面白かったです。
遺伝について語ることはタブー視される風潮は根強い。
教育現場で「学力は遺伝」というのは言ってはいけないことになっている。
精神疾患や発達障害の世界においてもタブー。
しかしこの本ではありのままが書かれている。
この本では、パンドラの箱を開けてしまったことになるかもしれない。悲観的なことも多いが、それでも知らないままでおびえるよりも、知って受け止め、なんとかする態度や方策を考えることのほうが健全であると感じていただけないだろうか。
遺伝子は一生、あなたの心をあなたらしい形で自動運転しつづけている。いやでも内側から湧き続ける。
・知能の遺伝率は、発達とともに増加する。
児童から青年となる成長期に、さまざまな教育環境や社会経験にさらされ、知識や技能が増えるにしたがって、環境の差の影響が大きくなるのではなく、遺伝的な特徴が顕在化するのである。
この時期を学習期とすると、人間は環境に左右されて受動的に学習しているのではなく、みずからの遺伝的資質にしたがって能動的に学習をすすめ、遺伝的な「自分」になろうとしていくかのようである。
・環境要因のほとんどは家族で共有されない
きょうだいは、同じ遺伝子を半分しか共有しておらず、想像以上にきょうだい間に差異を生むことがある。
・家庭内の遺伝子のばらつきは、家庭間のばらつきを上回る
父母から受け継いだ遺伝子の組み合わせは、基本的にはメンデルの法則に従い、父と母、それぞれが一対ずつ持った遺伝子対のどちらか一方をランダムに受け継いだものの組み合わせである。そのランダム性は運次第。
同じ一組の両親から、この社会の中の人すべてのバリエーションに匹敵するくらい多様な遺伝的要素の子どもが生まれうる。
「生まれつき」は、学習することができないもの。
「知識」は学べば獲得され蓄積される。
その知識を使えている時、その「能力」があるという。
生まれつき、と 努力。
才能、と 能力。
書ききれない!
何度か読んでも、まだ理解しきれない!
でも、理解したい!
何度も図書館で借りています。笑
