”地球の美しさと神秘さを感じ取れる人は、
科学者であろうとなかろうと、
人生に飽きて疲れたり、
孤独にさいなまれることはないでしょう”
~レイチェル・カーソン~
宮城県七ヶ浜町にある「阿川沼」。
いま、ここに白鳥などの渡り鳥が数多く飛来しています。
”あぁー、あぁー、あぁー♪”
・・・って、、、
まるで白鳥同士が会話しているよう。。。
その生き物の力強い鳴き声が、
辺りの空気をほっと和ませます。
先週、畑でのボランティア作業終了後、
その日のメンバーたちと一緒に訪れました。
現場から車ですぐの町民農園の隣に、この「阿川沼」はあります。
ここは海から1kmも離れていない場所。
当然・・・、
震災時は流された車や家屋、
そして、生活のしるしが数多く積み上がっていました。
そして、一昨年、、、
農園復活作業の折り、2mを超える雑草を刈ったところでこの沼が見えたという話。
その先足元を刈っていくと、、、
更に沼の辺に下りる階段が出てきたと…。
ここに沼があることを知らなかった方々はとても驚いたと聞きます。
この日も朝、ボラセンへ来る途中で餌の食パンを2袋買ってきたという柴田さん。
自分が自宅用で食べる食パンより1ランク上の食パンをいつも買ってくるのだそうです(^^)。
かわいくなると自然、そうなるものです(^^)。
食パンをちぎって投げると、、、
すぐ目の前、近くまで寄ってきてくれて、
すっかり人になついていた鳥たちでした。
この日は、ご近所に住む親子連れでしょうか、同じくパンなどを持って白鳥にエサをあげていました。
小さい女の子二人の"きゃっ、きゃっ"とした張りのある響きに心が晴れました。
・・・この場所がきれいになって、
鳥たちが戻ってきて、
本当によかったですね。
そんな憩いの時間の中でも、
沼の辺に半分沈んでいた冷蔵庫の扉。。。
・・・やっぱり目に付きます。
まだまだ震災の爪痕は残っています…。
一緒にいたメンバーの方々が沼の辺から引き上げ片付けました。
* * *
”白鳥が
すっと進んで
透き通る”
昨日偶然買った「お~いお茶」のパッケージに書いていた俳句。
小学生の部(幼児含む)大賞の作品だそうです。
阿川沼で見た白鳥たちの、
しゃんとした優雅で澄んだ泳ぎ姿を思い出すよな・・・いい俳句です。
自然と一緒に・・・、
"共に前へ!"
-END-
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