七ヶ浜見聞記。 | 〜 シゲさんの「疾風勁草」ログ 〜

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2014.6.1~ReNew!

〜Photologue〜

写真一枚からの日常ログを書き綴っていきます。

それと、、、(不定期になりますが)
東日本大震災から丸三年が過ぎた今、自身で経験したボランティア活動を一枚の写真から振り返っていきたいと思います。




こちらは、宮城県七ヶ浜町の新防潮堤。



手前にある約3mの旧防潮堤の2倍以上の6mを超える高さになります。



傾斜を緩やかにして威圧感を減らしてはおりますが、場所によってはこれまで見えていた海が見えなくなりました。





   *   *   *





昨日、中学を卒業した息子と二人で七ヶ浜町をまわってまいりました。



ここに街があったといわれても気付かない場所を見、


中学校グラウンド内にある大規模な仮設住宅群を見、


新旧の防潮堤の高さの違いを見、



親子共々いい見聞になりました。




七ヶ浜在住の、小野寺さん(デラさん)からは


ご自分の当日逃げた状況、


知らない者同士で助け合った様子、


息子と同世代の中高生が活動した話、



などを実現場で当時の写真を見ながらお聞きでき、



 ”来てよかった”



と話しています。




きっと、、、


現地に来なければわからない何かを感じてくれたのだと思います。




でらさん、

雨の中、ご案内いただきありがとうございます。







デラさんからは、

「これから10年目の様子、

20年目の様子が伝えられると思う。

その時、


この4年目の春に見たこと、


その見聞をぜひ思い出してくれたらうれしい。」



そして、


「ここに来た中高生達のほとんどは、


また来たくても一人では来れないという、


もどかしさや悔しさを持ち帰る。


そういう思いで心が繋がっている。」



というお話をしてくださいました。






滞在時間は2時間弱でしたが、、、

これからまだまだ続く復興の過程の中、

4年目の春に貴重な経験ができました。



七ヶ浜の皆さん、ありがとうございます。



これからも、”共に前へ!”





-END-