母の日でした。


ガラスコップは
おとんがエヴェレストを
線描したもの
(どうやったんだ?上手いな相変わらず)

そこへカーネーションを
さしました。

おかんはブルベ夏
ピンクやライラックが似合う、
エレガントなひとでした。

亡くなってからというもの
姉妹みな 母の日の文字を見ると
胸がぎゅーっと締め付けられて
大嫌い!と避けていたのですが

今年はいよいよ父の日も
できなさそうと考えたとき、
これは克服せねばならない
と思ったのです。

そこで
人だかりがしている花屋さんへ。

売りどきだから
わさわさガヤガヤ みんな楽しそう‥‥‥

くたくたに疲れている身には
そして
実際 母に渡せないわけなので
やはりとんでもなく辛くて
挫折しかけたけれども、

なんとか好きなものを選んで
写真の前にこれを飾ったとき、

ありがとう と言葉が出て
涙も出ました。

思うに、
ただ 不在を悲しむよりも
母の日には
73歳まで生きてくれたこと
何十回も祝わせてくれたこと
一生懸命 育ててくれたこと
も感謝したほうがいいなあと

どうせ泣くけれども。

父の日もそうやって行こうと
思うのです。

もちろん誕生日は祝うし
命日は静かになんとかやりすごす!

これでいきます。

私は生きていかなきゃいけないから。


‥‥‥‥‥‥
みなさま、
母の日 父の日
ありがとって
いつも思っているならば
ちゃんと感謝を伝えてね。