津波犠牲者ゼロの町!- 備えあれば憂いなし - | 〜 シゲさんの「疾風勁草」ログ 〜

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2014.6.1~ReNew!

〜Photologue〜

写真一枚からの日常ログを書き綴っていきます。

それと、、、(不定期になりますが)
東日本大震災から丸三年が過ぎた今、自身で経験したボランティア活動を一枚の写真から振り返っていきたいと思います。

青森県との県境にある岩手県洋野町。人口1万9千人の町。


岩手・宮城・福島3県の沿岸自治体で唯一、死者・行方不明者がゼロの町。


その理由は、「とにかく逃げる」の徹底。


↓河北新報OnlineNetworkより

岩手・洋野町、犠牲者ゼロ 「まず逃げて」訓練奏功


過去二度の三陸津波の教訓から、津波に対しては「逃げるが勝ち」だと。

津波の後の活動のため、消防団自身も住民を高台に逃した後は「とにかく逃げる」。


消防団も「逃げる」から住民も「逃げる」。

住民は、後で逃げる人がいる認識があるから「早く、必死に逃げる」。

この意識は日頃の訓練の賜物だそうです。


その訓練でやってきたこと(特筆の部分)。

 - 消防団も「逃げる」という退避行動を訓練に追加した。

 - 高台から低地に下る道路を封鎖する手段を取り入れた。

  ※戻る人を許さない。

  たしかに今回、亡くなった方のうち、一度高台に避難してから低地に戻り、

  津波に飲まれた方が多くいました。(合掌)


それと住民防災会の方々の津波への意識がとっても高い。

 - 過去の地震を教訓として語り継いできた。

 - 高台へ上る避難路の草刈りをして整備していた。

  (逃げるとき、道とわかるように)


”備えあれば憂いなし”とはまさにこの事。


日頃から、「マサカの坂」を想定して、その坂が来た時どうするかをしっかり考えておくというコト。

また、自分の町の災害の歴史をふまえ、その特性・特徴を生かしたやり方を住民皆で考えるというコト。


これ、家庭における被災時の備えと同じですね。

水、食料、避難場所等々、自分の家のルールを日頃から考え、備えておかねばと考えさせられたNEWSでした。


-END-