青森県との県境にある岩手県洋野町。人口1万9千人の町。
岩手・宮城・福島3県の沿岸自治体で唯一、死者・行方不明者がゼロの町。
その理由は、「とにかく逃げる」の徹底。
↓河北新報OnlineNetworkより
過去二度の三陸津波の教訓から、津波に対しては「逃げるが勝ち」だと。
津波の後の活動のため、消防団自身も住民を高台に逃した後は「とにかく逃げる」。
消防団も「逃げる」から住民も「逃げる」。
住民は、後で逃げる人がいる認識があるから「早く、必死に逃げる」。
この意識は日頃の訓練の賜物だそうです。
その訓練でやってきたこと(特筆の部分)。
- 消防団も「逃げる」という退避行動を訓練に追加した。
- 高台から低地に下る道路を封鎖する手段を取り入れた。
※戻る人を許さない。
たしかに今回、亡くなった方のうち、一度高台に避難してから低地に戻り、
津波に飲まれた方が多くいました。(合掌)
それと住民防災会の方々の津波への意識がとっても高い。
- 過去の地震を教訓として語り継いできた。
- 高台へ上る避難路の草刈りをして整備していた。
(逃げるとき、道とわかるように)
”備えあれば憂いなし”とはまさにこの事。
日頃から、「マサカの坂」を想定して、その坂が来た時どうするかをしっかり考えておくというコト。
また、自分の町の災害の歴史をふまえ、その特性・特徴を生かしたやり方を住民皆で考えるというコト。
これ、家庭における被災時の備えと同じですね。
水、食料、避難場所等々、自分の家のルールを日頃から考え、備えておかねばと考えさせられたNEWSでした。
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