ついに、観ました。
 いやー名作ですね。名作なんだけど、名作なだけあって、ハッピーエンドっぷりが結構がっつりなんですね。前回観た刑務所ものが、『告発』(1994、米。米タイトルは”MURDER IN THE FIRST”)で、これが結構残酷、というか割と現実的だったので、ショーシャンクは「きれい」に見えました。うん、でもよかった!ERのロマノ先生も発見しました、すごく脇役だったけど。「ショーシャンク」は、一神教的なところがありますね。ショーシャンク刑務所の所長が熱心なキリスト教信者であるとかは全然関係なくて、一神教的です。「キミはそうするの?まあ僕はこうするけどね」みたいな。カッコいいんです。「ショーシャンク」だけがカッコいいんです。そんな感じ。
 今まで観た映画の中でも、相当時間軸の幅が広い作品でした。レッド(役名ですが)の語りが最高です。ただ一人、自分を有罪だと思う男。彼は一番、”まとも”だったのでしょう。だからアンディーも心を開いた。
 アンディーとレッドの友情を見て思うけれど、ああいう、限界の中で生きる人たちは、本当の友情を築けるんですね。そして本当の友情とは、決して全てを話すことではないんです。いいですね。素敵じゃないですか。最後のシーンなんか、ほっこりしますよね。さらーっとして、ほっこりします。
 にしても、所長が死んじゃったのはなんというか、悲しかったりもします。ああいう、”まんまと騙されたえらい人”っていうのは、最後惨めになりながらも、くっそー覚えてろー!って言ってて欲しかったなあ。所長ってどこもみんなあんな顔であんな体型なのかな。『告発』のアルカトラズ刑務所の所長もあんな感じだった。
 

 なんか『告発』についても書きたくなってきちまったので書こうかなー。主演はクリスチャン・スレーターとケヴィン・ベーコン。知ってる人は知ってると思います。粗筋は以下な感じ。
 舞台はアルカトラズ刑務所。ここがひどいところで、看守による囚人の虐待が横行し、囚人が少しでも歯向かうと、光も無く、音も無く、食事も殆ど与えられることのない地下牢(”穴蔵”)に入れられ、毎日のように虐待を受けることになる。幼い妹のために”5ドル盗んだ罪”で懲役25年の刑に服役中だったヘンリー・ヤング(K.ベーコン)は脱走を謀るも、仲間の囚人の密告により捕まり、”穴蔵”に1000日間収監される。地下牢から出たヘンリーには、刑務所の音や光、全てが強烈な刺激となり。多くの人が集まる食堂で、その緊張状態が限界まで来たとき、ヘンリーの目が自分を裏切った囚人を捉える。衝動的に立ち上がったヘンリーは、持っていた”スプーン”を、その囚人の首に突き刺して殺してしまう。
 すぐに刑事裁判が開かれることになり、ヘンリーを担当することになったのは、若き弁護士・ジェームズ(C.スレーター)。ヘンリーの死刑は確実と思われたが、ジェームズはヘンリーのたどたどしい言葉の中から、アルカトラズ内で横行する残酷な虐待行為の存在を知り、ヘンリーの犯行は1000日間の”穴蔵”生活に起因する精神異常によるもので、その責任は、囚人が精神に異常を来すまで悪夢のような虐待行為を続けた刑務所にあるとし、アルカトラズ刑務所そのものを告発する。

 …というような話なんですが、いやー面白いですよ。ケヴィン・ベーコンの演技が最高です。でも、結構残虐なので、暴力的なシーンが苦手な人とかは、見ない方がいいかも。あと、戦争とか、刑務所とか、そういう独特の生臭さが苦手な人は見ない方がいいかも。この作品は、生臭さムンムンですから(笑)

 ショーシャンクも告発もまだよ!って人は、告発、ショーシャンクの順がおすすめです。告発があとだと、翌日、活動する気になれませんから(笑)



 ではごきげんよう!