トラックの保全について書いてみようと思います。

保全には2種類ありますが、当社の取り組みをご紹介します。

 

まず始めに、保全の種類をご説明しておきます。

 

予知保全と予防保全があります。

 

予知保全とは...

法令点検や任意の点検、使用中の異音や作動状況の変化などにより、壊れる前の症状を察知して交換や修繕などを行なうこと。

★ 予知保全は、法令点検などは義務化されておりますので、実施されていることだと思います。

任意の点検としましては、日々の走行距離が多い車両は距離に応じて点検回数を増やすなどの対応を取りますが、コストがかかる為、やっていない会社が多いようです。

また、当社は保冷車を多く採用している為、暑くなる前の5月頃に毎年全車両の冷凍機を点検しています。

こちらは莫大なコストが掛かりますが、夏場に大きな負荷がかかる冷凍機を点検&整備することで、出先でのトラブルを防ぐことができます。

他に、ドライバーさんなどの現場の方からの情報提供により実施されます。

 

予防保全とは...

トラブルが発生しないように、時期や車両の場合走行距離に応じて定期的に交換やオーバーホールすること。

★ 一番メジャーなのは、”エンジンオイル交換”ではないでしょうか? その他の油脂類やエレメント(ろ過装置)なども時期や走行距離によって交換を行なっていると思います。 が、、、定期点検まで実施しない会社さんもいるかもしれません。

 

当社独自の対応...

他社と違うのが、ラジエターなどの冷却装置に関する対応です。

ラジエターならびに周辺の補器類を消耗品として、定期交換を実施しています。

ラジエターの損傷等によるオーバーヒート防止は当然なのですが、実はラジエターの冷却能力によって各部の劣化を左右する重要な役割を担っています。

夏場になるとラジエターの負荷も大変大きくなり、突然壊れることも多くなります。

当然、エンジンが止まり、荷物への影響や現場を対処するドライバーのこと、レッカー手配、修理等々を考えますと、やっておくべきだと思います。

 

機械ものなので絶対はありませんが、少しでも故障の確率(回数)を減らせれば、関わる皆さんが幸せになれると思っております。