土嚢袋のこと、瓦礫のこと | 〜 シゲさんの「疾風勁草」ログ 〜

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2014.6.1~ReNew!

〜Photologue〜

写真一枚からの日常ログを書き綴っていきます。

それと、、、(不定期になりますが)
東日本大震災から丸三年が過ぎた今、自身で経験したボランティア活動を一枚の写真から振り返っていきたいと思います。


先日東京で行なった、


「七ヶ浜社協の星さんを囲む会」に集まったメンバー一同で、七ヶ浜ボランティアセンターに土嚢袋2,400枚を寄付しました。

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会の翌日、
七ヶ浜に向かった自分が賛同者の気持ちとともにボラセンにお届けしました。


ご賛同者の皆さん!ありがとうございました!(礼)



この写真の量が土嚢袋2,400枚分になります。


購入したのは、こちらの渡辺金物店。


七ヶ浜町の隣を流れる貞山川のそばにある地元多賀城市のお店です。


こちらの店舗も津波の被害にあっています。

七ヶ浜ボラセンスタッフの小野寺さんが指をさしている高さまで浸水したそうです。


壁にはくっきりと水の跡が痛々しく残ってありました。



こちらのお店では土嚢袋50枚で1,050円。


アマゾン等で購入するより若干高かったのですが、、、


ボラセン事務局に相談したところ、せっかくならば地元から買ってもらえたらうれしい旨のお返事。


店主の渡辺さんも大変喜んでくれました(笑)。


お店にはまだまだストックが。

この縛っている単位は、50枚×4袋×2束で400枚あり、今回こちらを6つ購入したことになります。


ただ、この量は、一日の現場であっという間になくなります。


私の最終日の活動だけで400枚以上使いました。

現場はその他にもありますので、

もしかしたら 一日で今回寄付した分を使い切ってしまったかもしれません。


ということで、まだまだ土嚢袋は必要です!


特に現在、七ヶ浜では「田んぼ復活大作戦」を実施中。
土を掘り返して瓦礫を取り除く作業はまだ始まったばかりです。土嚢袋はいくらあっても足りない状況なんです。



今回、長野から来られた長電観光ツアーのリピータさんたち。

バスの中に土嚢袋を一袋50枚、多い方は800枚をバスのトランクに詰めて七ヶ浜に来てくれました。

つながる援助に感謝です。


   *     *     *


「瓦礫」のこと。


 --- 瓦礫は住んでいた頃の財産。


そう、今は瓦礫でも、、、

津波の直前までは生活の必需品だったものばかりです。


今回も、田んぼの中から、実に大切であろうものが沢山ありました。

 お金の入った貯金箱、
 アルバム、記念写真、
 戦争の勲章、
 クレジットカードやCOOPカード、
 レコード、
 カセットテープ、
 炊飯器や扇風機、
 毛布、
 学校名が入ったジャージ、
 そして、2つきちんとおさめられていた結婚指輪。

などなど。


「瓦礫」と一括りには言えないものばかりです。。。



震災から一年立っても、、、

未だ土中に大切な財産が埋まっています。



 一日も早く救出したいものです。


 一つでも多くお返しできたらと思います。


-END-