家族が緊急入院して

44日めの朝です。


頭痛であたまが割れそうですが

薬をつめこんで向かいます。

愛情のちからってすごい。

それだけ父にはもらいましたから。


気難しく口もきついので

喧嘩(というか文句つけたら怒る)も

たくさんして、

たいへんでしたけど

本当にいつも心配し

守ってくれました。


長い長い‥‥‥でも

あっという間のような

まさに『夢中』で対応してきた

この4月、5月。


春からいつしか初夏、

よるの付き添いが続き

なんともきつい ですが

病人のほうがもっときついはず

今こそ頑張りどき。


妹たちにも仕事を休ませ

交代して しのいでいます。


あと数日したら

おちつくはずです。


ふと考えます、

この病人に もし家族が

子供がいなければ?


子供がいたとしても、

男の子しかいなければ?


どうやってこの

不安でおかしくなりそうな時期を

ひとりで過ごすのだろう?と。


そういうひとに、

私が代わりに

不安を和らげたりしてさしあげたい。


でも

その体力気力がないことは歴然。

本当にうらめしく思います。

父のことでさえ限界ですから。

家に倒れ込んでしまう。


スーパーウーマンになれたなら‥‥‥!!


病み上がりの夫もいま繁忙期、

申し訳ないけれど

サポートがおろそかに。

申し訳ないし、心配で。


でもでも

あと少しすれば落ち着くはず。

父は話もほとんど

できなくなるだろうから‥‥‥。


眠るようにお別れ‥‥‥が

実現できるとよいなぁ。



母のときは

思慮の浅い家族に数で負け、

苦しめてしまいました。


延 命 は、

無 意 味 です。


自然の摂理に反している。


苦しみを長引かせるだけ。


家族の抱く

『生きていてほしい』

という勝手な願いや

一縷の望みをかけ、


生きているとは呼べない状態の

やせ細り弱って口もきけないひとを、

いくつもの管につないでまで

なぜ生かすのか。


私はされたくない。


結果的に

彼らに学ばせてくれた母が

かわいそうでたまらない。


そのおかげで父は

延命なしで去ることができます。


母のことを思い出すと

悲しみ、怒りで涙が尽きません。

何度もそれをくりかえす意味はない。

わかっていてもやってしまうので、

頭の中から追い払うよう努めています。


※モンキートレイン

ということば、調べてみてください、

いやなことが浮かんだら

追い払ってもらう訓練です。


‥‥‥‥‥‥


いま、おなじように

家族の病気でつらいみなさまへ。


どうぞ後悔の少ない、

しかし無理しすぎない、

そんなお世話をなさってください。


感謝と愛を改めて伝えておけば

あとは何も言わなくてよいのです。

謝ることなど不要。


ひとはかならずこの世を去ります。

みんなみんなおなじ。

わたしも、あなたも。

おそれることはない。

自然なのですよね。

いきものなのだから。


別れの寂しさだけは

筆舌に尽くしがたい。

けれども、

天寿をまっとうしたなら

必ずいつか会えます。


魂は不滅です。

そう思っています。