品川駅を新高輪口に出て、右前方に進むと、
プリンスホテル敷地内に「さくら坂」という坂があります。
坂道の蛇行したカーブと、道路に覆いかぶさるように咲く老桜の枝ぶりがよく、私の好きな花見スポットです。
今年は桜の開花が遅れていますので、今週末が見頃になるでしょう。
今年はぜひ見に行きたいと思います。
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先日、仕事の関係で、その「さくら坂」の上にある新高輪プリンスに行く機会がありました。
---実はホテルの庭園を見るのが好きです。
その日はツバキの花が綺麗に咲いてました。
話は変わりますが、、、
写真家の土門拳さんが、晩年に書いた「花」についての一文があります。
「人間は自然を支配しようとしてきた。
しかし、一輪の花の表情すら人間は左右できないのである。
まず花を撮る場合、
その花をじっと見るのである。
そして孤独な花と対話することだ。
対話して微笑してくれたら、シャッターを切る」
~「ぼくの写真学」より。
”達観した写真家の心境”と、新聞で紹介されておりました。
--- ”孤独な花と対話する”…
花一枚とて写真家として正面から対峙しているんですね。
だから土門拳の作品には圧倒されるわけです。
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そしてその他の植物たち。
サクラはまだ固いツボミのままでしたが、一本早咲きの河津桜が咲いていました。
芝生のレストランには紅かなめの生垣。もう少ししたら更に燃えるように真っ赤に染まるでしょう。
百日紅(さるすべり)。枝ぶりがいいです。こちらは夏の間の約3ケ月間、花が咲き続けます。

最後の一枚。
再びピンクのツバキ。
なんとなく希望を感じる立ち姿。
顔を上げ、空をしっかりと見上げていて、とても凛々しい表情の一枚になりました。
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さぁ今日が新年度初日スタート日。
目標を新たに、頑張って参りましょう。
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