今朝の千葉・柏はあいにくの雨模様。
なれど、庭のアジサイは輝きを増しています。
その輝きは、雨の雫がついた花びらから。
まるでダイヤのような玉が花びらの上にのっかってます。
アジサイは七変化といわれ、このアジサイは、色が白からピンクに、そして紫に変わる種類のようです。
こちらは白からピンクに変わったばかりの頃。
ホント若々しい姿です。
ところで、アジサイの花の色ですが、
色素によるものではなく、土の質(ph)によると言われています。
アルカリ土壌では赤色に、
酸性土壌では青色に咲くと聞きます。
買って来たときは青色だったのに、庭に植えたら赤紫になったというケースは、どうやら土壌によるもののようです。
やっぱり、アジサイは七変化。
--- 環境によって自らの色を変える。
生きていく知恵を教わります。
* * *
さて、アジサイの花ですが、
実は、目に見える花びらは、飾り花(装飾花)といいます。
その飾り花をかき分けていくとあるのが、ふつうの花(通常花)。
うちのアジサイは、まだ、花弁(ガク)が完全に開いていないので、まだ雄しべと雌しべが中に隠れています。
でも、これがほんとのアジサイの花。ここに生殖本能があるのです。
--- 見えないところに大事なものがある。
私たちの日常でもよくあることです。
* * *
大切なものは目に見えない。
サン・テグジュペリの『星の王子様』に、このフレーズが出てきます。
「本当に大切なものは、目に見えないんだよ」
仲良くなったキツネとの別れ際、王子がキツネから教えられる言葉です。
お金やモノよりも大切なものがあるという教え。
”そっちの方にも目を向けようよ”
ということだと思います。
* * *
アジサイの飾り花の中で、しっかりと生を営んでいる部分があります。
そう思ってアジサイを眺めると、、、
まるで装飾されている花びらたちが本当の花の部分を固く守っているように見えてきます。
寄ってたかって大事なものを隠しているような(笑)。。。
やっぱり自然の営みは不思議と面白いものです。
もっと、濃い紫色になぁれ~!
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