死体遺棄の現場から、物語は強烈にスタートする。
命をかけても許されない罪を犯し、
その罪の所在すら自覚できない人間が、
生のエネルギーの塊によって
自分が人間であるということに気付く。
その道程は険しく難く、
償うとともに、新たな罪を少しずつ積み上げていく。
そこから逃げず、受け入れ、けれど立ち止まらず
友と師の人生を背負い、一分一秒すべてをすべて捧げてきても、
自分が奪った命と同じように、
簡単に掬い取られてしまうもので。
根底が悪でしかなく、一身を尽くしても救い上げられないひともいる。
体の芯から腐ってしまっていて、どうにもならない心もある。
全てのひととわかりあうことはできないし
理解することもできないし
全員がひととして大切な心を持っているわけではない。
だけどそういう人間をこそ救えることが
その罪を償う人間に課された宿命。
矛盾。
けれど、ほっとした。
食べることは生きることだ、と誰かがいったけど
人が人のために心をこめて作ったものは
必ずそのひとの心をあたためてくれる。
美しいことばで綴られる、みずみずしい野菜や果実や、ごちそうの数々は
よくよく見てみると、
自分も口にしたことがあるものばかり。
ひとのこころをあたためるたべものは、
まごころをこめることが
気の持ちようでなくて、小さくても奇跡を起こすのだ、と思う。
人が人のために心をこめて作ったものは
必ずそのひとの心をあたためてくれる。
美しいことばで綴られる、みずみずしい野菜や果実や、ごちそうの数々は
よくよく見てみると、
自分も口にしたことがあるものばかり。
ひとのこころをあたためるたべものは、
まごころをこめることが
気の持ちようでなくて、小さくても奇跡を起こすのだ、と思う。
つむぎ、からみ、おりなす
雪月花の儚く、強い美しさの結晶。
白居易のひとりごとであって
そういう名の花は存在しないけれど、
きっと、大切なものがあるひと、
その大切なものを全力で愛し、守りたいひとに
きっと、それぞれの花がある。
美雪、紗月、梨花。
決して綺麗な感情だけではなくて、
暮らしていくための技術があり、
打算も、諦めもあるけど
自分のいのちと同じくらい大切な存在を
未来に継いでいく美しさが、そこにある。
雪月花の儚く、強い美しさの結晶。
白居易のひとりごとであって
そういう名の花は存在しないけれど、
きっと、大切なものがあるひと、
その大切なものを全力で愛し、守りたいひとに
きっと、それぞれの花がある。
美雪、紗月、梨花。
決して綺麗な感情だけではなくて、
暮らしていくための技術があり、
打算も、諦めもあるけど
自分のいのちと同じくらい大切な存在を
未来に継いでいく美しさが、そこにある。
女性が、女性らしく、
細やかで、
たまに思いやりのあまり
いきすぎて、いとおしい。
だけど、
プロフェッショナルとしての仕事が、
しびれるほど清々しい。
どんな仕事にも、
枝葉の多さは違っても、
奥の深さは深く掘り込んで
究極にたどり着くことはない。
ひとりひとりの人間が
生まれも、育ちも、親も、
細やかで、
たまに思いやりのあまり
いきすぎて、いとおしい。
だけど、
プロフェッショナルとしての仕事が、
しびれるほど清々しい。
どんな仕事にも、
枝葉の多さは違っても、
奥の深さは深く掘り込んで
究極にたどり着くことはない。
ひとりひとりの人間が
生まれも、育ちも、親も、