おはようございます。
昨日に続いて『荘子』から。
昨日のブログを読んでいただいてもわかる通り、『荘子』のあちこちに孔子の悪口が書いてあります。
よほどアンチ孔子だったんでしょうね
そんな『荘子』ですが、どんなことが起こってもOKで、自分が全く傷つかない方法が書いてあるのですが、興味ありますか?
至人之用心若鏡、不将不迎、応而不蔵、故能勝物而不傷。
ーー『荘子』応帝王篇
人生の達人は、心のはたらきが鏡のよう。
何ものも見送らず、何ものも出迎えず、ただ目の前に起こっていることを映し出すだけで、それを手に入れようとかしまいこもうとすることがない。
だから、どんなものよりも強くて、自らも傷つかない。
感情などの心のはたらきというのは、外の世界で起こったことをただ映しているものであり、そこにとらわれ、執着し続けることが苦しみなんだ、ということです。
手に入れようとか、しまっておこうという欲そのものが弱みになってしまうんですね。
弱みがなければ傷つくこともない。
そういう論法なんだと思います。
それでは、出かけてきます。