先日帰省した時の父母の話。
昨年10月に姪っ子の結婚式で撮った二人の写真が、どうも色あせて来たとの相談を受けたことから話が始まります。
その写真、よく見ると、私がデジカメで撮影し、全枚数を叔父に渡した中の一枚。
叔父はその一枚を自宅プリンタで印刷し、父母に渡していたのでした。
その写真、日向むきに置いていたため、白っぽくなっています。
自宅プリントなので劣化が早かったのでしょう。
当日、ちょうどPCを持っていたので、該当の写真が保存されていることに気づき、
では、カメラ屋さんで新しくプリントしてあげようと思い(元々自分がプリントして渡せばよかったという反省の念もあり)準備していると。。。
まず70歳になる母が興味津々。
73歳になる父もSDカードを見てキョトン。
父は元々カメラ好きでしたが年と共に機械から離れ、
母は自分の育てた花を撮りたいと前から考えていたようです。
そう、二人の好奇心に少しだけ火が点ったようでした。
これはチャンスだ!
父は、最近になって、もの忘れが出始め、昨年、引退後勤めていた地元社会福祉協議会を退職、母もよせる年齢にあわせて行動がややあやしい雲行き。
二人とも70の手習いです。
電源の入れ方、
充電の仕方、
撮影の仕方、
再生の仕方、
消去の仕方、
望遠の仕方、
プリントの仕方、などなど覚えることがいっぱい(笑)。
気持ち切れながらも、休み休み触って練習していました。
今では、お互い、散歩などに持って歩いて撮影を楽しんでいるようです。
* * *
再び、70の手習い。
もう出来ないと自分で決めてしまったらそこから新しい一歩は踏み出せません。
でも、高齢者でも、子供でも、きっかけに気づき、周りからの一押しがあれば一歩進むことができるんですね。
"やってみようよ!"
こちらから無理だろうと見ずに、ヒトの挑戦の意欲に声をかけて行きたいと思いました。
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