizon (New!)
10:Suzaku 2019 (New!)

Encore
11:Across the Sky

新譜の「Top Runner」9曲の内、8曲を演奏。この日、絶対聴きたいと思ってた曲も聴けて、とてもよかったです。

ワンマンにも匹敵する100分のロングステージで充実した時間でした。
リエゾー節も、リエゾートークも堪能しました。笑

考えれば、SEや同期を駆使してライブでも極力CDの音源通りを再現するミュージシャンも多いことでしょう。

その考えを否定はしませんが、りえさんのインストライブはその真逆。

アレンジ、ソロ回し、アドリブバトルとこの日にしか聴けないライブならではの臨場感を存分に体感できました。

CDで聴いていた曲がこんなになってしまうのねと、驚きと感動がありました。

座ってじっくりとりえさんのギターをはじめとして、それぞれのプレイヤーの演奏を楽しめました。

りえさんのライブに起用されるサポートの皆さんも凄腕揃い。そうでないととてもついてこれないですからね。

さて、物販ですがタオルと、本日発売の会場限定CDは開演前に購入。
新曲"British memories"を含む2曲入り。
(終演後にサインを頂いた。)

イギリスでのライブの思い出を曲にしたようです。7分にも及ぶプログレ曲ですが、思ったよりは変態ではなく、明るく聴きやすくて、いい曲でした。笑
もう1曲はRiViNi期の未発表曲"Ending my love story"のインストver.。いかにもなそれらしい元気な感じの曲。


更に2013年のライブ映像2枚組DVD
実はこれ持ってなかったことに気付いて。笑
中面にサインを頂いた。

あっ、これは6年前の大阪の映像が含まれていた。
私が大阪に住むことになったのはこの数ヶ月後。だからこの日のライブには行けなかった。今となって映像で体感できるとは。それでもよかった。

そして、本日の社長からのお土産!
サイン入りセトリと、ポストカードとステッカーの3点セットとやはり太っ腹!
透明のクリアファイルにセットして入っているという気遣いぶり。さすが!
ポストカード、ステッカーにもサインを頂いた。
先着順ではあったものの、かなりの数が用意されていたみたいで物販購入者のほとんどの方がこのお土産物を手にできたのではないかな。このサービスぶりは本当にスゴいとしか言いようがありません。

そして、更に社長から写真まで撮って頂きました。
りえさん!社長!ありがとうございましたー!今回も大満足です!


私事ですが今回が結果的に大阪在住最後のRie a.k.a. Suzakuインストライブとなりました。
この日の時点ではまさかそうなるとは思いもしませんでした。

ここに移り住んだのは6年前。丁度りえさんが前回大阪でインストライブを演った年ですね。感慨深いものがあります。
関西の皆さん、大変お世話になりました。沢山の仲間達と本当に楽しい時間をありがとうございました。
まさに"Osaka memories"ですね。

りえさん、またいつか会えるその時まで!これからも応援しています!🤘


■Top Runner トレーラー

■Furinkazan-風林火山-~Wangan Street
LIVE

■Kingdom of the Sun MV

■Suzaku MV

■Across the Sky MV

Top RunnerTop Runner
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