枕詞と雲の国 | コンクリートロードはやめた方がいいと思うぜ

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天沢聖司に憧れる男子のブログ

「八雲(やくも)立つ」


という和歌の有名な枕詞があります。

「たくさんの雲が湧き出ずる」という意味を表し、主に山陰地方の出雲の国(島根県)を指す和歌に登場するようです。





仕事の関係で久しぶりに山陰へ向かう事になり、

飛び乗った特急電車の名前が枕詞にちなんだ「やくも」号でした。

さすが、味がありますね。


歴史ある車両はレトロな基調でクリーム色とえんじ色の二層に塗られ、

昔ながらの落ち着いた雰囲気の特急電車だな。。と思いながら向かった入口に




彼らがいました。

photo:01




いま風のゆるキャラやないかーい。



彼らの名前は”やっくん”と”ももちゃん”だそうです。

目の輝きが半端ないゆるキャラたちですね。




やっくんももちゃんのナワバリ(車両)に揺られながら車窓から見た山々は、やはり頂きに雲を抱いていました。


夏の立ち昇る入道雲という雰囲気とはまた違って

山の木々から染み出して生まれ出てきたような雲のかかり方が、


まさに”八雲立つ”風景でした。


1000年のときを超える枕詞、恐るべし。



このブログでは、歴史ある地とその守護神(ゆるキャラ)を応援しています。