「永遠の途中」 唯川恵
こんなに面白い本があるんだ!と興奮しました。
普段本を図書館で借りていますが、これは手元に置いておきたい・・・とも思いました。
朝と帰りの通勤、家に帰ってからと1日で最後まで読んでしまいました。
本当におもしろい。
広告代理店に勤務する薫と乃梨子は、同期入社。
仲はよいが相手と自分を比べずにいられない微妙な関係。
どちらも、同僚の郁夫に恋心を抱いていたが、ささやかな駆け引きの後、薫が郁夫と結婚して主婦に。
乃梨子は独身でキャリアを積み続ける。
歳月は流れ、対照的な人生を歩みつつも、相手の生き方を羨んでしまうふたり…。
揺れる女性の心をリアルに描く長編小説。
話は27歳から始まり、age30、33、39、42、47、52、60と年齢ごとの2人が描かれています。
読んでの率直な感想は、
結局、私たち女はうらやましがりやなのだ。
いつも自分が一番幸せでいたくて、自分の選んだことは間違っていなかったと認識しつづけていたいのだ。
私も、そうですもん![]()
ただそれが、人生の後半にさしかかってきた頃にはどーでもよく笑えることだったりするのでしょうね。
"もし、あの時ああしてたらって、自分のもうひとつの人生を勝手に想像して、それに嫉妬してしまうのね。
何だか、いつも生きてない方の人生に負けたような気になっていたの。そんなもの、どこにもないのに、人生はひとつしか生きられないのに"
という言葉が印象に残りました。
みんさんは、今までの自分を振り返り、あの時こうしておけば・・・・!と思ったことはありますか?
私はまだそれほどの生き方をしていないのかもしれませんが、まだそう思ったことはないですね。
きっと、結婚してからそう思ったりするのでしょうか。
また、この"永遠の途中"というタイトルも気に入りました。
みんな、死ぬまで人生はわからない、幸せであったかの決着はつかないんだと解釈しました。
いつでも隣の芝は青くみえるのだと思っていれば、毎日が少し気楽になれるかもしれませんね。