2010年1月中旬に前立腺炎にかかってから慢性前立腺炎に移行、完治するまでをまとめてみました。なお、忘れている所もありますのでその点は当時のブログの方が正確です。

 2010年1月中旬、会陰部の奥がシクシクと痛み出しました。かかりつけの内科に行くと『50代の男性には良くあるんですよ』との事。 

 クラビット500を1週間分処方されました。が、治りません。しだいに痛みが増してきます。

 そこで1月の終わりに竹ノ塚のげんき泌尿器科に行くことに。

検査の結果まだ菌はいました。

 ニューキロノン系とは違う系統の抗生剤を処方されました.(薬の名前は忘れました。)

 前立腺が腫れているとの事でセルニルトンも処方されました。

2週間抗生剤を飲みましたが、菌はなくなりません。今は抗生剤に耐性をもった菌がいるので菌にあった抗生剤が必要だとの事。同じ系統の抗生剤を使用している方は別系統を試してみては?ニューキロノンだけが抗生剤ではありません。

さらに2種類使いましたが、ダメで、セファム系を使いようやく菌は消えました。

 これが4月の初めです。

さて ここからが、本番です。

 この時私の体重は64kgから62kgに落ちていました。体脂肪率は25%。

抗生剤の副作用で下痢気味で腸から栄養が取れずに筋肉が落ちていました。

ホッとしたのもつかの間、全身を痛みと経験した事のない不快感が襲います。

 お腹や太腿、ペニスがどす黒くて冷たい。なんだこれは・・・?

 そこに処方されたのが八味地黄丸、

これで治るのか? 2週間飲んだけどまったく変化なし。


再びネット検索で治療法を探します。

色々ありました。高橋先生とか菊名の病院とか。

私が選んだのは巣鴨のえびでんす。鍼灸院です。


 なぜ針治療を選んだのか?薬で治るなら、げんき泌尿器科でも治るはず(先生も熱心にやってくれましたし)

 この選択は正しかったと思っています。

さて4月の終わりにえびでんすに行くと『足の指を曲げられますか?』と聞かれました。

 そんなの簡単。と指を曲げようとしたらまったく曲がらない。と言うより動かない。

 筋肉が全然ダメですね。と言われました。ちなみにこの頃体温は35度cを下回っていました。

この日から月に3~4回針治療を受けました。明らかに効果はありました。

運動をするように指示を受け、筋力アップと有酸素運動を始めました。

2週間ぐらいで効果が現れ、腿とお尻の痛みが和らいでいきました。

 ペニスや腿にも血の気が差し暖かくなってきました。

1年ほどえびでんすには通いました。筋力アップの為、足立区の我が家から巣鴨まで12Kmを雨の日以外は自転車で行きました。

 後は下半身を中心とした運動を繰り返してきました。ランニング、自転車、腹筋、背筋、腕立てなどですね。

ちなみに人間の筋肉の70%は下半身にあるそうなのでそこを鍛えるのが効率的なんです。

 2年ほどでかなり良くなりました。体重は60Kg,体脂肪率は17%になりました。それでもぶり返す事もあり、また、治った人の話もない為不安感が大きくなったりしたものです。

八味地黄丸は3年ほど市販品を飲んでいました。また、ドラッグストアのすすめで血行を良くする為朝鮮人参のお茶を飲んでました。効果は?です。


 少しずつ良くなり4年ほどで全快したと言えました。この頃には体温も36度cを超えています。


 効果があると言えば、肛門が痛くなる事が多かったのですが、ぢの薬(塗り薬)を塗るととても楽になりました。


 なぜ、こんな方法(運動)で良くなるのか?私の経験から

それは慢性前立腺炎は何か特別な病気ではなく筋肉の痛みだからです。

50肩などと同じですね。弱りきっている筋肉が悲鳴を上げているのです。

だから、薬では治らないのです。薬では筋肉を作る事、血行を良くする事は出来ません。もちろん菌がいる場合は別です。

 愚直に筋肉を鍛え、有酸素運動をして血行を回復させる事が大切だと思っています。

 私も運動はキライでできればやりたくありません。薬で治るものなら私もそうしますけど。

 よく、慢性前立腺炎の方のブログに、『散歩しています』と書かれていますが、もっときつい運動をしないとダメだと思います。散歩で筋肉が鍛えられるならお年寄りはムキムキです。                                   医者はきつい運動を指示して問題が出るのを警戒して当たり障りの無いことしか言いません。所詮他人事です。

あなたの主治医はあなたの体に触りましたか?皮膚の状態を見ましたか?薬を処方するだけではありませんか?

 残念ながら医者にはほとんど筋肉の事が分かる人はいません。スポーツ医学の関係者以外は。

ちょっときつい書き方になりましたが、私はリハビリをしているつもりで病気と闘ってきました。

 最後にこの病気で苦しんでいる方の少しでも参考になればと思います。