Mでございます。
毎日、自分が考えていることを書ける場所ブログ えらいことになっています。 きりがない。
幼稚園からこんなふうでした。内容の程度は変わってゆきますが 「なんで?どして?」がいっぱいあったのです。
ひとの言うこと。自然現象。いろんなことで疑問が湧きおこる。知りたいと思い、考え倒す。 調べる。
が、そこまで突き詰める以前に疑問にすら思わないのが普通なのだと気づいたのは 小学校低学年のときでした。
おかげでグサグサ傷ついたことを書いてみます。
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給食費の封筒を持ってこない子がいました。
男の子は、なぜかオカッパ頭。伸びきったTシャツのえりぐりは何だか寒そうです。
そのとき気づいたんです。「床屋さんへ行くお金ももらえない」ことを。おかあさんがハサミで切るのだと。
どんなにつらかったか、恥ずかしかったか。息が苦しくなってしまいました。
先生が訳を尋ねると、「おかあさんにお金ちょうだいって言えなかった・・」。*これはずっとあとで聞いた話。
でもね 恥ずかしいって思うのおかしいんです 本当は。
彼は何も悪くない。
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別の男子の話をします。
誕生日にケーキを食べたことがない子。
中学の同級生で仲良しの彼は、たくさんのきょうだいがいる家に生まれました。
「誕生日にケーキ?そんなの無かった」というので、驚きました。
「でも何かもらったんでしょ?」と聞いてみたら・・・
「トマト。丸ごと1個」。
大好きなトマトをいつもより多く食べられた。
でも 友達がケーキを食べているのを聞いているので、みじめだったと・・・
飲み会の席で泣くわけにもいかず、お手洗いへ行ったのでした。
野球部の部活のユニフォーム、当時2種あったそう。
ごわごわの伸びない旧式。
もうひとつは最新素材で動きやすい。値段は2倍。
三つの地域の子供たちが通っていた中学です。
そのうちのひとつから来ている子は ごわごわのしか買ってもらえない。
レギュラーになれたのは、ひとりだけ。そのせいだけではないだろうけど、悔しかったと。
彼らの多くは勉強が苦手。高校のいわゆる「ランク」も下のほう。
高校を出て働きます。大卒より所得が低いのです。
親が学歴がない。お金が少ない。すると、子供もおなじになってしまう。
知能は遺伝です。 それに家の経済状況、環境、 教育にかけるお金・・
お金のある家と、そうでない家の子。何もかもが違います。
ある研究によれば、成績がどうやって決まるか は、
頭の良さが50%。これは遺伝。
残りの50%は家庭・教育の環境。 そして本人の努力 だそうです。
静かな自分の部屋・・せめて「自分専用の机」があれば。
塾へ行くお金があれば。
ここまで揃ったうえで、本人が努力をすれば大学生にだってなれる。
しかし 学歴が無ければ 「貧しさの親子リレー」となります。
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*私は三つの地域の「中間層」。
公務員、本以外にはあまりお金を使わない質素な家庭。
塾の類は行ったことがありません。部屋は三姉妹一緒。
それでも、姉妹みな いちばん上の高校に入りました。
理由は遺伝的な頭脳のおかげとしか。
だから私は 「成績がいい それがどうした?」 と感じるのです。
恵まれていたのでしょ、と。
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話を戻しますね。
野球部のその子は、勉強ができなかったけれど とても優しくよく働く子です。
いわゆる高学歴の友と比べてもまったく遜色ない。
ひととしてどうかが大事なはずなのに、世の中は正当に評価してくれないんだな・・と。
勿論、高度な業務は頭が要る。だから給与も高い。
だけど・・子供たちまでその恩恵をあずかるのは不平等だと思うんです。
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某コスメサイトでのこと。
「あんたプチプラしか買えないんでしょ」 と私を侮辱してくるひとがいます。ストーカーのひとり。
私とてデパコスよく買っていました。今もNARSとMACくらいちょっとは買います。買えるけど買いたくないだけ。
でも言い返しません。理由、おわかりですよね?
お金があるよと自慢するなんて恥ずかしい! それしか自慢ないんかい!(笑)
どうかお子さんがいらしたら話してみて欲しい。
『お金のあるなしで人を判断するのはバカだけよ』 と。
お金は、あれば勿論いい。でもひとりじめしたら意味がない。
いつだって、おなかを空かせている子がいます。
菓子パン一日一個と 具のないうどんを食べている子がいる。机なんか食卓しかないからそこで勉強。
アフリカへ行ったら、それだってない。猫だって、放り出されて飢えて震えているんです。
そういうこと知らずに育つからつまらないことで挫折する。
自分のことばーっかり考える馬鹿者 だからそうなる。
恵まれていることを知り、感謝できる子
恵まれた環境を生かして頑張る子がいい。
まわりを見渡せる、そして人を助けられるような子になってほしい。
私に子があったなら、このことだけをしっかり伝えていましたよ。
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今日もありがとうございました。