先日、とある物流経営者数名と密会をする機会がありました。
皆さん、斬新な思考回路をお持ちの方ばかりで、”目から鱗”大変参考になりました。
密会ですので、大ぴらには出来ませんが、大きな話題として2点ほどありましたので一部をご紹介します。
1番目は、やはり 改善基準告示(物流の2024年問題)についてですね。
真っ二つの意見で激突していました。
『コンプライアンス優先』と『ドライバーの生活優先』
まあ、そうなりますわな
コンプラ重視派のご意見
① やるしかない
② ドライバーの賃金は、運賃アップが最低条件であり、応じない荷主には”お断り”した
③ このご時世なので、新たな荷主を獲得することは苦にならず、より良い条件で契約できている
ドライバー生活優先
① 持ち家の一つくらい持たせるのが経営者(会社)として当たり前
② 労基法の全労働者が、パート(臨時雇用者)のような『時間ベース』の考え方を正社員ドライバーに押し付けることがナンセンス
③ 労働集約型である以上、出来高制になることは必然であり、怠け者(チンタラ業務を行ったり、渋滞になっても漠然と渋滞にはまり続けるような時間稼ぎをするような人など)の方が仕事ができる人(同じ業務でも短い時間で業務を終了できる)よりも給料が高くなるという違和感が、出来るドライバーの労働意欲を阻害する
④ ドライバー本人が望んでいることなので、愚痴は出ないし、十分な賃金を払っていると自負している
まあ、一長一短、どっちもどっちですが、課題山積ですね。
賃上げは国策ですし、運賃アップも国策ですので、荷主次第となりそうです。
共通しているところは、以前のように”依頼された仕事を進んで受ける”ような会社は皆無だということです。
※ 売上命の会社は別ですが、密会メンバーは責任感がある方ばかりなので、そんなことはしません。
WIN(荷主) WIN(ユーザー) WIN(会社) WIN(従業員)
※ この順番にも意味がありますのでお考え下さいね
これが最後に辿り着くところだと思います。。。
長くなりましたので、”2番目”は次回に…