「紙婚式」 山本文緒
おもしろかった。
私は通勤電車で読書するのですが、ずっと電車に乗っていたいくらい![]()
男女の結婚生活の葛藤を描いた8つの短編集です。
土下座
子宝
おしどり
貞淑
ますお
バツイチ
秋茄子
紙婚式
特に印象に残ったのは「おしどり」、「ますお」
傍から見ると仲の良い夫婦、しかしそれゆえお互いいろいろ我慢をしすぎている。
それがある日爆発してしまうのだ。
他人同士が一緒に生活する結婚。
歩みよりも大切だが、ありのままの自分も大切にしないと疲れてしまうよね・・・。
またタイトルにもなっている「紙婚式」。
ここには心に残る言葉がありました。
"人は停滞に耐えられないのかもしれない"
"子どももつくらない、その日暮らしの私たちはそれぞれ裕福で、でもそれは服や食事や遊びに使えるお金があるということだけのことだった。まわりの同年代の人たちに比べたら確かに若く見え、自由に使えるお金がたくさんあるが、それは本当にやりたいことに時間とお金を費やしているというとそうではなかった。"
"淋しさを紛らわしてくれるのは「他人」であることを私は知った"
↑これはあまり共感できなかったです。淋しさを紛らわしてくれるのは、家族だと私は思う~。
とにかく、夫婦の数だけ結婚生活はあるのだな~と思いました。