昨日は「一ツ橋」界隈で仕事でした。
お昼休み、食事がてら外に出た際、「一ツ橋」そのものを久しぶりに渡りました。
「一ツ橋」の名の由来は、、、
その昔、徳川家康が江戸に来た頃、この川に大きな丸太一本の橋がかかっていたといいます。
だから「一つ橋」。
単純でシンプルなネーミング。
こういのがいいですね。
その一ツ橋をわたって皇居側に歩くと、見えてくるのが「平川門」。
この辺り、
お昼休みでも、ジョギングする方が沢山いらっしゃいます。
以前、日比谷に勤めていた頃もそうでしたが、
お昼のチャイムと同時に、ぱっとランニング仕様に着替え、
颯爽と皇居周りを走りにいく同僚がおりました。
20~30分走り、戻って昼食して午後からまた仕事に就く。
いやはや、その体力と時間の使い方に脱帽したものです。
* * *
昨日は仕事で、「礼節」が大事ということを実感しました。
去年の秋口から、ずっと関わってきた日本企業の海外進出案件。
そのうちの一つ、
あるパートナーさんと一緒に検討を進めてきた一つのプロジェクトが、どうも思わしくありませんでした。
日本の仕様と文化、そしてやり方を、そのまんま海外拠点でも水平展開しようというもの。
国によって、商習慣も違うし、通関方式も違うので、いま2国目を進めているなか、無理が続出し、スケジュール的にも追い込まれていました。
その中、うちのメンバーたちも出来る事を一生懸命提案していたのですが、昨日、突然、そのパートナーの方から一方的に”自分たちだけでやる”という宣言がなされたんだそうです。
ずっと進めてきた協調関係を止めると。。。
ここまで考えてやろうとしたプランに無理があったという結末で、
自分たちで始末をつけるため、別のやり方でやることにしたという方向転換。
別にいいんですがね。。。
こちらも検討に相当人手を使うし、リスクも高かったし。。。
でも、何の前振無しなんですよ。
これ、もう信頼できる関係じゃない。。。
しかも、その場、、、
私たちが代替案を前日夜から現地と電話会議をして立てたプランを提示するため、こちらから打ち合わせの場を設けたテーブルなんです。
その場に行ってもらったメンバー二人、
言うまでもなく複雑な心境で帰ってきました。。。
* * *
夜、その報告を聞いて、私たちはすぐ、これまで協力を惜しまず対応してくれている海外現地パートナーの担当者と電話会議をし、本パートの検討も調達も人手の手配も一旦ストップの電話会議を行いました。
前日夜、当日午前、そして当日夜と連続の電話会議です。
内容は、まさしく朝令暮改。。。
それでも、みんな丁寧に状況説明をしてくれて、これからも続く仕事の信頼関係は維持してくれました。
* * *
ここで思ったのが「礼節」です。
いかなる事情があるにせよ、
いかなる状況に追い込まれたにせよ、
これまで一緒にやって来ている、ヒト、パートナーには、懇切丁寧に情報をお届けする。
方針が転換するにせよ、
朝言った事が夕に180度変わろうとも、
即、真摯に事実を伝え、自責の言葉で相手にメッセージを届ける。
こういう営みって大事だな、、、と反面教師的にも痛感した次第です。
まだまだこの「始末」は今日も続きます。
この始末を後腐れなく片付けるのも大事な仕事です。
そう、終わり方って大事。
言いたいこと、悔しさ、愚痴、、、などあれど、
相手にも言い分と事情があるもの。
またどこかで一緒に仕事をする機会もあるかもしれません。
こちらは「礼節」を重んじて対応したいと思います。
二伸:
ブログを書いてかなり冷静になることができました。
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