■ 株価が上下する理由
● 株価が上昇する
企業の業績が上昇、新製品の開発、株式分割、自社株買い、その他好材料
● 株価が下降する
企業の業績下降、企業内の不祥事、世界情勢、天災、企業に不利な法案等
なぜ株価は上下するの?
どうして株価は常に上下するのでしょうか?
言われていみると、少し不思議な感じがしますね。
株価は「売りたい人」と「買いたい人」の2者がいて初めて成立します。
例えば、ある株を全ての人が買いたいと思えば、その株には値段が付きません。
これは、その株を売りたいという人がいないためです。
反対に、全てのひとがある株を売りたいと思った場合も、株には値段が付きません。
こちらの場合は、その株を買いたい人がいないためです。
株式市場に参加している人が常に先のことを考えて、それぞれ異なった動きを取るため、その結果が株価の上下として現れてくるのです。
株価の上下には人間心理が深く関係しています。
株価はなぜ変動するの?
株価が上下するには理由があるのですが、その理由が分かるということは大変重要なことです。
株は安く買って高く売らなければ儲けることができないので、投資家は株価の値動きを予測できなければならないのです。
それでは、どのような理由で株価が変動するのでしょうか。
株の需要と供給
株に限らず、需要量と供給量のバランスでものの価格が決まったりします。
キャベツが不作の場合、キャベツの値段はいつもより高いですし、サンマが豊漁の場合、サンマは安くなります。
株価も同じで、ある企業の株を売りたいと思っている人に対して、買いたいと思っている人がたくさんいたら値段が上がります。
どうしてもその株がほしい、ほかの人よりたくさんお金を出すから売ってほしい、と買いたい人がみんな思っていたら、 連鎖的にどんどん株価があがります。
逆に売りたいと思っている人にたいして、買いたいと思っている人が少なければ、どうしても売りたい人は、ほかの人より安くしてでも買ってほしいわけです。
買わなきゃ損
投資家がこの株がほしいと思う決め手はなんでしょうか。
株を安く買って高く売ることができれば儲かりますが、買った株の値段が高くなるということはその株が、みんながほしいと思える株、一言でいうと“いい株”ということになります。
株で儲けるには、いい株を安く買うのが一番です。
というわけで、投資家は、“この株はいい株かどうか”ということと、“安いのか”ということに着目し、 条件を満たす株を買うわけです。
“この株はいい株かどうか”、“安いのか”はそれぞれ、色々な情報を分析し、自分の責任で判断するのもです。
テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析を参考にしてください。
売らなきゃ損
それでは、株を売りたいと思うときは、どのような時でしょう。
一つは何らかの理由で株を現金に換えたい時があります。
もう一つは、その株を持っていても損する可能性があるときです。
損する可能性というのは簡単にいうと、買った時の値段を割り込む勢いで株価がどんどん下がっているときです。
もっというと、株価が下がってしまう原因になるようことが起こってしまった場合です。
たとえば会社の不祥事などが原因で、その年の業績悪化は避けられないときもそうだと思います。
株への投資で儲けるためには、損をしないための情報収集も必要不可欠です。
材料以外で株価が変動する理由は、私が把握している限り次の3つです。
「為替」「金利」「外国市場」
まず、「為替」についてですが、円安になると株価は上昇し、円高になると株価は下落するといわれています。
これは、海外への輸出を主としている会社は円安になると、外国の企業が商品を安く仕入れることができるため売上が上がり、円高になると、輸入を主に扱っている企業は少ないお金で、商品を仕入れることができるので、コストがさがり業績がよくなります。
つまり、円安になると輸出する企業は儲かり、逆に、円高になると輸入をする企業は少ない金額で仕入れができます。
輸入を主とする会社よりも、輸出を主とする会社の方が日本には多いから、円安だと上昇、円高だと下落すると言われているのではないでしょうか。
次は「金利」です。金利が下がると株価は上昇し、金利が上がると株価は下落すると言われています。
これは、安い金利に嫌気をさした人達が、「銀行にお金を預けるよりも株式に投資する方がいい」と考えるようになるからです。
(私もそう考えました。100万円預けて利子が5円て・・・)
逆に金利が上がれば、損をする可能性のある株式投資よりも、確実に増える銀行の利子を選ぶ人が多くなり、株式投資に参加する人が減るために、株価が下がります。
最後に、「外国市場」です。アメリカの株価が上昇すれば日本も上昇し、アメリカの株価が下がれば、日本の株価も下がるといわれています。
この理由についてなんですが、よく分からなかったので誰か教えて下さい。
アメリカで日本の会社の株が下がるのと連動して、日本でもその会社の株が下がるという理屈なんだろうけど、そんなに影響あるのかなぁ?
もしかすると、「昔からそうだから」という理由が一番なのかもしれません。
株価が上下する理由を分析しよう
株価というものは、美人投票にたとえられるように買いたい人が増えれば価値は上昇し、逆に売りたい人が増えれば価値が下落していきます。
しかし、こうした人気というのは、ある日突然ということは余りありません(ないわけではありませんが・・・)
それにはそうなる必然性がやはりあるのです。
ここでは、そうした株価が上下する理由(人気が出たりなくなったりする理由)を分析していきます。
企業業績・利益
株価を変動させる大きな要因がこの企業業績・利益です。
株式とは会社の権利を分割したものですから、会社がたくさん利益をだせば、その分、1株あたりの利益が増える=1株の価値が増大するということにつながります。
ちなみに、株価を動かす要因・理由というものは最終的にすべてこの企業業績や利益に帰結します。
つまり、上下する要因は企業業績や利益がどう変化するのか?
ということに尽きるわけです。
さらに、株価という観点で言えば、「一株に対する利益」というのが最も重要です。例えば、1億円の利益をあげていた会社が1万株しか発行していなければ1株あたりの利益は1万円ですが、1億株発行していれば1株あたりの利益は1円にしかなりません。
マクロ経済的要因
経済情勢など企業をとりまく経済環境全体(日本や世界)における要因を挙げていきます。
トップダウンアプローチにおいてよく利用されます。
為替レートは一部の企業にとって企業業績に大きな影響を与えます。
特に輸出企業や輸入企業には大きな影響があります。
また、日本は経済的に輸出を多く行っているため、為替レートは様々な形で景気に影響を与えるため業績への寄与も大きいものです。
金利水準とは公定歩合(現在は無担保コール翌日物金利)などの短期金利や、10年国債の金利といった長期金利があります。
こうした金利の水準は企業の資金調達に対する影響があるほか、金利水準と景気が連動する面もあるため、株価にも影響を与えます。
GDP(国内総生産)や鉱工業生産指数など様々な景気指標も株価へ大きく影響をあたえます。
中でもこうした景気指数は先行指標、一致指標、遅行指標に分類されます。
ここでは、様々な景気指標の重要性や株価への影響について解説します。
株価に影響をあたえる事象として要人発言や政府による発表があります。
こうした発言は景気に対する大きな影響や為替レートの変動など大きな影響力がありますので、当然株式市場に対しても影響を与えることになります。
ミクロ経済的要因
それぞれの企業個別ベースでの株価変動要因を挙げていきます。
配当金も株価への影響を与えます。通常増配(配当が増えること)や復配(これまで配当がでなかったものが出るようになること)はポジティブで減配(配当が減ること)や無配転落(配当金がでなくなること)は悪材料です。
銘柄の中には株主優待が非常に人気化している企業があります。
特にこうした株主優待が人気の株式の場合、株主優待の制度変更が株価に大きな影響を与えるケースがあります。
企業は資金調達が必要な場合に「増資」という手続きをとることがあります。
この増資発表というのは会社の資金調達により財務状況は健全化しますが、その会社の発行済株式総数が増加するため、結果的に1株あたりの利益の減少につながりやすいというリスクがあります。
TOB(株式公開買い付け)とは、第三者が当該企業の株式を一定の目的の元、価格を公開して買い付ける行為のことを指します。
一般的には株式を購入する事での経営権の確保や一定割合以上の株式を取得することを目的に行われます。
実施される価格帯にもよりますが、多くの場合は相場よりも高い価格での買い付けとなりますので、株価にも大きな影響を与えます。
東証1部銘柄限定ですが、日経新聞が算出している日経225(いわゆる日経平均)への組み入れや組み外しなどは当該銘柄に対して大きな影響を与えることになります。
ここでは、日経225(日経平均)への組み入れ・外しが株価に与える影響を検証します。
単元株数の見直し
株式の売買単位を「単元株」と呼びます。
この単元株の株数は企業がある程度それぞれ決めてよいことになっています。
例えば単元株が1株の会社であれば1株単位で売買ができますが、単元株が1000株の会社は1000株単位でしか通常売買できません。
この単元未満株の見直しは株の流動性と企業の株主管理コストに影響を与えます。

