知人の御家族の家屋内の片付けを手伝いに宮城県の仙台市と名取市にお伺いさせて頂き、全く些少ではありますが、日用品などをお届けして参りました。

途中、仙台空港の近辺と名取市の閖上地区を通り、被災地を目の当たりにいたしましたが、そのあまりにも巨大な惨状を前に、僕の想像力はほとんど役に立たない、及ばないものなんだということがつよくわかりました

連日テレビ、インターネット、ラジオで報道されている映像、音声などを目にし、耳にして、今回の災害の重大さを認識していたように思っていたのですが、実際の被災地を目の前にして、自然災害の巨大さ、激しさ、無慈悲さがはっきりとわかり、衝撃を受け、恐怖し、哀しくなり、落胆しました

甚大な被害を受けた地区はとても静かでした
でも全てが破壊し尽くされています。見渡す限り、全てが徹底的に破壊されています
なにひとつ生きている感じがしませんでした
こわいくらい静かというのはこういうことなのかと思いました




もしも、自分の目の前でそのようなことが現実に起こってしまったら…何ひとつなす術はなく、恐怖と驚愕で動けなくなってしまうと思いました。

…その大きさの想像がつかないのですが…約80mもある大型漁船が津波によって5艘も気仙沼市街地まで運ばれ、市街地を広範囲にわたって動き回った為に、通常の津波では破壊されない鉄骨作りの建物なども完全に破壊されたとのことです…。

約80mの大型船…間近に大きな船を見た経験が少ないので、80mの大きさの船というものがほとんど想像がつきません…しかも、そんな巨大な船が、市街地を縦横無尽に動き回って、向かった先の建物をすべて破壊して行く…

本当に今回の津波の巨大さは恐ろしいです…


そのような、私たちの想像を遥かに超えた猛威をふるった津波に耐え抜いた「一本の木」が、その地で復興を目指す人々に希望をもたらしているそうです。

大自然は今回のような甚大な被害をもたらし、同時にこのような奇跡をも見せます…なんて皮肉なことなのだろうと思わされます…私たちは大自然の力の前にはこれほどまでに無力な存在なのかということを今回ほど強く感じさせられた機会もありませんでした…

決して今回の津波は天罰ではないと信じますが、自然に対する畏れをあらたにし、日々生かされている自分の小ささを強く知り、だからこそ、その小ささの中で出来得る限りの務めを果たして生きて行きたいと思いました。



『名勝 高田松原 奇跡の一本』

東日本巨大地震の津波で壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市で、国の名勝にも指定されている「高田松原」の数万本の松が、ほぼすべてなぎ倒される中、奇跡的に1本だけ生き残った。

 すさまじい波にのみ込まれながらも、強く、まっすぐ伸びる1本の松の姿に、市民らは「街を復興に導く象徴だ」と、新たな希望を見いだしている。    (後略)

今から3年くらい前に、兵庫県の知事が『関東大震災は関西にとってはチャンスだ』と言った。

都知事は今回の大震災を『我欲への天罰だ』と言った。

おととい(20日)、大阪府議選に立候補予定の自民党の長田義明・府議会議長は『本当にこの地震が起こって良かった』と言った。情けなくて涙も出ない。



以下、読売新聞より


4月1日告示の大阪府議選に立候補予定の自民党の長田義明・府議会議長が、20日の事務所開きで東日本巨大地震に触れ、「大阪にとって天の恵みと言うと言葉が悪いが、本当にこの地震が起こってよかった」と発言していたことが分かった。

 長田氏は、大阪湾岸の府咲洲(さきしま)庁舎に庁舎を全面移転させる橋下徹知事の構想に反対している。同地震で咲洲庁舎のエレベーターや壁の一部などが 損傷し、橋下知事は防災拠点にふさわしいか再検証する考えを示しており、事務所開きでは、移転問題に言及して「よかった」「知事の考えが間違っていたこと が示された」などと話したという。

 長田氏は取材に「会場では黙とうもしており、被災者を思う気持ちはみんなと同じ。ただ、発言は不謹慎で、言ったことが悔やまれる」と話した。



政治家って何なんだろう…

マツモトキヨシの創業者にして、「市役所は『市民に役立つ所・市民にとって役に立つ人がいる所』をモットーに掲げて松戸市市長をも務めた松本清さんが生きていたら何とおっしゃっただろう…












泣けました。

東京消防庁の佐藤康雄さん、高山幸夫さん、冨岡豊彦さんの記者会見。

無表情で粛々と会見されておられた御三方が、共に命を懸けて任務を果たされた同僚や御家族の話になった時、胸の底からこみ上げるものがあったのだと思われます…突然、声を詰まらせて、男泣きされました。

画面を見ているこちらにも、その心が伝わってくるようで

とても泣けました。

素晴らしい会見でした。

命がけで任務を果たしてくださった皆さんのことを決して忘れません。

ありがとうございました。




今日は東武カルチュアスクールと道場で稽古いたしました。

今日のカルチュアスクールでは久しぶりに宗家のヤマト歌『いまごとのしるし』を用いて稽古しました。

この楽曲はレコーディングディレクターを務めてくださったオーディオメディア(株)の長嶺 徹さんが自らアレンジしてくださった楽曲ですが、僕は何度聞いても感動してしまいます。

2008年の9月、パリ・ユネスコ本部 第一会議場で『TSURUGI~Chant de YAMATO et Dans de Sabre~(ツルギ~ヤマト歌と剱舞~)』という作品を公演した際にもオープニングはこのヤマト歌で始めました。

この公演は、当時ユネスコの加盟国193カ国から約2000人の関係者を御招待して、在仏日本大使館・山本大使とユネスコ副事務局長フランソワーズ・リヴィエール女史による開幕スピーチから始まった大変厳かな雰囲気の公演でした…。

その当時、アジア人として初めてユネスコの事務局長を務めておられた松浦晃一郎事務局長も会場にお見えになる可能性もあったことから、私は開演前には足が 震えそうなほど大緊張いたしましたが、この『いまごとのしるし』のイントロが始まって宗家の歌声が第一会議場全体に響き始めると、何と言うか、『日本を代 表して頑張るぞー』みたいな意欲がどんどん湧いて来て、とても集中した思い出があります。

またいつかユネスコの第一会議場で公演出来るような機会があればうれしいなぁ…と思う今日この頃です。

追伸
宗家のヤマト歌『いまごとのしるし』、この日本に生まれたことが嬉しくなるような、本当に良い歌です。
聞いてみたい方はこちら からどうぞ。




徒然草 桜月流




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