2013年度宅建試験を振り返る | 独学で宅地建物取引主任者(宅建)試験にリベンジ合格!

独学で宅地建物取引主任者(宅建)試験にリベンジ合格!

趣旨・利益考量・価値判断まで掘り下げて説明するので、暗記に頼らず、無理なく身に付き、事例問題にも対応できます。権利関係に苦手意識を持っている宅建受験生を応援します!

みなさん、こんばんは。


矢萩ヒロシです。


宅建試験から1週間が経ちました。


受験された方、お疲れさまでした。


雨の御蔭で受験率が9年ぶりに80%を下回ったそうですね。


でも、本気の人は雨でも受験しますから、難易度には関係ないでしょう。


宅建業法が優しかったため、合格ラインは昨年よりも上がるだろうと予想されているようです。


昨年の合格ラインは33点、今年は34点と言われています。


一方、権利関係、とくに民法が難しかったことが今年の特徴だと思います。


具体的には、問4:留置権、問6:保証、問8肢1:緊急事務管理行為が挙げられます。


今年の民法は、条文を参照しながら勉強するという本来あるべき姿勢の有無が試されたような気がします。


ほとんどのテキスト、基本書は試験で問われる知識を羅列(られつ)するだけで、それが条文なのか、判例なのか等の根拠が示されていません。


宅建試験に合格することだけが目的なら、そのような勉強方法でもごまかすことができるでしょう。


また、権利関係はほどほどに済ませて宅建業法等で点数を稼ぐという戦略も有りなのかもしれません。


しかし、合格後に実務家として活躍することを考えますと、そうはいきません。


つまり、根拠が分かっていないと、法律改正や判例変更への対応ができにくくなります。


そして、権利関係を苦手なままにすると、仲介をする際に力不足が同業者や御客様に悟られ、恥をかき、信頼を失いますし、稼げません。


逆に、宅建業法等が苦手でも、調べればすぐに答えが分かりますし、毎回同じ知識を使うので自然と覚えられます。


ですから、是非、条文を参照しながら勉強してください。


条文の記載があるテキスト類を使うか、六法を購入して参照するか、のどちらかをなさってください。


合格後に実務についたときに、成約できるか(稼げるか)否かを左右するのです!


今日は説教臭くなってしまいました。


ごめんなさい。


最後まで読んでくれて、有難うございました。