こちらは、宮城県七ヶ浜町の新防潮堤。
手前にある約3mの旧防潮堤の2倍以上の6mを超える高さになります。
傾斜を緩やかにして威圧感を減らしてはおりますが、場所によってはこれまで見えていた海が見えなくなりました。
* * *
昨日、中学を卒業した息子と二人で七ヶ浜町をまわってまいりました。
ここに街があったといわれても気付かない場所を見、
中学校グラウンド内にある大規模な仮設住宅群を見、
新旧の防潮堤の高さの違いを見、
親子共々いい見聞になりました。
七ヶ浜在住の、小野寺さん(デラさん)からは
ご自分の当日逃げた状況、
知らない者同士で助け合った様子、
息子と同世代の中高生が活動した話、
などを実現場で当時の写真を見ながらお聞きでき、
”来てよかった”
と話しています。
きっと、、、
現地に来なければわからない何かを感じてくれたのだと思います。
でらさん、
雨の中、ご案内いただきありがとうございます。
デラさんからは、
「これから10年目の様子、
20年目の様子が伝えられると思う。
その時、
この4年目の春に見たこと、
その見聞をぜひ思い出してくれたらうれしい。」
そして、
「ここに来た中高生達のほとんどは、
また来たくても一人では来れないという、
もどかしさや悔しさを持ち帰る。
そういう思いで心が繋がっている。」
というお話をしてくださいました。
滞在時間は2時間弱でしたが、、、
これからまだまだ続く復興の過程の中、
4年目の春に貴重な経験ができました。
七ヶ浜の皆さん、ありがとうございます。
これからも、”共に前へ!”
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