高輪の「ツバキ」 | 〜 シゲさんの「疾風勁草」ログ 〜

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2014.6.1~ReNew!

〜Photologue〜

写真一枚からの日常ログを書き綴っていきます。

それと、、、(不定期になりますが)
東日本大震災から丸三年が過ぎた今、自身で経験したボランティア活動を一枚の写真から振り返っていきたいと思います。

品川駅を新高輪口に出て、右前方に進むと、

プリンスホテル敷地内に「さくら坂」という坂があります。


坂道の蛇行したカーブと、道路に覆いかぶさるように咲く老桜の枝ぶりがよく、私の好きな花見スポットです。


今年は桜の開花が遅れていますので、今週末が見頃になるでしょう。


今年はぜひ見に行きたいと思います。


 

   *   *   *



先日、仕事の関係で、その「さくら坂」の上にある新高輪プリンスに行く機会がありました。



 ---実はホテルの庭園を見るのが好きです。



その日はツバキの花が綺麗に咲いてました。



まず、定番の赤。
~ シゲさんの「疾風勁草」ログ ~

八重咲きの白とピンク。ティッシュペーパーのよう。
~ シゲさんの「疾風勁草」ログ ~

花びらの断層が美しい可憐なピンク。
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話は変わりますが、、、


写真家の土門拳さんが、晩年に書いた「花」についての一文があります。



 「人間は自然を支配しようとしてきた。


 しかし、一輪の花の表情すら人間は左右できないのである。


 まず花を撮る場合、


 その花をじっと見るのである。


 そして孤独な花と対話することだ。


 対話して微笑してくれたら、シャッターを切る」


     ~「ぼくの写真学」より。



”達観した写真家の心境”と、新聞で紹介されておりました。



 --- ”孤独な花と対話する”…



花一枚とて写真家として正面から対峙しているんですね。


だから土門拳の作品には圧倒されるわけです。


   *   *   *



そしてその他の植物たち。


サクラはまだ固いツボミのままでしたが、一本早咲きの河津桜が咲いていました。

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芝生のレストランには紅かなめの生垣。もう少ししたら更に燃えるように真っ赤に染まるでしょう。

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百日紅(さるすべり)。枝ぶりがいいです。こちらは夏の間の約3ケ月間、花が咲き続けます。
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最後の一枚。


再びピンクのツバキ。

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なんとなく希望を感じる立ち姿。


顔を上げ、空をしっかりと見上げていて、とても凛々しい表情の一枚になりました。



   *   *   *



さぁ今日が新年度初日スタート日。


目標を新たに、頑張って参りましょう。



-END-