以前読んだ、佐野洋子さんのエッセイに、
余命宣告されて、すぐに外車の販売店に行って、
一千万円くらいの『ジャガー』を
「これ下さい」
と言って買った。
と書いてありました。
ジュークボックスの事を書いて、
思い出したのは、そのことでした。
佐野さんは72歳でお亡くなりになっています。
でも、私にそんなことが出来るだろうか?
余命宣告されたって、
絶対じゃない。
寿命だけはわからない。
佐野さんのような潔い生き方は出来ない。
したくないと思います。
同級生シリーズ④[55・56年]の6人目は、
上沼恵美子さんです。
上沼さんは歌手というくくりではないですが、
天童さんと争うほど、
歌が上手いです。
私が初めて上沼さんをテレビで観たのは、
[海原千里・万里]
として、漫才でデビューされた時です。
「高校生漫才師」
と漫才のネタの中で言われていて、
私はびっくりしました。
「天才だ」
と思いました。
「高校生だと~?」
ひっくり返るほどびっくりしました。
漫才を引退されて、
上沼恵美子として復帰されて、
たくさんテレビで観てきました。
人の見方はいろいろだと思いますが、
私はずっと、
「この人は天才や。」
と思っています。
以前千里・万里としてのデビュー曲
「幼なじみでおないどし」1973年
のことを書いたことがありますが、
今日は
[大阪ラプソディー]のいろいろを
お借りしたいと思ます。
上沼恵美子(1955年4月13日生まれ)
(海原千里・万里)
[大阪ラプソディー]1976年
作詞 山上路夫
作曲 猪俣公章
編曲 藤田はじめ
お借りします。
漫才の中で、
♪映画を見ましょか♪
の部分をお姉ちゃんが歌っているので、
お姉ちゃんが、
「私が歌ってるんです」と言うと、
「そうそう、これがなかったらもっと売れてましたわ」
と返されるのが、何回聴いても面白かったです。
お二人とも、
とても美しい時代です。
上沼さんおひとりのバージョンです。
この頃になると、本当に歌い継がれる名曲になっています。
バックの方々、スゴイです。
さすがの上沼さんも緊張されているかな?
最後に、
天才高校生漫才師の漫才を
もう一度。
天才や。