
続いて、常総でのボランティア活動レポート#2です。
活動場所は市北部の玉小学校という所。
こちらには常総ボラセンからバス2台に乗って、合計50名(5チーム編成)で向かいました。
到着は10時少し前。
すでに天理教関係の団体が活動に入っており、
校庭の広い箇所は重機で泥だしを行っていました。
ここで今日の作業説明を受け早速活動開始。
私たちボランティアは、
重機の入らない遊具周辺や花壇、あとプール周りなどに積もった泥の撤去作業です。
マッチング時に説明を受けた通り、ひたすら泥だしです。

チームごとにエリアを決めて作業開始。
日が照りつける中でのハードな作業でした。
固くなった泥はスコップでは難しく、
現場でクワをお借りして細かく耕し、
それをスコップで掘って土嚢袋詰めです。

泥は層になって堆積し時折悪臭もありました。
また、横の道路からは、
ゴミ出しのトラックが走るたびにものすごい土煙が。。。
こちらでの活動には、
ゴーグルかサングラスが必須です。
あと、普通のマスクよりも防塵マスクがよいかと思います。

活動の場所が小学校だったこともあり、
お昼休みやお手洗いは助かりました。
洗面所には石鹸もあり、
食事も室内で取ることが出来ました。
なお、食事は持参必須です。
現場周辺のお店は当然やっていません。
また、お水も余分なほどに。
たまたまこちらの学校では500mlペットボトル水が1本配られました。
教頭先生がお昼に煎餅と一緒に差し入れてくれて。。。
また、作業が腰に来るだけに、
お昼休みは皆さん床に横になって休んだり、
寝転んでストレッチしたりして過ごされてました。
ここで午前2時間、午後も2時間と15時までしっかり活動。
1チーム10人で500袋以上の土嚢袋が活動成果でした。
活動が終了し、
グラウンドから学校の前庭に来たら、、、

イチョウの木の下に止まったパトカー。
水に浸かったそのままの姿で痛ましく…。
そして、終わりの会へ。。。

現場は指示が行き届いており、
作業範囲もしっかり事前に決められていて、
何一つ混乱無く、誰一人怪我もなく終了。
自分のチームは、地元から一緒に来た方が自衛隊出身で、その経験からこの日のリーダーを勤めてくれたおかげでとてもメリハリの利いた活動ができたと思います。
(自身、30年前、隣の小貝川が決壊した際、市ヶ谷から駆け付けて救助救援活動をした経験があるのだそう)
他に一緒に活動した方の中には、
神戸から休暇で来たという自衛隊関係の若い方や、
地元警察の方で、今は自治体に出向しているため休みが取れてきたという方など、
とてもタフで精力的な方が居ました。
あと、
山梨から前夜出発して来たという親子三人。
息子たちは高校生で、「ねこ」(一輪車)で土嚢を運ぶ重労働を寡黙にこなしていました。
活動終了後、校門前でバスを待っている時、
石碑の下に水の後が見え、、、

ちょうど「碑」の下辺りに線が見えます。
後ろの車の高さと一緒なので、
車も家屋一階部分も水に飲まれたことがわかります。
バスから見る風景も、
水の圧力で壁が倒れていたり、
商店のガラス窓が割れたままだったりと、
水の被害の様子が痛いほどわかります。
泥は何回も洗わないと綺麗にならないもので・・・。
程なくバスが来、
また、道具を持ち帰る軽トラも一緒に登場。
現場では機材の洗浄と乾燥が出来なく、、、
土や泥がついたままの機材をこのままバスには乗せるのは申し訳ないな…と思っていた所の措置でした。
ボラセンに到着したら氏名シールを返し、
そこから守谷の駐車場行きのバスが案内されました。
約40分程で駐車場に到着。

次から次へとバスが到着してきます。
この日の活動者は約3000人と聞きます。
こちらの常総ボラセンには、近隣の高萩市などのゼッケンを付けた方々が多く手伝いに来ており、受け入れ体制と運営ノウハウが随分と行き届いているなと感じました。
そういえば、
宮城での震災ボランティア活動の時、栃木や茨城の団体と活動を共にしました。
川の氾濫や洪水は、市や県を越えて広域になるとのことから、日頃から連携して訓練しているという話を聞いたことがあります。
駐車場への到着はおよそ17時。
#とても綺麗な夕陽が待っていてくれた♪

この日、駐車場だけでも1000台は超えているし、
電車の駅、守谷での集合も1000人超だと聞きました。
当然、市内から抜ける道路は大渋滞で、、、
でも、私たちはたかが36kmの距離。
19時前には自宅に到着。
全国から来た方は高速道路も渋滞していて疲れたことかと思います。
そういえば神戸から来た若者は当夜に高速でバイクで帰ると言ってたし・・・。
#行ける時に、行ける人が、出来る範囲で。
自分は電車で一人で行こうと思ってた所、
日頃、町会やソフトボールで一緒になる3人が、
たまたま都合と志が合って車で行く事が出来ました。
帰り際、
見送りの方がバスに乗り込んできて、
お礼の言葉と共に、
”まだまだ片付いていないニーズもあるし、
このシルバーウィークで完了した所もある。
また、
まだニーズが上がってきてない所も多々ある。
また来れる時にはぜひよろしくお願いします”
と仰っていました。
自身、次はいつ行けるかわかりませんが、
タイミング合えばまた行きたいと思います。
以上活動記録になります。
ご参考になることがあれば幸いです。
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